こんにちは。

スマートフォンで提供しているサービス「きいてよ!ミルチョ」の開発に携わっている若松と申します。クリエイティブアカデミーを経て、今年6月に入社しました。


入社してまだ半年も経っておりませんが、社内で実際にサービスの開発に携わると、そのスピード感、ダイナミズムといったことを実感し、非常に密度の濃い充実した日々を過ごしております。今回は「きいてよ!ミルチョ」というサービスと、その運用・改善の一端をご紹介できればと思います。


「きいてよ!ミルチョ」とは

ミルチョ

「きいてよ!ミルチョ」は簡単に言ってしまうと、ミルチョというヘンな生き物に自分のひとりごとを聞いてもらう、というサービスです。ひとりごとをどんどん聞いてもらい、また他人のひとりごとを聞いてそれに対して感謝されたり、ミルチョの世界で様々なアクションをすることで、ミルチョは色々な形に成長します。
このヘンな生き物のキモかわいさ、即座に得られる他ユーザーからの反応が何やら癖になるということで、実は今じわりと、巷で話題になってきています。


「きいてよ!ミルチョ」プロジェクトの運用について

このプロジェクトは8月にWebブラウザ版をリリースした後アプリ版のリリースも順調に完了し、現在はより使いやすく楽しめるサービスにするべく、猛スピードで改善を行っている最中です。

ここからは、どういう風にして私たちのチームが運用・改善のサイクルを回しているのかを、簡単にご紹介します。


■ 週に一度、サービスを改善してリリース

まず私たちのチームでは、大体1週間に一度、「きいてよ!ミルチョ」の新規バージョンをリリースしています。新規バージョンで留意しているのは、ユーザー視点でこれまでよりもサービスの価値が向上しているものになっている、ということです。具体的には機能の追加や、キャラクターの追加、バグ修正、パフォーマンスの改善といった項目が反映されていきます。
リリースのスパンは柔軟に考えており、改善内容によっては1週間以上をかけることもあります。


■ 取りかかる優先度 = より価値を高められる改善

改善項目には、重要度の高い(= ユーザーにとってより価値のある)順に、優先度を設定していきます。バグは早々に無くすべきだし、使い勝手上で欠陥があれば、そこも早めに改修したい。もちろん、ユーザーがより楽しめるような新しい機能はどんどん追加していきたいです。また、弊社にはダカイゼンという仕組みがあり、そこから上がってくる改善項目も多数あります。
チームでは毎朝、前日のユーザーの利用状況を共有しています。そこで早急に解決しなくてはいけない課題が見つかったら、他の項目を差し置いても、優先度を高く設定したりします。
実施したい項目は常に列をなしていますが、一旦上記のルールに従って整理し、そこから順に手をつけていきます。


■ リストページにおける改善の事例

- 事例1

改修2

- 事例2

改修1

それまでは"きいたよ"のタップ領域と詳細ページへ遷移させる為のタップ領域が近接しており、ミスタップがおきるという声が社内から上がっていました。そこで一方のタップ領域を大幅に変更し、意図しない遷移をなくすように改善しました。また、"きいたよ"ボタンの画像を、それまでは押下前、押下後でしか変化しなかったものを、押下時にも変化させるように変更しました。こうすることで、ユーザーのアクションをよりダイレクトに表す、という効果を高めることができました。こうした見た目上の変化は、もちろんサーバとの通信が走る前につけています。こうした施策によって、ユーザーの回遊性、アクション数が大幅に向上しました。


■ 担当範囲はその都度、柔軟に決めます

チーム内では厳密には作業の担当は決まっていません。デザイナーもコーディングをしますし、アニメーション(ミルチョではSencha Animatorを使用)を担当したりしています。フロントは大部分をJSで制御していますが、それを担当するフロントエンジニア2名(東京と福岡)は、作業範囲を明確化せず流動的にその都度最適と考える割り振りをして、作業を進めています。こういった進め方は、作業のスピード感を保つのに貢献していると考えています。


密接なコミュニケーションの必要性

- 朝会風景

ミーティング風景

私達のチームは、開発メンバーが福岡と東京に分かれています。こうした運用手法に限らず、プロジェクトを成功させる為には密接なコミュニケーションは必須ですが、私たちは毎朝のミーティングやチャットツールでこれを実現しています。朝のミーティングは他のプロジェクトでも普通に行っていることですが、私達のチームにおいては特に重要な意味を持っていると考えています。私たちは毎朝ビデオ通話を通じて以下のような内容について話し合っています。

  • 前日のユーザーの利用状況
  • 昨日のタスクの進捗
  • 本日のタスク
  • 浮上した問題点
  • どのように解決していくか

これとは別に、週に一度定例ミーティングを開きます。そこでは現状の課題や、今後それをいかにして解決していくかなど、もっと中期的な内容について話し合います。プロジェクトは外的な要因に左右されることも多々あります。初めの計画通りにいかなくても、こうしたタイミングでその都度、進路を修正し、新たな課題とどう向き合っていくか、いかにしてそれを乗り越えていくかについて、私たちはしっかりと話し合っています。

また、福岡のメンバーは定期的に上京します。その際に一緒にご飯を食べたり、チームでお酒を飲みにいったりするのですが、実はこういったことが互いを理解する上では一番効果的なのではないかと思います。私たちもこうした過程を経て、ますます連携の効率が上がったように思います。


これからのミルチョに乞うご期待

- チーム内から出る様々なアイデア

ダカイゼン

現在チーム一丸となって、パフォーマンスの改善や機能の追加、ユーザビリティの向上施策などに、猛烈に取り組んでいる最中です。またミルチョの種類も絶えず追加されています。今後どういった方向にこのサービスを導いて行けば良いか、どうすればよりユーザーにとって楽しめるサービスになるのか。私達は今後も徹底的に考え抜き、サービスの価値を向上させて参ります。「きいてよ!ミルチョ」のこれからに是非ご期待ください。



【きいてよ!ミルチョ】 http://mirucho.me/