研究員の給与のキックバックやカラ出張の疑惑が浮上している大阪大学大学院医学系研究科・医学部の元教授(64)の研究室が、元教授の退職前にパソコン5台を業者から購入しながら、消耗品を購入したように書類を処理し、大学側に提出した疑いのあることが15日、分かった。元教授らはパソコンを所有しているとの指摘もあり、阪大の調査委員会が詳細を調べている。

 ■元教授が4台を所有

 関係者によると、この研究室では元教授が今年3月に退職する数カ月前、大阪市内の納入業者からパソコン5台を購入。その際、業者から11枚の領収書を受け取った。領収書はパソコンの購入ではなく、コピー機のトナーなど、実際には納入されていない消耗品の名目で書かれており、パソコンの購入代金とほぼ同じ金額だった。5台のパソコンのうち、元教授が4台を所有、1台は研究室の事務担当者が受け取ったという。

 事務担当者は調査委員会の事情聴取に対し、「パソコンを元教授から『ボーナス』としてもらった」などと説明しているとされる。元教授は産経新聞の取材に「細かいことは知らない。分からないものは言いようがない」と答えている。

 一方、納入業者も阪大調査委員会からの通報を受け、社内調査を開始。社長は取材に対し、「違う名目での領収証発行は認めておらず、会社として今回の件にかかわっていない。(阪大医学部を担当する)社員が独断でやったことだと思う」と説明。この社員は、社内調査で、研究室から頼まれたとの内容の説明をしているという。

 社長は「担当社員から(架空発注の)話を研究室に持ちかけたとは考えにくい。研究室から頼まれてやったのではないか」と指摘している。

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 ミニブログ「ツイッター」で政治家のなりすましが相次いで発覚した問題で、政治家側が被害防止に困惑している。迫る参院選を前に、なりすましは困るが、「こんな忙しいときに振り回されている時間はない」とぼやく陣営も。ただ、基本的な対策をとっていない陣営も少なくなく、専門家は「もっと意識を高めて」と注意を喚起している。

 始めてもいないツイッターを他人に勝手に始められる被害に遭った民主党の桜井充参院議員の陣営では、再発防止のため、複数のスタッフで「なりすまし」ツイッターが登場していないか監視する態勢を取った。

 しかし、桜井議員は今夏の参院選に宮城選挙区から出馬予定。鳩山由紀夫首相が退陣し、選挙は迫っている。陣営幹部は「これからというのに、こんなことに振り回されていては…。時間も労力も限られている」と事態に困惑している。

 同様に被害に遭った藤本祐司参院議員も改選を控える身とあって、「特に対策はしていない」(陣営)。「今後も出てくる可能性は大いにある」と危機感は強めているものの、現実的な対処は後回しだ。

 「なりすまし」を防ぐには、運営会社が本人であることを証明する「認証アカウント」を取得するのが最も有効だ。取得すれば本人のツイッターのみに目印がつく。鳩山首相ら、ツイッターを利用する多くの政治家が認証を済ませている。

 しかし、取得していない政治家も少なくない。「きちんと備えていれば『なりすまし』は防げたはずだ」(ある参院議員事務所)と、被害に遭った政治家の“準備不足”を指摘する声もある。

 メディアジャーナリストの津田大介氏は「認証アカウントを取っておくのが、なりすましを防ぐ最も現実的な対応」と説明。ツイッターを始める意思はなくても認証アカウントを取得しておけば、「なりすまし」が現れても区別がつく。

 「今回のなりすましは、政治家がツイッターを始めた草創期ゆえに起こった事態。これを教訓に、政治家も意識やネットリテラシー(使いこなす力)を高めていく必要がある」と話している。

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 おいしい梅ジャムにな~れ-。墨田区の区立梅若小学校校庭で28日、梅の実の収穫が行われた。参加した6年の児童50人は青々とした実を約6・5キロも採った。

 梅若小では昭和52年から平成6年まで、6年生児童が校名にちなんで梅の木を植えていた。梅の実の収穫は昭和60年から行われており、大人気の行事になっている。

 この日、参加した児童は口々に「楽しかった」と話していた。実は家庭科の授業などで梅ジャムづくりに使われる。

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