来週は、「バレンタインデー」でございます。

皆さんは、チョコの準備をしているでしょうか?


毎日、セシウムの検査をするようになってから、

全国の美人奥様から黄色い声援を浴びるように

なってしまった僕なんですが、先日、一足お先に

僕の本を手がけてくださる編集担当のガールから

チョコレートをいただいてしまいました。


今年は、母ちゃんだけではない!


そうです。早くも「勝利」を確定させております!

えぇ、みんなが必死こいて受験勉強している頃、

一人で推薦で合格を決めてしまったような感覚。


「みんな、せいぜい頑張ってくれたまえ!」


十数年にわたり、「母ちゃんのみ」という、

麻雀で言うところの「食いタンのみ」で終わって

いたにもかかわらず、まさかの上から目線です。


さて、モテない男のチョコレート自慢はさておき、

今日も講演会の内容を、皆さんにわかりやすく

お伝えしていこうと思うのですが・・・。



■ 野村大成先生


井上達先生に続き、登壇されたのは大阪大学

名誉教授の野村大成先生でした。野村先生は、

「なぜ赤ちゃんにがんが発生するのか?」

知りたくて、研究を始めた経歴をお持ちです。


確かに、「がん」は、オッサンがなるものです。

まれに、「小児がん」にかかってしまう子どもも

いますけど、タバコを吸ったり、お酒を飲んだり、

「がん」になる要因を重ねているオッサンと違い、

何もしていない赤ちゃんが「がん」になるのは、

確かに不思議なことと言えるかもしれません。


すべての学問は、「どうしてだろう?」という

素朴な疑問から生まれます。参考までに言うと、

僕が放射線について市民レベルで研究するのも、

「100ミリシーベルトまでは健康被害なんて

起こらない」と言いながら、チェルノブイリでは、

それ以下の被曝量で病気になっていますよね。

この現実を、どのように説明したらいいのか?


あるいは、僕たちは宇宙からの放射線や

カリウム40などの天然核種で被曝をしても、

あまり害があるように思えないのに、セシウムや

ストロンチウムなど、原発由来の人工核種では、

病気になる人が増えるのは、どうしてなのか?


さまざまな仮説はあるのですが、これから

研究を進めるにあたり、市民と大学教授たちが

ラウンドテーブルで議論し、研究していく社会が

求められていくのではないか。


これは、サイエンスライターの先駆けであった

綿貫礼子さんの遺言でもありますが、「市民や

素人だからできない」ということはないのでは

ないだろうかと、僕は思っているのです。


おっと! 今、すごく重要なことを言ったかも

しれないので、記念にチンチンを出しておこうと

思いますけれども。うっかり、僕がちゃんとした

人だと勘違いされたら困りますからね。


「ちょんまげー!」


えぇ、出るところに出れば、100%勝てますね。

人として最低のギャグを繰り出しましたけれども。


「がん」とは少し違いますが、ベトナム戦争の

影響で、ベトちゃん・ドクちゃんという、いわゆる

奇形の子供が生まれたことは、有名ですよね。


最近は、かわいい女子高生も読んでいるので、

年代的に知らない方もいるかもしれないのですが、

ベトちゃんとドクちゃんは双子で、体がつながって

生まれてしまった子供でした。


日本の医師たちが協力し、幸いにも、二人を

切り離す手術は無事成功。残念ながら、兄の

ベトちゃんは26歳の若さで亡くなったのですが、

弟のドクちゃんはご健在で、結婚して、双子の

子供を持つパパになっておりました。


僕より早く幸せを掴んでやがる!


ちなみに、この時は放射能ではなく、枯葉剤が

原因だと考えられているのですが、「がん」とは

違いますが、なぜ胎児に影響が出てしまうのか。

これが野村先生の「疑問」だったわけです。


そして、この疑問について、ベトナムから教授が

来日した時に、偶然、野村先生と綿貫礼子さんが

隣同士になったそうで、そこから交流が始まって、

現在、この壇上に立っておられるのだとか。


参考までに、「風評破壊天使ラブキュリ」

「ザ・TUBE」として登場する武田邦彦教授は、

胎児への影響について、震災前から考察していて、

このような本を出版されています。



「お金のためなら、何でも書きます!」という

クソみたいなライターが、「武田邦彦は放射能

騒動に便乗してビジネスをしているんだ!」

書いていますが、武田教授が、もともとこの手の

問題について考えてきた人だったことは、あんまり

知られていません。


最近は、チンチンを出しながらブログを書く

僕のようなキチガイにまで、「ビジネスだ!」

必死に騒ぎ立てる始末なので、毎度ご苦労な

ことですが、一つ良いことを教えてあげましょう。


福島の人たちに、「ニコニコしていれば放射能は

怖くないよ!と、“正しい放射線の知識(笑)”

教えてあげる仕事をすると、どこぞの塾の先生でも

赤い羽根共同募金から、数百万円もらえますんで、

僕なんかより、よっぽどラクチンに儲けられます!


儲けるかどうかは、あなた次第。


地道な工作活動でチャリンチャリン言わせている

ヒマがあったら、ガッポリ儲けた方が効率が良い。

僕が金のために、モーホーの兄さんたちにアナルを

売れるタイプの男だったら、今すぐ福島に乗り込み、

「ニコニコしましょう!」と教えるでしょうけどね。


何はともあれ、野村先生は「放射能はもちろん、

有害な化学物質などが、胎児に影響を及ぼす

可能性があるのではないか?」と考えました。


親が被曝すると、子に遺伝する。


広島や長崎はもちろん、チェルノブイリでも、

被曝を体験した人たちの間では「常識」として

語り継がれていることですが、まだ科学的には、

ちゃんと実証されていません。マウスでは実証が

済んでいますが、人間も同じなのかという時には、

なかなか認めようとしないというのが、世界の現状。


国連科学委員会(UNSCEAR)に至っては、

それまで科学的に立証されていたことすら、

あえて白紙に戻し、「影響はない」と言おうと

必死になっている。日本だけでなく、世界的に

腐っている現実があるということです。


野村先生は、この話にも触れていたのですが、

今日、皆さんにお知らせしたい話は、これでは

ありません。大きく3つあります。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-XKS016

(※クリックすると、拡大できます。)


精子にも被曝の影響はある!


これから妊娠する女性、妊娠中の女性には、

特に被曝しないように気を付けてほしいという

話を続けてきた『チダイズム』なんですけど、

本当は、男も気を付けなければいけません。


もし、僕のように、これから榮倉奈々ちゃんと

結婚して子供が欲しいと考えているのならば、

男性であっても、被曝は避けるべきなのです。


もちろん、平日の昼間から工作活動に励む

ニートのオジサンたちは、結婚してくれそうな

女性が見つかる可能性の方が低いと思うので、

Twitterのアイコンにしている二次元の女のコと

仲良く暮らせばいいですから・・・、


好きなだけ被曝してください!


男性の皆さんは、生まれた子供の健康に

万が一のことがあったとしても、女性だけが

悪いわけではないということ、肝に銘じるべき。

なるべく被曝をしない方がリスクは下がります。

そして、2つ目は・・・!


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-XKS017
(※クリックすると、拡大できます。)


「年間100ミリシーベルトまでは、がんの

リスクに有意差はない」としていますけど、

それは一部分を切り取っているに過ぎません。


「生涯にわたって」ということで考えるなら、

年間0.2ミリシーベルト、0.5ミリシーベルト、

年間1ミリシーベルトでも、このように差がある。


差がないのは若者!

歳を取って差が出る!


それでも「年間1ミリシーベルト」までならば、

生涯における「がん」の確率が増えたとしても

我慢しましょうという話なのです。


ただちに起こるものだけをリスクと考えるか。

それとも、生涯にわたってリスクを考えるか。


まずは、言葉のマジックで騙される前に、

リスクを一度、整理して考えるといいでしょう。

そして、最後が一番言いたいこと!


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-XKS018

(※クリックすると、拡大できます。)


胎内で被曝をした人たちは、

環境汚染に晒されてしまうと、

病気になるリスクが上がる!


これは、非常に驚きの結果ではないでしょうか。

この実験によると、胎内で放射線を浴びるだけで

病気になるようなことは、まったくありませんでした。

しかし、化学的な汚染物質がある環境の中では、

飛躍的に病気に対するリスクが高まってしまう!


マウスは、実験のために、非常にクリーンな

環境にいますが、人間の住む世界は違います。

ハウスダストもあれば、光化学スモッグもあれば、

中国から飛んでくるという噂の雲もあるわけです。


胎内で被曝をした子供は、そんな環境にいると、

病気になる確率が上がってしまうということです。

だから、被曝をしてはいけない! 胎内で被曝を

したのなら、複合汚染に気を付けるべきです。


結局、被曝しないのが一番いい!


もはや言うまでもない結論なんですけれども、

このような実験結果を見る限りで考えてみると、

「ほら、俺は福島にいるけど、何もない!」

言っている人たちは、あまりアテになりません。


なんでかって、高線量地域にいる人たちが、

すぐに死んでしまう可能性は、あまり高くない。

問題なのは、その人が死ぬかどうかではない。

つまり、論点がまったく違うからです。


では、何を問題にしなければならないのか?

それは、ロシアから来日した、バーレヴァ博士が

チェルノブイリの実情を示すデータの中にある!

さっそく明日、詳しくお伝えしてまいります!