今日は、関東地方でも雪が降るようです。

なので、外に出ず、インターネットをしている人も

多いんじゃないかと思うのですが、こんな日こそ、

多くの方々に知っていただきたい話を書きたい!


ということで、先日、ロシアからチェルノブイリの

子供たちを守るために設立された「ロシア小児

放射線防護臨床研究センター長」のラリーサ・

S・バーレヴァ博士が来日、講演会があったので、

その衝撃の内容を皆さんに伝えようと思います。


正直、僕は「えぇぇぇぇっ!?」と言った弾みで、

でんぐり返しを30回ぐらいするほどの衝撃でした。

僕が思っていたチェルノブイリとは、明らかに違う。

そんな現状を皆さんにお伝えしたいと思います。


まず、皆さんに知っておいていただきたいのは、

チェルノブイリには、原発事故を処理するための

「リクビダートル(事故処理人)」という人たちが

いました。日本で言うところの「原発作業員」です。


彼らは、特攻して亡くなった方々とは違って、

ある程度、時間が経ってから原発の収束作業に

あたった方々で、もちろん、亡くなってしまった方も

多いですが、今も生きていらっしゃる方もいます。


そして、肉体労働ということもあり、若い人たちも

比較的多く、作業員(リクビダートル)として働き、

やがて家庭を持ち、子供を生んだ人も多いのです。


いつもなら、ここで「どうやって子供を生んだかと

申しますと!」と言って、セクロスの説明を始める

下ネタが入るところなんですが、この後の報告が

衝撃的すぎるため、割愛させていただきます。


ご存知の通り、チェルノブイリには、たくさんの

子供がいて、健康被害も数々報告されています。


どこぞの安全野郎は、キリッとした顔で、

「チェルノブイリには、わずかに甲状腺がんに

なった子供がいるだけで、それ以外の病気に

なった人はいないし、死んだ人もいない!」

脳味噌にプルトニウムの花を咲かせ始めますが、

チェルノブイリの医者が、「子供の健康被害は、

甲状腺がんだけではない!」と言うのですから、

「何も知らないクソジャップは黙ってろ!」です。


他人には、「デマだ!デマだ!」と言うくせに、

テメエがばら撒いたデマの責任を取らないなら、

モノホンのクソ野郎です。皆さんに土下座するか、

アメリシウムを抱いて寝たらいいと思います。


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まずは、被曝した子供と、一般的な子供では、

被曝した子供の方が病気になる確率が高い。

これは皆さんも、なんとなく想像できていると

思うんです。


東海村のJCO臨界事故の時も、周辺住民は

ほとんどの人が「風邪を引きやすくなった」

言っていますが、全般的に病気になりやすい。


ただし、「がん」などの深刻な病気でなければ、

「まあ、いいか」という感じで過ごされます。


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こちらは、福島と同じぐらいの汚染地域の

出生率と乳児死亡率を示したデータです。


これを見ると、汚染された地域でも、乳児の

死亡率は、それほど変わらないことが分かり、

安全野郎が「デマじゃねぇか、プギャー!」

言って喜ぶ様子が目に浮かびます。


ただし、僕がこのデータで示したいのは、

ただ危険を煽るために用意されたものではなく、

純粋にチェルノブイリの報告をしてくれている

データであるということです。


つまり、乳児死亡率のように、変化がなかった

ものは変化がなかったと正確に伝えている

資料であるということです。


なので、僕たちに戦慄が走るのは、ここから。

僕はこれを見て、「マジかよ!」と思いました。


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コホート別全般的発病率の動向について。

コホートとは、疫学調査(エコチル検査)での

「ある集団」という意味です。


ロシアでは、このような研究もされていますが、

法律が整備され、医療面や生活面においても、

被曝した子供を支援することになっているとか。


支援する側の先生が言っていることですから、

どこまで信憑性があるかという話もありますが、

日本では、人間が自らモルモットになって調査に

協力する見返りが、まさかの「クオカード」です。


日本は、腐れ外道の極み!


医療費をフルサポートするとかではありません。

もう一度言いますけど、「クオカード」なのです。

人間の命を、一体、何だと思っているのでしょう?

福島県立医大、厚生労働省のクソ官僚どもこそ、

給料が500円の「クオカード」で十分です!


全員死刑!


憤りは、こんなものでは済まされませんけど、

これだけで話を終わらせるわけにいきません。

本題に戻りますが、このグラフで比較されている

集団というのは、簡単に言うと、こうなります。


A.事故処理作業員の子ども。

お父さんが原発で作業をしていた頃には、まだ

生まれていなかった子供。日本で言うならば、

若い原発作業員や除染作業員が、結婚をして、

これから生まれる子供ということになるでしょうか。


B.原発30km圏から避難した人の子ども。

日本でも、初期被曝はしたけれど、今は福島を

離れて、避難生活をしている人がいると思います。

こういった方々がこれから生む子供ということ。


C.放射能汚染地域居住の子ども。

日本で言えば、今でも福島に住んでいる子供や

千葉県柏市に代表されるホットスポットに住んで

いる子供たちは、このグループCになります。


これで分かることは、「病気全般」といった時は、

やはり現役で汚染地域に住んでいる子供たちが

最も高いという結果が得られます。とは言っても、

「そりゃそうだろうな!」だと思うのですが・・・。


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コホート別先天性発達異常と染色体異常。

生まれながらにして、発達に障害があったり、

あるいは、染色体に異常があったりする子供が

どれくらいいるのかというものを示したもの。


ズバ抜けて、作業員の子供が

高いということが分かります。


加えて、30kmゾーンから避難した人の子供も

放射能汚染地域の人たちよりも2倍くらい高い。


このことから推測されるのは、一度でも猛烈な

被曝を喰らうと、その子供には先天的な異常が

見られる可能性が高くなるということになります。


日本政府が、僕たちの「初期被曝」について、

まったく計算を出そうとしないのは、コレです。

なので、少なからず言えることは、これから

子供を生みたい人は、原発や除染の作業に

関わってはいけないということです。


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僕たちは、メディアの洗脳で、「がん」にしか

興味が持ちませんが、「がん」だけではない。

特に注意が必要なのは、「神経系疾患」です。


「ストレスで病気になる」というのは、精神系。

精神系疾患については、他の人と変わりません。

ただし、大きく変わるのは、「神経系疾患」です。

しかも、これをコホート別に見ると、さらに衝撃!


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放射能汚染地域で暮らす子供より、原発の

作業などに関わり、高線量の被曝をしている

作業員たちの子供に、神経系疾患が多い!


日本で言えば、原発作業だけではありません。

マスクをせず、間違えた「除染」をしている人も

多いのですが、そういうことをすると、これから

生まれてくる子供に、神経系疾患が増えてしまう

可能性があるということです。


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それだけではありません。

汚染地域に暮らす子供より、事故処理作業に

加わった人の子供の方が、がん・白血病などに

なりやすいということが、わかっているのです。


これがチェルノブイリの生データ。

最新の「疫学調査」の内容です!


日本では、どこぞのアホの安全野郎どもが、

「放射能は遺伝しない!」と言っていますが、

そんなことはなく、被曝を遺伝で受け継いでいる

子供の方が圧倒的に、深刻な病気になりやすい。


要するに、ある村では病気の子供が20%しか

いなかったのに、今では健康な子供が20%しか

いなくなったという話は、被曝をした子供が親に

なった時に、生まれてくる子供の方が、遺伝的に

病気になりやすい状態なので、事態は深刻化し、

発がん率も増えてしまう。


ここを学ばなければなりません。


つまり、ジジィやババァは、自らの健康だけに

気を使っていけばいいけれど、これから子供を

生みたいと思っている人は、なるべく被曝せずに

生きていかなければ、子供に影響が出ることが、

チェルノブイリの最新の疫学調査でわかっている。


だから、今、福島で暮らしながら、「ほら、2年も

暮らしてきたけど、何も異常がないんだけど!

風評被害なんですけど!」と言っちゃう人たちは、

どうぞ一生独身で過ごしてもらえば問題ないです。


壮絶な被曝環境にいる子供が、

やがて成長し、子供を生んだ時、

その子供の健康が心配である!


ここまで考えるのであれば、高線量地域に長く

暮らしたり、あるいは、除染作業に加わることは、

まったく良いこととは言えないことがわかるでしょう。


チェルノブイリ原発事故から26年が経ちまして、

子供たちの病状を最前線で見守ってきた博士が、

貴重な生データを使って、話してくれた内容です。


もちろん、これを読んでもなお、ネットで元気に

「100ミリシーベルト以下は安全な数値で、

がんになる確率が0.5%上がるだけだ!」

言ってしまう、平日の昼間から工作活動に励んで

おられる皆さんは、「神経障害」「がん」などの

遺伝子を心配する前に、「アホ」の遺伝子が心配に

なってしまうので、好きなだけ放射線を浴び倒したら

いいんじゃないかと思います。


まさしく「GLAY」のように、両手を広げながら、

全身で「グレイ」を感じたらいいんじゃないかな。


また、バンダジェフスキー博士に、「どこぞの

町医者のくせに、嘘をつくな!」と言ってみたり、

クリス・バズビー博士に、「サプリメントを売って

ビジネスをしている!」などと言ってきたように、

バーレヴァ博士にも、新たな疑惑がつくのかしら。


ちなみに、チェルノブイリでは、今後、さらに長い

年月をかけて、汚染地域で暮らし続け、低線量で

被曝し続けた子供が、大人になって生んだ子供が

どのような健康状態なのかを研究していくそうです。

既に、そのような法律も整備されています。


きっと、結果は似たような感じだと思うのですが、

最後に、これだけは補足しておきたいと思います。

チェルノブイリのリクビダートル(事故処理人)は、

ほとんどが100ミリシーベルト以下の被曝量です。

20ミリ以下という人たちも、たくさんいます。


あと、チェルノブイリの方が酷かったと思っている

安全野郎も多いようですが、土壌汚染を見る限り、

福島の方が深刻な場所も多く、加えて、圧倒的に

人口密度が高いことも懸念される材料です。


仮に、チェルノブイリの半分の汚染だったとしても、

人口が10倍以上あったら、まったく意味がない!


それを踏まえた上で、「それでも日本の汚染

地域は、まったく危険ではないんだ!」という

メルヘンに溢れている皆さんは、フリーダムです。


当然ですが、「住む」という権利もあるわけです。

もちろん、「気を付けない」という権利もあります。


さらに言えば、「80%が病気になっても、

俺は必ず20%に入る!」という「気合い」

「念力」によって、これを乗り切れるという方々は、

まったく心配いらないと思います。どうぞご自由に。


チェルノブイリでは、どうなっているのか。

その最新の研究・調査は、今の日本において、

十分役に立つものであると、僕は思っています。


「なるべく被曝をしない方がいい」。


本当は、これが最初に出てこないといけないのに、

「600万ベクレルまで食べられる」「100ミリまで

浴びても、しきい値があるから大丈夫」なんていう

現実とかけ離れた言葉の方が最初に出てきてしまう。

これが今の日本の、最大の問題だと思うのです。


「なるべく被曝をしない方がいい」。


こんなことは、本来、誰にも否定されるはずのない

常識中の常識だと思うのですが、被曝が危険だと

不都合なことがいろいろ起こってしまうものだから、

大きな声では言えない世の中になってしまっている。


もし、この意見に賛同してくださる方がいたら、

「同意!」と大きな声では言えないでしょうから、

うっかり手を滑らせて、リツイートボタンを押して

いただきたいと思います。間違えて拡散してください。

チェルノブイリでの現実は、こうなっているんです!