昨日、僕のホームグラウンドである秋葉原を

歩いていた時のこと。とても衝撃的な光景を

目にしてしまいました。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-OOI128


「福島産直市」。


一言に「福島県」と言っても、すべてが深刻な

汚染地帯ではありません。例えば会津地方は、

関東の代表的なホットスポット・千葉県柏市より

空間線量も、土壌汚染も低いです。


だから、今回の産直市では、会津産コシヒカリも

売られていて、たくさんの人が買っていましたが、

たぶん「不検出(0.0ベクレル)」に近い数値に

なると思いますし、買うことにも、食べることにも、

僕に特筆すべき意見はありません。


食べたい人は食べればいいし、

心配な人は食べなければいい。


「放射能は飲み物」と言っている、セシウムと

カリウムが同じものにしか見えない安全派の

オッサンにはよく誤解されますが、僕は何でも

「危険」と言っているわけではないのです。


危険なものは危険だし、

安全なものは安全です。


このブログが、なぜ多くの人に読まれているか。

それは、すべてを危険だと言うこともなければ、

すべてを安全だと言うこともないからです。


少なくとも、放射能は「安全」ではありません。

たとえ微量であっても、無害ではないのです。

にもかかわらず、今の日本の科学者たちが、

何か一つでも「危険」を示したでしょうか?


原発が爆発しても「安全」でした。

広島の原爆の数百個分という放射性物質が

降っても安全でした。その雨を浴びても安全。

空間線量が高くなった所で暮らしても安全。

暫定基準値を超えたものを少しくらい食べても

安全で、それ以下であれば、もっと安全です。


危険なものは何もない。


放射能の雨を浴びても、誰も病気にならない。

もし、本当に被曝をしても心配ないのであれば、

原発作業員たちが、日常的にタイベックなどの

特別な作業着を着たり、いちいち原子炉を出る時、

カウンターで測ったりするのは、全部「無駄」です。


せいぜいゴム手袋でもあれば、便所掃除の

おばちゃんぐらいの軽装備で良いはずです。

科学者の言うことが正しければ、ウンコにある

大腸菌よりも危険度が低いはずですから。


しかし、実際はそうではありません。

原発ではガチガチに放射能を管理していても、

がんになって労災が下りた作業員がいますし、

それ以上にたくさんの労災申請がありましたが、

ほとんどは因果関係が証明されずに却下され、

普通に死んだことになっています。


ですから、微量であっても、放射性物質が

含まれているものを、食べるべきではない。

特に、子供や妊婦、妊娠予定の女性は。


福島の名物にも、放射能汚染の心配がない

魅力的な食品はたくさんあります。安全なものが

売られるのであれば、買うことに積極的なのは

素晴らしいことだと思います。


ところが、僕はこの中に、確実に汚染されている

ことが分かっている商品を見つけてしまいました。

ブログには載せていませんが、放射能測定室の

検査によって、セシウムの検出が確認されている

「桃ジュース」です。


秋葉原のメイドさんは、「桃が好き」なんです。

桃をトレードマークにしている女のコもいるほど。

そんな「秋葉原」という未婚のカワイイ女子が

集まるところで、セシウムが検出されている物が

堂々と売られる世の中。


せめて数値を知ってから買うべきである!


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国会議員の先生方のキャンペーンのために、

何も知らない秋葉原のカワイイ女のコたちを

巻き込んではいけません。


限りなく不検出に近い安全な物ばかりを集め、

販売しているのであれば、「こんなに安全な

ものがあるんです」というキャンペーンになり、

福島の誤解も解けるかもしれません。


しかし、かなり高い確率で放射能が検出される

「危険度の高い野菜や果実」を中心に集める。


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福島県産のプラム。


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福島県産の生しいたけ。


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福島県産ブルーベリー。


これらの数値は、一体、いくつなのでしょうか?

議員と一緒にいた美人秘書風の女のコも買って

いましたから、おそらく帰って食べると思います。

流通している以上、消費者には知る権利がある。


「風評被害」どころか、夕方には売り切れるほど

大人気でしたし、「内部被曝を軽視する」という

世の中の動きに対して、「それでいいのか?」

疑問を投げかける人間がいてもいいと思います。


この問題は、とてもナイーブな問題だと思うので、

いつものチャラついた感じで書けるものではなく、

真面目にお伝えしなければならないと思います。


明日から一つずつ数値を公表してまいりますが、

僕が語ることは何もありません。感想も述べずに

ただただ淡々と現実だけを書いてまいります。