皆さんは、お笑い芸人「キングコング」
西野さんを好きですか? 僕は好きではないけど、
嫌いでもありません。けっこうどうでもいいです。

ただ、「プロブロガー」を名乗る西野擁護派の
オッサンが、従来のビジネスにしがみついている
売れないクリエイターが「糞だせー」のは事実だと
噛みついていたので、その炎上の渦中に飛び込み、
さらに炎を高くしたい気持ちになりました。

事の発端は、西野さんがクラウドファンディングで
出版した絵本でそこそこ儲かったので、ここからは
誰でも無料で読めるように著作権をフリーにすると
ドヤったことにあります。

しれっと「著作権フリーになりましたので、
よろしくお願いしまーす!」
みたいな話ではなく、
強烈な「どや、俺、すごいだろ?」感が伝わって
きたため、「それってどうなん?」という気分に
させられた人も少なくなかったように思います。

批判ってほどの批判ではなく、「どうなん?」
疑問を投げかけた程度の話だったように思いますが、
「すごーい!」と言ってもらえなかったばっかりに、
Twitterでメンション付きフルボッコの刑を繰り広げ、
「旧来のビジネスしかできないクリエイターども、
糞だせー!」
とイキっておられたのです。

今はもう放送作家ではなく、そこらへんにいる
しがないサラリーマンのオッサンとして生きている
僕なので、「糞だせー」とイキる西野さんを見ても
何とも思いませんが、こんなキレイな形をしている
予告ブーメランは、滅多にあるものではありません。

某レコード会社のCDのごとく、自分の絵本を
購入しまくる自作自演で話題を作り上げたことで
本が売れたのだとタネを明かし、「俺は新しいので
無料で読まれる新しい取り組みをするんだぜ!」

言っていたのですが、古典商法でドヤっちゃうのは、
どう考えても作品にとってマイナスだと思うのです。

絵本に価値があったのではなく、
商法マジックで売っただけです。


多くのクリエイターは、もっと純真な人が多くて、
売れるか売れないかで商売をしていなかったりして、
そもそも「売れるから評価されている」なんていう
クソみたいな基準でやっていなかったりします。

売れているものが評価されているとは限らないことを
クリエイターは知っているし、売れていないものにも
価値があることを知っているから。

だいたい、「売れているものは評価されている」
基準で考えても、ほとんど自分で買っていたので、
「評価したのはオマエだろ! 自画自賛だな!」
この話は終了です。

要するに、西野さんは作品のクリエイティビティを
語りたかったのではなく、自分の手腕によって本が
売れたんだと言いたかったんだと思います。

それならそうと「俺は敏腕プロデューサーだ」
言えばよかったものを、わざわざクリエイターを
引っ張り上げて「糞だせー」とか暴言を吐く始末。
いろんな人がツッコんじゃっと思うんですよね。

「糞だせーのは、オマエだよ!」

ただ、僕は「クソだせぇ!」とは思いません。
今日も炎上芸人として嫌われることに精を出し、
期待通りの炎上っぷりを見せてくださるのです。
「炎上する」という点においては、吉本新喜劇と
同じくらい「お約束で燃えている」と思うのです。

漫才がつまらなくてプロデュース業を始めるも、
クリエイターを敵に回す発言で、今後の作品に
影響が出てくると思うので、プロデュースしても
売れなくなった時には、完全にギャグでしょうね。
西野さんの人生を見ているのが一番面白いです。
ネタは全然面白くないけど。

西野さんがこのブログにも噛みついてくれたら
いつでも応戦します。普通に仕事をされている
声優さんやクリエイターを巻き込むんじゃなくて、
僕みたいな華麗に吠える野郎とプロレスした方が
得じゃないですかね?

こちとら「兄ぃ」と名乗るアスペコスプレ野郎に
5年近くも粘着されていたので、西野さんなんぞ
楽勝で泥沼プロレスに沈めてやりますがな!

「おい、西野! オマエの本など
無料でも読まねぇよ、糞だせー!」


さあ、この針に食いついてくれたらいいですが、
ちょっと針が大きすぎて食べてもらえないかも
しれません。すべてがギャグです。