千葉県柏市には、住宅街の真ん中に、
ちょっとした良い感じの公園があります。
ここは、地元の人たちに「松葉第三公園」と
呼ばれている住宅街の真ん中にある公園。
なぜか地図には載っていません。
遊歩道を抜けると、そこにあるのは、子供が
遊ぶためのジャングルジムや、すべり台など。
そして、この公園は少し特殊な地形のため、
すべり台の下には砂場があり、子供たちが
寝っ転がれるほどの大きなスペースでした。
さて、日頃からガイガーカウンターを持ち歩き、
空間線量をチェックしているような人たちには、
この時点でわかっていると思いますが、実は、
この砂場は危険です。
一体、どのあたりが危険なのか。
もう少し詳しく見てみることにしましょう。
実は、冒頭に紹介した遊歩道は、先程の
ジャングルジムより高い位置にあります。
最近は、ゲリラ豪雨も珍しくありません。
遊歩道の土から流れた水は、ジャングルジムの
広場を通って、最終的にどこに流れ着くのか。
ジャングルジムの先にある、すべり台から
水がすべて流れ落ちるようになっていて、
砂場に集まる!
原発事故から1年半が経ち、ようやく行政が動き、
この公園も除染対象になりましたが、それまでは
子供たちが、この砂場で全力で遊んでいました。
ちなみに、地元の人の話では、この砂場の線量は
1マイクロシーベルトに近かったと言われています。
砂は何ベクレルだったのか!?
数万ベクレルだったことは想像に難くありません。
そんな砂場で子供たちが遊んでいたのですから、
世の中の放射性物質を「安全だ!」と言っていた
バカ野郎どもを、片っ端からグーで殴ってやりたい
気分になりますけれども。
放射性物質は、どのように濃縮されるのか。
かなり興味深いので、実験してみる価値はあると
思うのですが、今回、この公園で検査をしたのは、
実は、この砂場の砂ではありません。
遊歩道に生えていたキノコ。
キノコの種類は不明なので、毒キノコである
可能性も否定できず、そんなのを食べたら、
別の意味で、「ただちに健康に害がある」と
いうことになってしまうのですが、参考として、
検査してみる分には、問題ありません。
このブログは、実にいろんな人が読んでいて、
やたら放射能に詳しい科学大好き野郎たちも
たくさんいるんで、もしかしたら、キノコ大好き
野郎の皆さんも読んでいるかもしれません。
これ、何でしょうか?
ちなみに、食べられるかどうかは知りませんが、
検査をするため、コイツを乾燥させてみました。
子供も遊ぶ千葉県柏市の公園に生えていた
謎のキノコのセシウムは、何ベクレルなのか。
気になる結果は、こうなりました!
4577ベクレル。
久しぶりに来ました、強烈な数値です。
千葉県柏市のキノコで、こんな状態ですから
福島の高線量地域の公園で生えているような
キノコは、こんなものではないことでしょう。
よって、この検査から分かるのは、これから
秋になるにつれ、公園などではキノコが生える
こともあるでしょうけど、子供がツンツン触れたり、
潰して胞子をまき散らしたりするのは、危険!
キノコに触るな!
食品となるものは、検査が実施されていますが、
このような食べられるのか食べられないのかが
わからないような公園のキノコを検査した例は、
あまり多くないことでしょう。
これからは登山シーズンでもありますから、
どこぞのジジィやババァが、そこらへんに生えた
キノコを食べて、「うまい!」とか言うでしょうけど、
それを子供に食べさせないように注意してください。
僕としては、ジジィやババァも食べないべきだと
忠告しておきたいですけど。