前回の今やっているSEOを見つめなおそう(2)では、キーワード編1 として、
直接ウェブサイトで売上を上げるためにはどのようなキーワードを選ぶべきか?
というものを考えてみました。
今回は
「商品やサービスを認知させるキーワード」
です。
これは、ある意味、テレビ広告などのマス広告と同様の意味合いを持ちます。
AISASで言う、A:AttentionとI:Interestですね。
ちなみにAISASは、
「Attention」(注意が喚起され)
「Interest」(興味が生まれ)
「Search」(検索し)
「Action」(購買し)
「Share」(情報を共有する)
という消費行動のプロセスのことです。念のため。
前回は、先にまさしく「Search」→「Action」の部分だったのですが、
今回は主にSEOでできるAttention、Interestについて説明したいと思います。
通常、商品・サービスを認知して注意喚起するにはTVCMや車内広告または、
Yahoo!などでバナー広告を行うものと思います。
SEOやリスティング広告はそれからの話・・・
と言うのが一般的です。
私もそう思います。
SEOでAttentionの部分ができるケースはあまりないと思います。
ただ、AttentionとInterestの中間くらいの位置でできることがあるように思っています。
それは、「注意が喚起されて興味が生まれるとき」つまり、
「あ、これいいな」そして「ちょっと詳しく知りたいな」
というときには何かしらのきっかけがあると言うことです。
その「きっかけ」を意識するというのが一つあると思います。
例えば、人が家を買うとき、借りるときはどんなきっかけでしょうか?
進学、就職、結婚、出産、相続・・・・いろいろあると思います。
もしこういったキーワードで上位表示されていると。。。。
ある2人の男女が結婚しようとしています。
いろいろと結婚情報をしらべていて、検索で「結婚」関連のワードを打ち込みました。
そこに不動産サイトがありました。
表示されているタイトルは
「結婚するなら、家探しも大切です」(センスレスですいません・・・)
と書いてありました。
全員が全員ではないでしょうか
あ、っと思って見てしまう人もいるでしょう。
(これは極端な例なので、実際には不動産サイトで「結婚」などの難しいキーワードをランクアップさせるのは非常に困難ではあります)
さてどうでしょうか?SEOにもこんな使い方があるかと思っています。
そのほか、すでに車を持っている人が居ます。
週末ドライブに行こうと計画を立てます。
そこで、検索エンジンに「ドライブ」関連のワードを入力しました。
そこで閲覧したドライブサイトが自動車メーカーのものでした。
何気なくリンクを辿ると新車リリースの情報が・・・。
これかっこいい車だな。
そろそろ買い替えてもいいかな・・・。
数は少なくてもこんな人もいるのではないでしょうか?
いずれにしても、直接的なキーワードでなく、
きっかけワードであったり、シチュエーションワードだったりしますが、
まとめると、
その商品やサービスを利用するとき、購入するとき
と言えると思います。
必ずしも効率的なキーワードばかりではないところが難点ではありますが、
中にはおいしいキーワードがあると思います。
実際弊社のお客様でも、
このようなキーワードで成功されている会社様があります。
そして、こういったシチュエーションキーワードのコンテンツを作ることは、
類義語が多く盛り込まれることから、
検索エンジンから、メインキーワードの評価も高まる傾向にあります。
きちっとコンテンツを作らなければなりませんので、
手間もかかりますし、時間もかかるかもしれませんが、
一度やってみる価値はあるのではないでしょうか?
そして、商品やサービスで一度注意喚起したら、
そのあとは一般のユーザーは商品名やサービス名で検索してきます。
くれぐれも自社商品やサービスの名前では必ず一位表示しておけるようにしましょう。
次回は、これらよりは単純ですが、
アクセスを増大させて媒体価値を高めるキーワード
になります。
【木村 賢】