さあ、今日はTwitterでも少し触れましたが、

僕の考えていることに、最もフィットしている

「新党日本」でございます。


ただし、千葉県柏市に住んでいる僕には、

「新党日本」に投票することはできません。


なんでかって、立候補者が1人しかおらず、

しかも、兵庫県からの出馬なので、僕たちに

「新党日本」という選択肢がないからです。


なので、僕にとっては完全に消化試合ですが、

マニフェストが面白いので、紹介していきます。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-KNA047


新党日本は、1階にクロネコヤマトがある

ビルの4階にありました。届けたいものが

ある時には、とっても便利だと思います。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-KNA048


ビルの入口には、堂々と「新党日本」の看板。

昨日の「新党改革」とは、ずいぶん違いますが、

この政党の候補者は、田中康夫代表のみです。


もはや、山本太郎の「新党・今はひとり」と、

あんまり変わらないんじゃないかと思いますが、

入口には、ちょっとアントニオ猪木っぽく見える

ペログリ師匠こと、田中康夫先生のポスターが。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-KNA049


よく考えてみると、「新党日本」は1人しか

候補者がいない上に、そのペログリ師匠は

小選挙区から出馬しているので、「12個」

言うんだったら、むしろ「新党日本」を外して

「幸福実現党」を入れてあげないと公平とは

言えないんじゃないかと思いますけどね。


まあ、「オマエも入れてないじゃねぇか」

ツッコまれると、痛てぇんでございますけど。


何はともあれ、「新党日本」のマニフェストを

見てみることにします。ペログリ師匠に1票を

投じようかどうか迷っている方は、ぜひ参考に

なさっていただければと思います。



■ 政党スローガン


『尼崎のために、日本のために。』


尼崎から出馬しますので、尼崎のために、

国道43号線にエレベーターを設置するとか、

尼崎に電車を伸ばすとか、今回は日本全体を

考えるというより、尼崎のローカルな話ばかり

繰り広げていらっしゃいます。



■ 政党プロフィール


もともとは、長野県知事だった田中康夫が、

郵政民営化法案に反対し、自民党を離脱した

議員とともに結成した政党なので、国民新党と

近いものがあるが、あそこまで郵便局に夢を

持っていない。


地元の雇用を生む地域密着型の公共事業を

掲げており、ユニークな政策をたくさん出す。

今回は田中康夫代表1人だけが立候補した。



■ 基本政策


争点政策1位: 景気回復(100%)

争点政策2位: 社会保障(100%)

争点政策3位: 原発問題(100%)


老人と幼児が一緒に過ごす、みんなの家を

創設することで、幼稚園と老人ホームを合体。

幅広い世代が住みやすい街にしようなどという、

「そんなことしちゃう?」という政策がウリ。


ただし、幼稚園と老人ホームの合体などは、

「ユニークだね」ぐらいで済まされる話だが、

ガッツリと賛否両論あるベーシックインカムの

導入なども掲げているため、どうしたものか。

どうせ1人なので、マニフェストに書いていても

実現できる見込みは少ないのだけど・・・。



■ 原発政策


再稼働反対!


田中康夫、通称「ヤッシー」は、原発問題を

積極的に語っており、なるべく被曝しないのが

原則であると語っている。


そのため、多くの政党が将来的な脱原発を

アピールしておきながら、再稼働には賛成と

言っているのだが、ヤッシーは再稼働に反対。

廃炉作業は電力会社ではなく、国の責任で

行うものとし、新たな公共事業するという。



■ 経済政策


最近、筑波大学の教授が発見した、藻から

石油を生む「オーランキオチトリウム」を使い、

日本産の新しいエネルギーの実用化を目指す。


しかも、このプロジェクトは、東日本大震災で

津波を受け、塩害で困っている土地を使って、

ここをオーランキオチトリウムの一大生産地に

してしまおうという、超大胆な計画である。


さらに、銀行に貯金をしたまま、忘れられた

「休眠口座」に眠るお金、850億円を有効に

活用してしまおうという、これまた大胆なことを

言い出している。


そして、年金と生活保護を一緒にさせたような

ベーシックインカム(何もしなくても、とりあえず

お金がもらえる制度)を導入し、すべての人が

最低限の生活に困らないようにするという。


と言っても、実験的にベーシックインカムを

導入された地域はあるが、実際に導入すると、

どんな感じの社会になるのかは、まったく不明。

けっこう未知なる領域に突き進むことになる。



■ TPP交渉


中国も、韓国も、インドも、タイも、フィリピンも、

アジアの国々がどこも参加していないのに、

日本だけ参加するTPPには、裏があるんだと

ヤッシーは主張している。


しかも、枝野経産相や玄葉外務相は、さっそく

虎の門病院に搬送して、MRIでオツムの中を

検査した方が良いとまで罵っている。


アメリカは日本に商機を見出そうとしていて、

日本が不利になることがわかりきってながら、

交渉に参加するのは頭がおかしいという。



■ 消費税


増税には反対だと明言し、税制を公正化する

インボイス(取引明細書)を導入するべきだと

主張している。


確かに、僕たちが払った税金を、どういうものに

どれだけ使ったのかを、わかりやすく書かれた

資料などは存在しない。


「これは無駄なんじゃないのか?」みたいな

指摘をするためにも、税金の明細書は必要だ。

逆に、目に見える形のものがないと、なかなか

無駄を省くことはできないかもしれない。



■ 憲法改正


新党日本は、かねてから自衛隊を、世界中の

どこかで起こった天災に急いで駆け付けたり、

内戦の救助、医療支援をする国際救助隊、

名付けて「サンダーバード隊」にするという

公約を掲げている。


現在の憲法では、自衛隊は、軍隊ではない。

あくまで、最小限の平和維持のためにいて、

「戦争は永久に放棄する」と書かれている。


なので、さらに平和を突き詰めて考えるなら、

世界の困っている人、傷ついている人たちを

助ける役割を担っても良いのではないか。


なにしろ、日本は昔から地震や噴火、台風で、

多くの命を失ってきた「災害大国」でもある。

誰より災害を経験しているので、いざという時、

すぐに駆けつけてあげるような存在であれば、

世界から尊敬されるに違いない。



■ その他の政策


中国や韓国による領海侵犯問題については、

内閣府に「領海部」を設置し、縦割り行政を

撤廃して、日本の海洋を守る。


アジア諸国と新しい関係を結び、アメリカとも

仲良くすることで、通商国家としての地位を

確立する。


地域活性型の社会を目指し、ガードレールを

木で作るなどして、地域密着型の公共事業を

展開していく。




★ 有権者の判断ポイント ★


かなりユニークな政策を打ち出していますが、

あくまで田中康夫(ヤッシー)が出馬している

兵庫8区の人、もしくは、近畿ブロックの人しか

意味がありません。


これらの政策を見て、「面白い!」と思ったら、

投票するのもアリではないでしょうか。