リンクを生み出す(2) インバウンドリンク(被リンク)について|SEO講座inアメブロ #18 | CyberAgent SEO Information  (サイバーエージェントSEO情報ブログ)

CyberAgent SEO Information  (サイバーエージェントSEO情報ブログ)

サイバーエージェントSEOラボです。当ブログでは、皆様がウェブサイトを運営するにあたって必要となるSEOに関する情報をご提供して参ります。

間がかなり空いてしましましたが、SEO講座第18回目です。

前回に引き続き、インバウンドリンクを生み出す方法について説明します。


前回 の復習ですが、


1,自分のサイトより詳しい情報が掲載されている

2,自分が見たときになんらかの利益になって人に紹介したい

3,自分が見て単純におもしろかったので人に紹介したい

4,仲間のサイトなので見てやってほしい

5,同ジャンルで参考になるであろうサイトを紹介

6,なにかしらそのサイトから引用した


という場合に、通常リンクが張られるということを説明しました。

また、GoogleもYahoo!もこうした「通常の」リンクを重要視しはじめているということもあわせて説明しています。


今回は、前回最後に少し記述したとおり、

「どういうコンテンツを作ればリンクが張られやすいのか?」

ということを解説したいと思います。

通常リンクされやすい場合というのを先に記述しましたが、要するにこれが満たされればリンクが張られやすいわけですが、具体的にどのようなコンテンツがあるか考えてみましょう。


まずは、

1,自分のサイトより詳しい情報が掲載されている

これは単純に、ある特定ジャンルに詳しいということになります。

SEOをする際にランクアップさせたいキーワード、それをテーマとしたりそのキーワードについて詳細に記述しているサイトにする必要があります。

この良い例は、wikipedia があります。

みなさんが、ブログを書く際にちょっと難しい単語や固有名詞に対して、wikipediaにリンクを張っている経験はないでしょうか?

そういう詳しい情報を掲載したコンテンツというのはリンクされる可能性が非常に高くなると言えると思います。


次に、

2,自分が見たときになんらかの利益になって人に紹介したい

あるサイトに行ったら、なんらかの得をした。是非他の人にも得をしてもらいたい!

という思いでリンクを張ってもらうものです。

分かりやすいところではプレゼントを与えるということもあるでしょうし、[1]の要素にもなるのですが、詳しい情報を提供することによって「知識」というプレゼントを与えることもあるでしょう。

ちょっと皮肉なところでは、ECサイトで価格を間違えて非常に安く掲載してしまったら、すぐに某大手掲示板にリンクされて広まってしまった・・・なんてこともありましたね。


次は、

3,自分が見て単純におもしろかったので人に紹介したい


ですが、これは単純にそのサイトがおもしろいから人にも見てほしいというものです。

あるTV番組をみておもしろかったから、友達に奨めるとか、お気に入りのお笑い芸人がいて人に奨めるというのと似ていますね。

よかったから他人にすすめるというのは[1][2]も一緒ですが、これはややエンターテインメント寄りです。

最近では、猫ラーメン なんかがこの部類でしょうか?

そのほかにも、有名どころではヤマハ発動機のペーパークラフト や日立製作所の日立で実験の動画コンテンツ などがあります。

ヤマハ発動機のような、ネット上で簡潔せずに物が作れるコンテンツは完成物をブログで公開するなどしてリンクがつけられることが多くなります。

また、動画のコンテンツは、YouTubeに掲載されて二次的に話題になって広がっていくこともありリンクの輪が広がっていく可能性があります。


4,仲間のサイトなので見てやってほしい

これは単に知人サイトだったり、自分のサイトだったりを紹介していくリンクの張られ方ですが、そもそも仲間のサイトってそれほどは多くないですね。

ブログなんかだと、友達や同僚と飲みに行ったときに、その人の名前にその人のブログにリンクを張ることはよくありますが・・・。

この際なので、仲間を増やすということも考えたほうがよさそうです。

現在、多くの企業サイトに社長ブログをはじめとしたスタッフブログが存在します。

これらのスタッフブログは、そのスタッフを1人間としてとらえることができていつのまにか仲間意識を持ってしまう・・・。なんてことも少なくないと思います。

mixiなどに慣れたインターネット住民は、ブログでコメントをやりとりしていれば自然と仲間意識が生まれてくると考えられます。仲間意識が生まれればリンクを張ってもらえる可能性も高まると考えられます。

顧客とブログやSNSでつながって仲間意識をもってもらう・・・これもリンクをはってもらいやすくするひとつの方法だと思います。


5,同ジャンルで参考になるであろうサイトを紹介

[1]と近いものです。ただ、必ずしも自分のサイトよりも詳しいとは限りません。

例えばある飲食店のレビュー記事で、ほかの人はこういう感想を持っているなど、ユーザーに客観的に判断してもらいたい場合にリンクされたりします。

これは、コントロールしてどうこうというものではないですが、[1]同様にキーワードに関連する情報についてきっちりとコンテンツを作る必要があります。

また、その際はどこかのサイトと似ているものよりもオリジナルでユニーク性の高いものにすると、リンクが張られやすくなるでしょう。


6,なにかしらそのサイトから引用した

引用されたら普通はリンクを張ってもらえます。

これは「良い論文は多く引用される」という理論を検索エンジンアルゴリズムに生かしたGoogleの概念と完全に一致します。

オーソリティ性の高いウェブサイトは当然引用されることが多くなると思います。

ここに関しては小手先の技術ではなく根本的なウェブサイトの内容の優劣の問題となるでしょう。


このように、リンクが張られやすい記事というのがいくつか存在します。


いずれのケースも自分が個人サイトやブログでそのサイトを紹介したいかどうか?

を考えてコンテンツを作りましょう。

どんなサイトやブログを運営しているに、どうやってリンクを張ってもらいたいか?それを考えるとコンテンツの方向性が見えてきそうですね。


また、今日ご紹介した内容のほとんどは、「例えばブログでリンクされるなら・・・」というところを意識しています。

ブログというのはご存知の通り、日本で最もメジャーなソーシャルメディアです。

このソーシャルメディア(ブログ、SNS等)からリンクを張ってもらうことやそれらを使ってマーケティングを行うことをそれぞれ、SMOとかSMMと言います。

現在、SEOはSMOやSMMに向かっているといわれるのはこのためなのです。

SMO、SMMということに関しては内容は重複しますが重要なので別の機会に一度ご説明したいと思っています。


以上今回は、コンテンツを作りこむことで「リンクを張りたくなるコンテンツ」を作りましょうという内容でしたが、それとともに、リンクを張りやすくしてあげることも実はとても重要です。

そこについては次回ご説明させて頂きたいと思います。


【木村】