「鬼」を導入し、より正確で科学的な検査を

実現することになった『チダイズム』ですが、

科学好きオジサン、科学好きオバサンからも

おおむね好評で、「確かに進化した」という

声をいただくようになりました。


まずは、一安心です。


一部では、「素人の検査が酷い」なんていう

クソみたいな「まとめ」も作られていますけど、

目指すは、日本最高レベルの検査体制です。


測定技術に情熱を燃やす「科学屋」の方々に

一目置かれるようになれば、『チダイズム』

測定にも、それなりに信頼を持っていただけると

思いますので、一般ピープルにはわかりやすく、

「科学屋」の皆さんにはマニアックに、放射能の

測定技術を分かち合いたいと思います。


さて、「鬼」プロジェクトは、今後も続きますが、

『チダイズム』では、また新たな実験をします。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-PCA104


「スコップ」と「ジップロック」。


さあ、これを使って何を始めるつもりなのか。

なんとなく想像がついている人もいるでしょう。

今度は、子供が直接手に触れて遊ぶ「アレ」

検査してみようと思っています。


ただし! このプロジェクトの全貌は、明日から!

今日は、元気にセシウムを検査してまいります。

今回、検査してみる商品は、こちらになります。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-PCA105


国内産の薄力粉。


これまでの検査で、国内産の小麦粉は、正直、

あまり良い数字が出ているわけではありません。

こちらも検査したら、出てしまうかもしれません。


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体に良いはずのオーガニックフードが、

根こそぎ放射能の影響を受けている現実。

こちらの小麦粉は、どんな結果になったのか。

気になる結果は、こうなりました。


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条件付きの「不検出」。


以前、福島県本宮市産の精米された米では、

数値の上では検出されていたものの、科学が

大好きな皆さんに向けて提示したスペクトルを

解析してみると、「セシウムが入っている」

断言できなかったため、「不検出」としました。


検体が福島県産の米ということもあったため、

その後の追加検査で、1.1ベクレルの検出と

わかりましたが、2ベクレル以下の不検出とも

言うことができたため、どっちみち気になる人は

食べないし、気にならない人は食べないだろうと

いうことで、結論は「検出」とも「不検出」とも

言える感じになってしまったのですが・・・。


今回の検査は、7200秒で検査をしました。

それでは、具体的な数値をご覧くださいませ。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-PCA108

(※クリックすると、拡大できます。)


検出下限値1.6ベクレルに対し、合算では

2.3ベクレルと表示されましたので、結果は、

「検出」と言うこともできるのですが・・・。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-PCA109

(※クリックすると、拡大できます。)


前回、4500秒で短いというご指摘を受け、

今回に限り、7200秒での検査をいたしました。

このグラフを見る限り、ピークを確認できません。


「鬼」は、感度としては優秀なのですが、

機械の計算的にはピークを判断せずに

検出させてしまうため、スペクトル分析から

「不検出」とするのが妥当かと思われます。

よって、『チダイズム』で出した結論は・・・!!


条件付きの「不検出」。


おそらく、2.3ベクレルよりは低いでしょうが、

限りなく0ベクレルに近いという判断もできず、

かなりフワッとした結論になってしまいました。


さて、このブログは、企業を糾弾するために

検査しているのではなく、あくまで美人奥様や

これから子供を出産する超カワイイ女のコが、

日々のお買い物の参考にしていただけるよう、

検査をしているものです。


なので、「条件付きの不検出」という表記は、

今までの「検出限界値以下」と似ていますが、

ピークがなくても、数値として出ているのならば

念のために注意しようという人もいると思います。


そこで、今回は読者の皆様にお尋ねいたします。

この国内産の小麦粉なのですが、さらに詳しい

「検出」「不検出」かの数値を求めますか?


これがベビーフードであれば、皆さんに聞かず、

ゲルマニウム半導体検出器で詳しく検査をして、

皆さんに数値をお知らせしようと思うんですけど、

今回は、マニアックな店でしか置いてない小麦粉。


例えば、「俺の店はラーメン屋をやっていて、

この小麦粉をこだわって使っているんだ」

おっしゃる読者の方がいらっしゃった場合には、

追加でゲルマニウム検査をやりますけれども、

その可能性も低いです。


時間とコストを考え、特に問題がないようならば、

2ベクレルでの「条件付き不検出」ということで、

次の調査へと行かせていただこうと思います。

何かございましたら、コメントをください。



【追記】


この検体は、ゲルマニウム半導体検出器による

クロスチェックの結果、「不検出」を確認しました。

よって、安心して食べられることを太鼓判します。