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昨日、松戸市議会議員選挙に立候補予定の

「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」

特攻隊長・DELIさんと、じっくり話をしました。


「たぶん、俺、まわりからは変な宗教に

入っちゃったように思われていると思うよ。」


放射能は危ない。

世の中の風潮とは真逆のことを主張している

DELIさんは、同じアーティストの人たちからも

「大丈夫?」と思われていると自覚しています。


だけど、現実を見るほど、現実を知るほど、

放射能が安全であるとは、まったく思えません。


福島では、小児甲状腺がんを疑われる子供が

90人も出ていますが、原発事故と無関係だと

主張するには、明らかに無理があるのです。


しかも、これだけの被害が明るみに出ても、

「スクリーニング効果だ」と言い張る人たちは、

原発事故当時、こんなことを言っていました。


「日本人は昆布を食べているから

甲状腺がんにはならないんだ!」


まったく科学的根拠のない話を、さも科学的な

根拠があるかのように話し、あげくの果てには、

「バナナのカリウム!」などとホザく始末です。


DELIさんは、「海旅キャンプ」のステージで、

「食べて応援」「食べないで応援」のほかに、

「食べさせて応援」「食べさせないで応援」

2つがあると言いました。


大人が自分の責任において「食べて応援」

するのは構わない。「食べないで応援」もまた、

人それぞれの選択です。


だけど、「子供に食べさせて応援」というのは、

いかがなものでしょうか。福島県いわき市では、

学校給食に地元・いわき市産の米を使おうと

計画しています。


原発事故以来、安全な北海道産の米を給食に

使ってきたのに、地元の農家を応援するために、

子供に汚染された米を食べてもらうというのです。


食べさせて応援。


だいたい同じ距離にある福島県南相馬市では、

福島第一原発から飛散したセシウムのせいで、

100ベクレルを超える米ができてしまいました。


偶然、風向きの関係で南相馬市が汚染されて

しまいましたが、これがいわき市だったとしても

不思議ではありません。


DELIさんが松戸市議会議員に立候補するのは、

「子供の給食の安全を守りたいから!」ですが、

意外とわかっていない大人が多すぎることもあり、

戦う仲間が少ないのが、この国の現実です。


そこで、今日お届けするのは、セブンイレブンや

イトーヨーカ堂で販売されている、緑茶の放射能

検査の結果でございます。



僕は、食品の中にどれくらい放射能が入って

いるのかを調べ、まとめた食べる?という

本を書いていますが、原発事故から3年後の

今でも、食品の放射能汚染は続いています。


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セブンイレブンのロゴが入っているのですが、

製造しているのは、静岡県島田市の企業です。

実は、お茶に関しては、昔より下がったとはいえ、

静岡県もまた汚染されている地域になります。


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世の中に、非常に多く流通している商品だと

思いますが、お茶に関しては、静岡県産だと

放射能を免れることは、かなり難しいと言えます。

気になる検査結果は、このようになりました。


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(※クリックすると、拡大できます。)


セシウム134が、1.7ベクレル。

セシウム137が、5.9ベクレル。

それぞれ検出限界値以上の数値となっており、

ティーバックに入っているお茶のセシウムは!


7.6ベクレル。


もちろん、ここからお湯に流れるセシウムは、

この中の数%といったところではありますが、

微量のセシウムを毎日のようにコツコツ飲む。

僕はこれを「健康的である」とは思いません!


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(※クリックすると、拡大できます。)


「飲んで応援」するのは個人の自由ですが、

「飲ませて応援」は、やめていただきたい!


世の中の間違った風潮を少しずつ溶かして

変えていくことができればいいなと思います。