原発事故から1年半が経ち、少しはマシに

なったとはいえ、各公園は除染の真っ最中。

それでも目標の0.23マイクロシーベルトに

下げるのが難しい状況の千葉県柏市。


市民の関心は低く、放射能のホットスポットと

言われながらも、多くの市民にその自覚はなく、

気を付けている人は、ほとんど皆無なのです。


そのため、すぐ隣では除染作業をしているのに、

子供たちを汚染された森の中でキャンプさせる

オッサンがいました。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-SKY019


このような看板が立てられているということは、

おそらく震災前から、ここでキャンプをするのが

恒例行事だったのだと思います。


子供たちは自然と触れ合い、お父さんたちは

みんなでビールを飲みながら楽しむ。そんな

「秋のお楽しみ」があったのかもしれません。

しかし、千葉県柏市は、確実に放射能で

汚染されているのです。


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除染中の公園前で、0.26マイクロシーベルト。

このくらいの数値なら、「ただちに害はない」

おっしゃることでしょう。しかし、子供たちが触れる

自然が、どこまで汚染されているのかは、実は、

空間線量では、ただの目安にしかなりません。


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長らく放置された角材。おそらくセシウムを

吸収しており、粉々にして検査をしてみたら、

数万ベクレルの検出になる可能性もあります。


そして、ここでBBQをする時、この角材を

利用しなくても、似たような木を燃やしたら、

それこそ内部被曝の可能性は大きくなります。

大人が使わなくても、子供が面白がって火に

入れてしまうかもしれない。


ここは危険因子が無数にある。


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子供の安全を考えた上で運営しているとは

思えません。柏市でキャンプをしたいのなら、

除染を終えた広場でやるべきだし、どうしても

森の中でキャンプをしたいなら、他の地域の

安全な場所でキャンプをするべきでしょう。


こんなに汚染された場所で

子供にキャンプをさせるとは、

頭がおかしいにも程がある!


「放射能なんて気にしない」と言っている

アホな大人たちですから、僕が指摘をしても、

「これだから放射脳は!」と思っただけで、

頭がおかしいのは僕の方という扱いでしょう。


しかし、大幅に譲歩しても、国の除染対象である

0.23マイクロシーベルトを上回るような場所で

キャンプをすることは認められませんし、土壌の

検査も必要だと思います。


国が定めている「管理が必要な廃棄物」

基準は8000ベクレルです。これ以上の時は、

ドラム缶に入れて管理するほど厳重でなければ

なりませんし、そんな土の上で寝られるはずが

ありません。だからこそ、まず検査をするべき!


土の場合は、場所によっては濃縮されるため、

公園の歩道でさえ1万5000ベクレルなのです。


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このような数値が簡単に出るのが千葉県柏市。

他の場所でキャンプしている人には、とやかく

言いませんが、8000ベクレルを超える場所で

キャンプするのは、常軌を逸しています。


だから、僕はボーイスカウトを運営している

オッサンに、「検査をさせてくれ」と言いました。

すると、ボーイスカウトのオッサンからは意外な

言葉が返ってきたのです。


「検査するのなら、この土地の地主さんと、

うちの団体の許可を取ってからにください。

検査をされて、高い数値が出たら困る!」


僕は耳を疑いました。汚染された森の中から

とんでもない数値が出るのは、検査する前に

わかることです。山は最もセシウムが濃縮し、

危険になりやすい場所です。


しかも、山の斜面の最底辺でキャンプをして

いるのですから、山の上にあったセシウムが、

このあたりに濃縮していることは、ほんの少し

想像力があれば、簡単にわかることなのです。

なのに、高い数値が出たら困るから検査を

しないと言うのです。


バカなんでしょうか?


検査をした上で、低い数値が確認されたら、

そこは安全です。しかし、検査をすれば高い

数値が出ることがわかっているから、危険だと

わかってキャンプができなくならないように、

最初から検査をしない。


バカなんでしょうか?


そして、何の因果か、普段なら絶対行かない

戸張地区公園に、たまたま検査をするために

通りかかった僕は、この愚かなボーイスカウト

運営オヤジを見つけてしまったのです。


霊が見えると言い張ってきかない黄色い髪の

ジジィに言わせれば、これは「偶然ではなく、

必然だ」ということになるでしょうか。


大人がホームラン級にバカなので、バカでも

わかるように、問題点を整理して、まとめます。



問題点①: ここは除染が必要だ。


キャンプを運営している大人が言いました。

「斜面の下では0.3マイクロシーベルトを

超えることもわかっている」と。驚いたことに、

ボーイスカウトのジジィは、斜面の下の線量が

高いことを知りながら、キャンプをしていました。


1日ぐらいキャンプしたからと言って、ただちに

健康に害はありませんが、このように放射能を

気にしない生活を子供たちに身につけさせて、

積極的に森の中で活動するのは、教育的にも

間違えています。



問題点②: 検査を拒んだ理由。


「検査をして、高い結果が出たら困る」とは、

要するに、「知らぬが仏」ということにしたいと

言っているも同然です。


千葉県柏市は、公園の歩道ですら、あっさりと

1万5000ベクレルを超えるレベルなのです。

森の中が歩道より安全なわけがありません。


8000ベクレル超えの焼却灰を、国の責任で

きっちり管理すると言っても、大人たちは混乱し、

すったもんだしているのに、それを超えるような

汚染地帯で、子供が野宿するなんていうことは、

何をどう考えてもあり得ないのです。


しかも、検査を拒んだ理由は、子供の健康は

どうでもよくて、「ここは危ない」みたいなことで

ガタガタ言われると面倒だから、面倒なことには

しないでほしいという、大人たちの傲慢です。


ただのクズ野郎じゃねぇか!


さらに、このオッサンは僕に、「自分たちが

いない時に勝手に入って検査をするのなら

自分たちは感知していないから問題ない」

言いました。


要するに、自分のいる時に検査をされてしまうと

自分に責任が発生してしまうから、自分に責任が

発生しないなら、検査をしても良いというのです。


本気のクズ野郎じゃねぇか!


恐ろしいことに、山の斜面の下に放射能が

濃縮していることを知っていて、検査をしたら

高い数値が出るかもしれないことをわかっていて、

自分がいる時に検査をされ、高い数値が出た時に

責任を追及されるのはイヤだけど、自分がおらず、

感知していない時に勝手に検査をし、高い数値を

騒がれることになっても、その時は自分の責任に

ならないから、「勝手にしてくれ」と言うのです。


よく僕が、ぶん殴らずに帰ってきたものですよ!

ボーイスカウトの運営オヤジにとって、何よりも

大切なのは、子供の健康ではなく、自分に責任が

発生するかどうかだということなのです。



問題点③: 責任は東京電力という理論。


子供の健康より、「責任」が最優先のオッサン。

隣の公園が除染対象になり、まさに今、除染の

真っ最中であることを見れば一目瞭然ですけど、

この場所の放射能汚染は深刻です。


「こんな場所でキャンプなんて、おかしい」

僕は言いましたが、オッサンの主張に愕然です。


「放射能を撒いたのは、自分たちではない。

東京電力がいけないでしょ?」と言ったのです。


確かに、放射能を撒いたのは、東京電力です。

東京電力が、こんな事故さえ起こさなかったら、

今頃、誰に文句を言われるでもなく、楽しく秋の

キャンプでキャッキャ言っていたでしょう。


しかし、放射能で汚染された後、山の斜面の

放射能の濃縮した場所でキャンプをするのは、

ボーイスカウトのオッサンがバカだからですよ!


地雷の埋め込まれた場所でキャンプをする時、

地雷が爆発して子供が死ぬのは、相手の軍が

悪いってことにはならないでしょう。こんな所で

キャンプをするバカが一番悪いのです。


オマエがバカだから、子供が

リスクに晒されるんだ、ボケ!


自分に何一つ責任がないと思っている時点で、

本物のクソ野郎です。むしろ、オマエがバカで、

ボーイスカウトのくせに、子供の健康や安全を

確保しないから、こんなに汚染されている所で

キャンプをするんです!


ついでに言えば、このオッサンは、代表者では

ないようですが、きっと「責任は代表者だ!」

アホの責任のなすりつけ合いをするのでしょう。


しかし、どんなに中間管理職のクソ知識を

フル活用して、「自分に責任はない」なんて

言ったところで、現場にいるのは、オマエです。

面倒なことにならないように、「表面の土は

削って除染した」という嘘までつきましたが、

削った土の山も見当たらないわけですよ。


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テントを広げている所は、枯れ葉だらけです。

今年はまだ枯れ葉のシーズンではないので、

これだけ枯れ葉がてんこ盛りになっているなら

少なくとも、去年の秋以降は除染されていない。


これは、放射能が降った後の1巡目の枯れ葉。

最も放射能濃度が高い、取り除くべき枯れ葉と

言っても良いでしょう。これが取り除かれてない

時点で、「除染した」は、嘘なのです。


面倒なことにならないように、

平然とアホみたいな嘘をつく。


イベントを運営する際、最も重要視されるべき

「安全」を棚に置き、「面倒臭いことがない」

最優先するから、嘘までついてしまうのです。

本当に最低な大人だと思いました。



問題点④: 東京大学主義という欠陥。


千葉県柏市には、年間100ミリシーベルトまで

安全だという東京大学のキャンパスがあります。

なので、「放射能の話は東京大学に」みたいな

風潮が、柏市民の間に根付いているところがあり、

「東京大学なら信じる」という傾向があります。


「東京大学の先生が言っているんだべ?

そったら頭の良い大学の先生が言うなら、

隣のバカより信憑性があるべ?」


千葉県柏市は、市長が「放射能を気にする

奥さんは精神病」と言っちゃうレベルなので、

基本的に全員バカなんですけど、東京大学の

先生の言うことだけは、やたらと信じるという、

謎の市民性があります。


一度でいいから、東大の先生に、「美人は

おっぱいを出しながら町を歩くべきだ!」

提案してもらいたいぐらいですが、大手企業の

中間管理職みたいな人ばかりが暮らしている

千葉県柏市では、一流大学を卒業し、一流の

企業に勤めていることが最大のステータス。


なので、今回も検査を申し出てみたのですが、

頭の悪そうな個人は、下の下に見下されるため、

「あなたは東京大学の人?」と質問されました。


ここで嘘の一つもつけば、VIP待遇だったかも

しれませんけど、「個人」と言った瞬間、完全に

門前払いされる始末です。


どこの馬の骨かも分からないヤツに、土壌の

検査なんかさせん!・・・ということなのでしょう。

オッサンは、「公表されたら困る!」と口走って

いました。結局、それが一番でしょう!


そこで僕は、一切公表しないと約束をするので、

検査をするだけ検査をさせてもらえないかという

打診をしました。わざわざブログに書かなくても、

検査の結果を伝え、「ほら、危ないでしょ?」

提示して、子供の安全を守れる方が有意義だと

思ったからです。


ところが、ボーイスカウトの大人は、それさえも

断ってきました。金銭の負担なく、検査の結果を

こっそりと教えてくれるのすら、「面倒だから」

拒んでしまうわけです。


じゃあ、ブログに書くしかない。


こうなってくると、土壌の数値は必要ありません。

このオッサンの放射能に対する意識を書くだけで、

十分に「バカだ!」ということは伝わるでしょう。


千葉県柏市のボーイスカウトは、子供の安全を

まったく考えていません。子供の健康リスクより

自分の責任を回避することを最優先に考えている

バカな大人たちが、0.26マイクロシーベルト以上、

土壌汚染が8000ベクレル以上と推測されている

汚染された森の中で、子供たちをキャンプさせる。


これが千葉県柏市の

ボーイスカウトです!


こんな場所で、子供をキャンプさせるなんて、

完全に狂っている! 皆さんは、千葉県柏市の

汚染された森の中でキャンプをすることについて

どう感じるでしょうか? 大人たちの傲慢によって、

子供たちにリスクを負わせ、放射能を気にせずに

暮らすことがボーイスカウトの教育でしょうか?


検査をすれば、ぐうの音も出ないほどの数値が

出るだろうと予想されますが、あえて検査をせず、

「知らぬが仏だから大丈夫」という大人の姿勢。

これは批判されるべきだろうと思うのです。


僕は口が悪いので、過激な文章になっていると

思いますけど、これでも全然配慮している方です。

なぜなら、一番肝心の「数値」を出していません。

だから、これでも穏便に済ませようと思っています。


もしかしたら、去年の秋にもキャンプをしていて、

「オマエは殺人級のバカか!」と言いたくなる

可能性はありますが、過去のことも問いません。

このまま安全性を見直していただけるのであれば、

これ以上は何も言いません。アホを決定づける

衝撃的な数値を公表する必要もないと思います。


だから、安全性を見直してほしい!


しかし、変わらないのならば、仕方がないので、

数値を出して、科学的に議論させてもらいます。


「安全は俺が保障する。だから、子供たちは

思いっきりキャンプを楽しめ!」と言うのなら、

文句はありません。皆さんは、どう思いますか?


もしかすると、ボーイスカウトの活動については、

今後、注視していく必要があるかもしれません!