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2012-05-18 12:42:09

GoogleがKnowledge Graph(ナレッジ・グラフ)をリリース

テーマ:Google
Googleが5/16とうとうKnowledge Graphをリリースしました。
参考:グーグルが検索結果を分類表示する新機能「ナレッジ・グラフ」を発表(CNN.co.jp)

日本のGoogleにはまだ未搭載ですが、
すでに英語圏のGoogleでも試すことができます。

CNNの記事にもあるように、
「人間は単語を現実世界で使われている意味と結びつけることができる。だがコンピューターにとって、単語はただの文字の羅列に過ぎない」
から
「検索したかった通りのものを検索することができる」
ようにしたということです。

例えば、「東京スカイツリー」であれば、
今なら「オープン日」や「高さ」や「場所」なんかを知りたい人が多いでしょう。
ところが、Googleのオーガニック検索は「東京スカイツリー」という文字列を認識し、
その文字列にマッチするページやサイトをユーザーに提示するというやり方でした。
それが、ナレッジグラフによって、
「東京スカイツリー」と検索する人は「高さ」や「オープン日」や「場所」を知りたいんだろうなとして、
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-東京スカイツリー検索結果
と表示するということになっているということだと思います。
(ちなみに、Sumida Towerになってますね)

Googleは5億ものエンティティ(日本語に訳すのは難しいですが、仮想、現実問わず存在するものや実在する物、事象とでも言うのでしょうか・・・ナレッジグラフの対象になるものとしてエンティティという言葉で覚えてしまったほうがしっくり来る気がします)に35億以上の事柄を関連づけているとのことです。
「東京スカイツリー」で言えば、
エンティティが「東京スカイツリーで」それに関連するのが、
オープン日は2012年5月22日、高さは634メートル、32階建てetc
となっているわけですね。

ここに表示される内容はエンティティによって異なっており、
「東京タワー」だと、
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-東京タワー
オープン日などは出てきません。
今更、東京タワーのオープン日など誰も気にしてないでしょうから。。。
これらがどういう仕組みで出す物が変わっているのかですが、検索クエリの状況等を見ているようです。
なお、データに関しては、Freebaseや、Wikipedia等を参照しています。

これまで、スカイツリーについて知りたいなと思ったとき、
直接Wikipediaに行ったり、「東京スカイツリー wikipedia」と検索したり、
Googleの検索結果からWikipediaを訪問したりするケースが多かったのではないでしょうか?
今後、欲しい情報のある程度がGoogleのナレッジグラフによってSERPs上で見られるとしたら。。。

なお、ナレッジグラフについてはSEO Japanさんに非常に詳しい記事がありますので、一度そちらをご参照ください。

なお、会社名などで検索すると出るとことと出ないところの基準が不明です。(というか関連する人物しか出ませんが;Appleは出るけれど、GoogleやYahoo!は出ない)
このあたりは、さらにGoogleが情報量も増やし、精度も高めて行くものと思われます。

日本にも到来した際には、このナレッジグラフで出てくる情報をどうコントロールするか?
ということに話題が行くことになるかもしれません。
出現ロジックについてさらに調査して、機会があればこちらでご報告させて頂ければと思います。

ナレッジ・グラフについて明るみに出た際には、オーガニックサーチにも影響が出てくるのでは?という話も所々で出てきましたが、
現状ではオーガニックに大きな動きがあったことは確認できていません。
今後、オーガニックに出てくる情報もさらにユーザーの意図を予測したものになっていく所謂セマンティックになっていくのかもしれません。
ただ、現状でもユーザーが意図した情報が出てくれば先ほどのWikipediaの話ではありませんが、GoogleのSERPsを見て行動が完結してしまう可能性あると思います。
日本に到来した際には、アクセス解析等を一度きちんとしてみる必要があるかもしれませんね。
また、現在はSEO Japanさんの記事にもあるように、ここからのアクションやアクションへの誘導はつけられていません。
ただ、もしここからのアクション(例えば「スカイツリー」のチケットが購入できるようになったり、そのサイトへのリンクがついたり、乗り換え案内ができたり、乗り換え案内へのリンクがついたり)がついてしまったら、検索行動やトラフィックの流れが大きく変わることになってしまうことでしょう。
今後の変化に注目していきたいと思います。

[おまけの検索結果]
Unitedで検索すると、
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-United検索結果
勝手に推測して外すようなことはしません。

Susumu Fujitaで検索すると、
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-Susumu Fujita検索結果
・・・「ユーザーの意図」を汲み取ってくれなかった模様です(笑)
なお、日本の経営者では出てくる人はそれほど多くないようです。

そんな中、
$CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-大島優子検索結果
さすがです。。。
なお、AKB48においても出るメンバー出ないメンバーいろいろなので、あなたの推しメンを検索してみてください(笑)
2012-05-16 15:27:08

リスクを考えた“取り返しのつく”リンク施策を

テーマ:SEO
年々Googleが強めているリンクへの対応。
ウェブマスターツールの警告からはじまり、目視中心のランクダウン、そしてペンギンアップデート。
GoogleのPageRankの操作は許さないという強い意志が見られます。

PageRank操作。
いわゆる「外部施策」とか「リンク施策」と呼ばれるもののうち、
人工的なリンクを用いてリンクジュースを獲得することです。
良い悪いは別として、過去に遡ってどのようなことが行われて来たのか少し振り返ってみましょう。

①相互リンク
ウェブマスターのリアルでのつながりをベースにしたものだけでなく、
SEO目的に「相互リンクしましょう」というメールを送り、
テーマが関係あろうがなかろうが相互リンクをしまくるというもの。
相互リンクをネットワーク化したようなものもあります。
ペンギンアップデートでも過剰に相互リンクを行っているサイトはランクダウンしているものもあるようです。
また、きちんと管理されていないサイトと相互リンクした場合、
何かあってもリンクを解除してくれない場合があるかもしれません。

②自動登録型の検索エンジン、ディレクトリ集登録
先の記事「過去のSEO施策に注意~ペンギンアップデート
でも触れましたが、自分で登録できる検索エンジン型のリンク集への登録です。
一括登録ソフトも出回り、アダルトサイトだろうが出会い系だろうが、
なんでもかんでも登録されているリンク集。
現在は効果がないばかりか、ペンギンアップデートはじめリスクがあると思います。
そして、これらリンク集ではリンクを削除できないものがあることは覚えておく必要があります。

③自作自演リンク
自作というか、日本ではSEOベンダーに依頼するほうが多いかもしれません。
私も立場上(笑)これが悪いということは言いません。
また、自分でサテライトサイトを作るということもこれに当てはまります。
ただ、これらはやり方によってはリスクがあるのが現状です。
特にテーマがマッチしていなかったり、アンカーテキストがキーワードばかりになったり、
サイトの質やリンクの張り方には十分な注意が必要です。
また、何かあったときに(無料で)「外せるリンク」であることも事前確認しておく必要があると思います。

④Pay Per Post(PPP)
③と近いですが、ブログに関連キーワードの記事投稿をしてもらって、
そこからリンクを設置してもらう方法です。
これも強く否定はしませんが、やり方によっては危険だと思います。
不自然に一時期にブログからリンクが増えすぎてしまいますし、
明らかにPPP用の記事であることがわかるような文章だと、目視されたときにはペナルティ対象になる可能性があるでしょう。
ただ、本当にユーザーがその商品なりサービスを使用してよかったときに書くような自然なブログエントリーになれば、
効果はあるのが事実です。
書くことそのものや、書く内容を強制したりするのは厳しいかもしれませんね。
また、PPPの場合は消せないリンクになるリスクがあることも注意が必要です。

⑤リンクファームへの参加
リンクファーム、リンクネットワークへ参加することです。
さすがになくなってはきましたが、
特定のSEOベンダーが契約しているクライアントへのリンクが記載されているリンク集を
そのクライアントサイトに付加するなどの手段で、
リンクファームを構成する方法です。
中には、<noscript>タグ内にこのリンクファームリンクを記述するという
二重に怪しい施策がされていることもありましたね(笑)

⑥リンクバイイング
他のサイトからリンク購入することです。
SEOベンダーのサイトからリンクを購入する形の自作自演リンクもこれに含まれると思います。
これも一概に良い悪いをは言いがたいのですが、危険がものがいくつかあります。
まったく関連性のないページからリンクされるものや、
明らかに広告と分かるリンクについては特に目視でチェックされた際に警告やペナルティを受けるリスクがあると思われます。
Googleが指示している通り、
広告として出したい場合にはnofollowを使う必要があります。
個人サイト等からリンク購入した場合は、きちんと管理されていないサイトだとリンクを外してもらえない可能性もあると思われます。

⑦配布するガジェットへのリンク埋め込み
カウンター等への隠しリンクの埋め込みが一時期流行しましたね。
隠しでないものを配布元へリンクするのであれば問題ないはずですが、
第三者サイトへ隠しでリンクするというのは危険だと思います。
ただ、今はもうこのような手法自体ほとんど存在しないとは思いますが。

他にもいろいろあるとは思いますが、代表的なものはこんなところでしょうか?
Googleはトラフィックを生むリンクかどうか?
ということがひとつの目安であると言っています。
極端な話、自作自演のサテライトであろうと、SEOベンダーが保有するサイトであろうと
必然性のある、トラフィックを生むリンクであれば問題ないと言えます。
(リンクファームなどはそもそもダメですが)
そのような要するに「質の高い」リンクというものを、
ナチュラルに集めるのか?人工的に、コストを払って集めるのか?ということなんだと思います。
その善し悪しについてはここでは語るつもりは毛頭ありませんが、
Googleが本気になっている現在、
これら多少なりともリスクのある施策を行う場合にはそのリスクや、万一のときの対応方法を正確に理解しておくことが重要だと思います。
最低限、万一のときにリンク解除ができる「取り返しのつく」リンク施策をするということを心がけたいものです。

【木村 賢】
2012-05-14 13:23:17

過去のSEO施策に注意〜ペンギンアップデート

テーマ:Google
リハビリも兼ねて久々に更新させて頂きます(笑)

さて、ペンギンアップデートがリリースされてから、3週間が経とうとしています。
【参考】良質なサイトをより高く評価するために(Googleウェブマスター向け公式ブログ)
今回のペンギンアップデートによって起こった現象は、いろいろなところで語られていますので、
ここでは詳細は割愛したいと思いますが、
アフィリエイトサイト等で大きな影響を受けたサイトがあることは、
私も確認しています。

今回のペンギンアップデートは、Google自らが語っているように、
ブラックハットSEOを行っているサイトにペナルティを与えるアルゴリズムの導入
です。
そのため、過度なSEOやGoogleが認めていないSEO施策を施していたウェブサイトの一部にランクダウンが発生しています。

その特徴はいろいろありますが、
ランクダウンしたサイトの多くは「リンク」が原因でした。
その中でも特徴的なところで、
・誰でも自分で登録出来る検索エンジンやディレクトリ型のリンク集
への登録が原因と思われるようなものが見られました。
これについては、SEM Rで渡辺隆広さんも言及されています。

「いますぐリンク」とか「LinkVisor」とか「Yomi Search」という名前を聞いたころがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
かつては今のようにブログがなかったため、個人サイトなどの小規模サイトが数多くありました。
その小規模サイトに、リンク集やディレクトリ集を設置しているサイトが多く存在しました。
それらのリンク集をCGIプログラムで作成し、(配布されたCGIプログラムを利用したパターンがほとんどですが)他のウェブマスターが自動で登録できるものが大半でした。

かつてはこれらのリンク集からのリンクにも効果がある時代があり、リンク集登録がSEOに手段として盛んに使われていました。
中には、このようなリンク集に一括登録できるソフトも販売されていました。
私も現職に就く前に、このようなソフトを使い自分の個人サイトを数千?数万?サイトに登録申請したことがありますが、確かに効果があったことを記憶しています。

しかし、これらのリンクはテーマがマッチしていないものが多かったり(ディレクトリ集の一部除く)、質の高くないサイトの中に設置されておりリンクの力そのものが弱かったりでSEOの施策としては下火になってきました。
企業サイトなどでは、承認なしでリンク出来ることからアダルトサイトは反社会的なサイトと並んでリンクされることを嫌って、むしろ禁止事項としてSEOを行っているくらいだと思います。

そんな忘れ去られた「過去のSEO施策」がここに来てペンギンアップデートによって掘り起こされてしまいました。
しかも「ペナルティ」という形で。
今回は企業の運営しているサイトで大きくランクを下げたサイトは少ないかもしれませんが、
ペンギンアップデートでは「自分で把握していないSEO施策」によってランクダウンされているケースが出る可能性があります。
これは、誰かの嫌がらせということ以上に
「過去に誰か(前任者)がやっていた施策」
ということになります。

リンク集登録をはじめとするSEO黎明期の施策を過去の担当者がやっていた。
でも、今は何もしておらず身に覚えがない。

というケースであっても、ランクダウンが発生してしまうケースが十分あります。
自分の身に覚えがないのにランクダウンしているケースは過去の施策を洗い直す必要が出たわけです。
これは、今回のペンギンアップデートが「最近行ったSEO対策」をターゲットにしているのではなく、「そのURLで行われたSEO対策」を見て来ているためです。
直近どうこうではなく、今のURLのコンディションが問題なため過去にさかのぼってリンク等は見られてしまうわけです。

さて、身に覚えがないのにランクダウンしてしまった方、特にペンギンアップデート直後にランクダウンしたサイトのウェブマスターで、身に覚えがないという方は、一度Googleウェブマスターツールからバックリンクのリストを見るようにしてください。
もしくは、SEOmozが提供する、Open Site Explorerなども有効です。
ただし、Open Site Explorerはこのケースの場合有料版を使わないとあまり意味がないかもしれないので、まずはウェブマスターツールでリンクされているURLのリストを確認して頂くのが良いと思います。

ここのリストに見覚えがないかつ質が低いページからのリンクが大量にあるようであれば、
「過去の遺産」によってペナルティを受けた可能性が高まります。
この場合ですが、大変申し訳ないのですが実際に行う機会がないため、はっきりとしたリカバリ策をここでご提示することができません。
ただ、ウェブマスターツールにリンクの警告が来たときやリンクによってランクダウンしてしまったときと同様に、(つまりは手動でランクダウンしたり警告が出たりするときと同様)
・外せるリンクはすべて外す
・外せないリンクは、リスト化しておく
ということが必要だと思います。

今回のペンギンアップデートは「アルゴリズム」なのでウェブマスターツールからメッセージを送ってもエディターが見て、審査してくれるわけではないと思います。
そのため、リスト化して送ったとしてもどうこうなるかは現時点では不明です。
まずは、外せるリンクをすべて外して様子を見たほうが良いようにも思います。
ただ、そのままではどうにもならない場合は一か八かでリストをウェブマスターツールで送ってみても良いと思います。
(ただ、その他にグレーだったりブラックだったりするSEOをやっていない場合に限るでしょう)

ペンギンアップデートの傾向を見ると、古いリンク施策をまずターゲットに絞って様子を見てきたようが感覚があります。
その施策があったら100%ダメというわけではなく、サイトそのもののオーソリティが非常に高かったり、ユーザーに非常に有益なサイトは生き残っているような印象もあります。
そのため、過去の負の遺産を打ち消すようなサイトに育っているものは今回クリアできているかもしれません。
今後もペナルティ基準は厳しくなるかもしれませんが、過去のSEOに左右されないくらいに質の高いサイトを作って行くことが重要だと思います。

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