前回までお送りした個人サイトのSEOについてですが、
3回分の要点だけまとめておきます。
1回1回が長くて要点が分かりづらかったと思うので・・・。
1、無理のないキーワードプランニングを
大手企業と競合にならないキーワードで、かつサイトのテーマと合致したものを選びましょう。
自分が無理なく、楽しんでウェブサイトを更新できるコンテンツに合致したキーワードをうまく複合キーワードなど絡めながら考えていきましょう。
個人サイトであって、そこで売上をたてるわけではありませんので、どんな人に来てもらいたいかを思い浮かべてキーワードを選んで行くと良いかと思います。
2、キーワードを意識したオリジナルなコンテンツを
個人サイトならではの、そこにしかないオリジナルなコンテンツを用意しましょう。
これによって、後に記載する「リンクをもらう」ということにつながります。
また、キーワード、特に複合キーワードを意識したコンテンツを作るとSEOがしやすくなります。
3、論理構造と物理構造を揃えましょう
ディレクトリ構造と見出しタグの物理的な階層構造は、論理的な構造と一致させるのが普通です。
そして、そのディレクトリや見出しタグ一つ一つにキーワードを持たせていくと、きれいに複合キーワードの階層構造が完成していくはずです。
4、最低限のタグはおさえる
完全なウェブ標準での記述が本来理想的ですが、個人の能力にもよりますのでできる範囲でということになると思います。SEOに必要な基本的な<title><meta><p><strong><hx>などを覚えて、あとの時間はコンテンツの生成に費やすほうが効果的だと思います。
コーディングが面倒であれば、ブログの仕組みをうまく活用するのもひとつの方法です。
5、サイト内リンクはユーザーの利便性を考慮して
サイト内リンクはユーザーの利便性を考慮して、特に縦移動、横移動がしやすいように設置することが有効です。具体的にはパンくずリストやグローバルリンク、サイトマップなどへ気を配る必要があります。
自分がユーザーだったときに思い通りにそのサイトを駆け巡ることができるかどうか客観的に見てみることが重要です。
また、リンク先の内容とアンカーの関係などは検索エンジンに大きな影響を及ぼしますので注意しましょう。
6、リンクがもらえるコンテンツを
リンクがもらえるような、役立つコンテンツ、楽しい魅力あるコンテンツを提供しましょう。
「2」でも述べましたが、その個人サイト管理者ならではのオンリーワンのコンテンツがベストです。
7、リンクされにくくしない
リンクURLやリンク方法を指定したり、URLが変わらない構造にしてリンクする人のモチベーションを下げないように注意しましょう。
自分が他のサイトにリンクを張るときはどういうときか、考えてみましょう。
8、検索エンジン・ディレクトリーは可能な限り登録を
オリジナリティあふれる優良なサイトはYahoo!のカテゴリの審査にもパスできる可能性が高いです。
サイトの内的にも外的にも良い影響を与えるでしょう。
そのほか登録できる検索エンジンやディレクトリにはなるべく登録するようにしましょう。
9、自分が保有しているサイトからのリンクを
多くのサイトを運営している人はそれだけリンクを自由にコントロールできます。
本気でSEOをしていくのであれば、多くのサイトを持っていたほうが有利です。
10、相互リンクをする
特に関連性の高いテーマのサイトはお互いのコンテンツを補完しあう意味でも有効です。
SEOのためというよりは、情報の補完とコミュニケーションを楽しむつもりで相互リンクをしてみるのも良いでしょう。
以上ざっくりと10項目に分けさせて頂きました。
もちろん、ここには書ききれないこともたくさんありますが、これをすべて抑えられればある程度までアクセスは増やしていけるのではないかと思います。
この段階まで行ったら、後々はやや難易度の高いキーワードを狙っていくということも可能かもしれません。
個人サイトであることの特性を生かして、焦らずじっくり対策していって頂ければと思います。
【木村 賢】