山手線、40年ぶりに新駅~品川再開発について | 株式会社フロンティアホーム公式blog

山手線、40年ぶりに新駅~品川再開発について

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さて、新年大きな不動産関連ニュースといえば、
山手線の40年ぶり新駅建設
でしょうか。
といってもずっと以前から話題にはなっておりましたが、4日に読売新聞や日経新聞などで大々的に取り上げられました。

山手線の新駅は1971年に完成した西日暮里駅(東京・荒川)以来30駅目となります。
もともと山手線ではもっとも駅間の広かった(2.2km)品川~田町間の新駅となります。両駅間の港区港南、芝浦付近で、品川駅の北側約1キロの地点で新駅には並走する京浜東北線も停車する計画です。

「あれ、あそこ大きなJRの車両基地あるじゃん」

と真っ先に思う方もいらっしゃるのでは?以前ニュースを目にして最初に思ったのがそれでした。
田町車両センター(旧東京機関区)
かつてはブルートレインが停車していてワクワクしたものです。品川~田町間の山手線、京浜東北線は車両基地の横を通り、徐行運転気味なのも嬉しかったですね。

今回の新駅はこの車両基地を撤去して再開発することになっています。それではこのエリアの列車たちの寝床はどこになるのでしょう?

実は上野駅を起点としている、東北本線〈宇都宮線〉・高崎線・常磐線〈常磐快速線〉を東京駅まで延長する「東北縦貫線計画」が目下工事中で、2013年の完成を目指して進んでいます。
かつて東北新幹線の東京駅乗り入れに伴い、線路用地を新幹線に転用するために秋葉原駅 - 神田駅付近で線路が分断された結果、東北本線系統の列車は東京駅に乗り入れることができなくなってしまいました。
そのため、東京-上野間は京浜東北線と山手線の混雑が激しくなり、東北本線からの通勤客の多い埼玉県などから、宇都宮・高崎線の中距離電車の東京駅乗り入れについて要望があり、2000年に「2015年までに開業することが適当である路線」として指定されていたのでした。
現在、旧・東北列車線を撤去して建設した東北新幹線の高架のさらに上部()に新・東北列車線を高架建設しています。
神田駅近辺でご覧になった方も多いのではないでしょうか。

JR東日本によると、この工事が完了することで、東北本線と東海道本線の車両を相互に運用可能となり、田町車両センターは必要がなくなるということなのです。
つまり、今の田町車両センターを拠点としている列車達は東大宮センターや小山車両センター、高崎車両センター籠原派出所などに引越しすることになるのですね。

さて、この田町車両センター跡地に誕生する再開発エリア(今の泉岳寺駅近辺になります)ですが、2011年12月に国の「国際戦略総合特区」として指定されました。
大阪でも検討されているこの国際戦略総合特区、とはいかなるものなのでしょうか。

内閣官房 地域活性化統合事務の「総合特区制度」の概要という資料によると

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国際戦略総合特区とは
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我が国の経済成長のエンジンとなる産業・機能の集積拠点を形成すべく

・規制・制度の特例措置(個別法・政省令等の特例)
・税制上の支援措置(法人税の軽減など)
・財政上の支援措置(関係府省の予算を重点的に活用)
・金融上の支援措置(利子補給制度~利息の一部を国が補給する制度)

をその区域限定で行うものです。
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国は外国人の入国審査などに関する規制を緩和、都は特区内の企業の法人事業税の減免などで、外資系企業の誘致を図っていくとのことです。

JR東海は隣駅の品川駅(東京・港)にリニア新駅を設置する計画です。また京浜急行電鉄も羽田空港までの鉄道を運行しており、国内外への利便性の高さで品川は注目されています。

「都内最後の大型開発」ともいわれている品川再開発。
工事着工の目標が2013年とまだまだ先の話ではありますが今後の動向には注目ですね。

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