さあ、今日はTwitterでも少し触れましたが、
僕の考えていることに、最もフィットしている
「新党日本」でございます。
ただし、千葉県柏市に住んでいる僕には、
「新党日本」に投票することはできません。
なんでかって、立候補者が1人しかおらず、
しかも、兵庫県からの出馬なので、僕たちに
「新党日本」という選択肢がないからです。
なので、僕にとっては完全に消化試合ですが、
マニフェストが面白いので、紹介していきます。
新党日本は、1階にクロネコヤマトがある
ビルの4階にありました。届けたいものが
ある時には、とっても便利だと思います。
ビルの入口には、堂々と「新党日本」の看板。
昨日の「新党改革」とは、ずいぶん違いますが、
この政党の候補者は、田中康夫代表のみです。
もはや、山本太郎の「新党・今はひとり」と、
あんまり変わらないんじゃないかと思いますが、
入口には、ちょっとアントニオ猪木っぽく見える
ペログリ師匠こと、田中康夫先生のポスターが。
よく考えてみると、「新党日本」は1人しか
候補者がいない上に、そのペログリ師匠は
小選挙区から出馬しているので、「12個」と
言うんだったら、むしろ「新党日本」を外して
「幸福実現党」を入れてあげないと公平とは
言えないんじゃないかと思いますけどね。
まあ、「オマエも入れてないじゃねぇか」と
ツッコまれると、痛てぇんでございますけど。
何はともあれ、「新党日本」のマニフェストを
見てみることにします。ペログリ師匠に1票を
投じようかどうか迷っている方は、ぜひ参考に
なさっていただければと思います。
■ 政党スローガン
『尼崎のために、日本のために。』
尼崎から出馬しますので、尼崎のために、
国道43号線にエレベーターを設置するとか、
尼崎に電車を伸ばすとか、今回は日本全体を
考えるというより、尼崎のローカルな話ばかり
繰り広げていらっしゃいます。
■ 政党プロフィール
もともとは、長野県知事だった田中康夫が、
郵政民営化法案に反対し、自民党を離脱した
議員とともに結成した政党なので、国民新党と
近いものがあるが、あそこまで郵便局に夢を
持っていない。
地元の雇用を生む地域密着型の公共事業を
掲げており、ユニークな政策をたくさん出す。
今回は田中康夫代表1人だけが立候補した。
■ 基本政策
争点政策1位: 景気回復(100%)
争点政策2位: 社会保障(100%)
争点政策3位: 原発問題(100%)
老人と幼児が一緒に過ごす、みんなの家を
創設することで、幼稚園と老人ホームを合体。
幅広い世代が住みやすい街にしようなどという、
「そんなことしちゃう?」という政策がウリ。
ただし、幼稚園と老人ホームの合体などは、
「ユニークだね」ぐらいで済まされる話だが、
ガッツリと賛否両論あるベーシックインカムの
導入なども掲げているため、どうしたものか。
どうせ1人なので、マニフェストに書いていても
実現できる見込みは少ないのだけど・・・。
■ 原発政策
再稼働反対!
田中康夫、通称「ヤッシー」は、原発問題を
積極的に語っており、なるべく被曝しないのが
原則であると語っている。
そのため、多くの政党が将来的な脱原発を
アピールしておきながら、再稼働には賛成と
言っているのだが、ヤッシーは再稼働に反対。
廃炉作業は電力会社ではなく、国の責任で
行うものとし、新たな公共事業するという。
■ 経済政策
最近、筑波大学の教授が発見した、藻から
石油を生む「オーランキオチトリウム」を使い、
日本産の新しいエネルギーの実用化を目指す。
しかも、このプロジェクトは、東日本大震災で
津波を受け、塩害で困っている土地を使って、
ここをオーランキオチトリウムの一大生産地に
してしまおうという、超大胆な計画である。
さらに、銀行に貯金をしたまま、忘れられた
「休眠口座」に眠るお金、850億円を有効に
活用してしまおうという、これまた大胆なことを
言い出している。
そして、年金と生活保護を一緒にさせたような
ベーシックインカム(何もしなくても、とりあえず
お金がもらえる制度)を導入し、すべての人が
最低限の生活に困らないようにするという。
と言っても、実験的にベーシックインカムを
導入された地域はあるが、実際に導入すると、
どんな感じの社会になるのかは、まったく不明。
けっこう未知なる領域に突き進むことになる。
■ TPP交渉
中国も、韓国も、インドも、タイも、フィリピンも、
アジアの国々がどこも参加していないのに、
日本だけ参加するTPPには、裏があるんだと
ヤッシーは主張している。
しかも、枝野経産相や玄葉外務相は、さっそく
虎の門病院に搬送して、MRIでオツムの中を
検査した方が良いとまで罵っている。
アメリカは日本に商機を見出そうとしていて、
日本が不利になることがわかりきってながら、
交渉に参加するのは頭がおかしいという。
■ 消費税
増税には反対だと明言し、税制を公正化する
インボイス(取引明細書)を導入するべきだと
主張している。
確かに、僕たちが払った税金を、どういうものに
どれだけ使ったのかを、わかりやすく書かれた
資料などは存在しない。
「これは無駄なんじゃないのか?」みたいな
指摘をするためにも、税金の明細書は必要だ。
逆に、目に見える形のものがないと、なかなか
無駄を省くことはできないかもしれない。
■ 憲法改正
新党日本は、かねてから自衛隊を、世界中の
どこかで起こった天災に急いで駆け付けたり、
内戦の救助、医療支援をする国際救助隊、
名付けて「サンダーバード隊」にするという
公約を掲げている。
現在の憲法では、自衛隊は、軍隊ではない。
あくまで、最小限の平和維持のためにいて、
「戦争は永久に放棄する」と書かれている。
なので、さらに平和を突き詰めて考えるなら、
世界の困っている人、傷ついている人たちを
助ける役割を担っても良いのではないか。
なにしろ、日本は昔から地震や噴火、台風で、
多くの命を失ってきた「災害大国」でもある。
誰より災害を経験しているので、いざという時、
すぐに駆けつけてあげるような存在であれば、
世界から尊敬されるに違いない。
■ その他の政策
中国や韓国による領海侵犯問題については、
内閣府に「領海部」を設置し、縦割り行政を
撤廃して、日本の海洋を守る。
アジア諸国と新しい関係を結び、アメリカとも
仲良くすることで、通商国家としての地位を
確立する。
地域活性型の社会を目指し、ガードレールを
木で作るなどして、地域密着型の公共事業を
展開していく。
★ 有権者の判断ポイント ★
かなりユニークな政策を打ち出していますが、
あくまで田中康夫(ヤッシー)が出馬している
兵庫8区の人、もしくは、近畿ブロックの人しか
意味がありません。
これらの政策を見て、「面白い!」と思ったら、
投票するのもアリではないでしょうか。