高田馬場駅の「ルノワール」で、都内の出版社で
働く女性編集者と待ち合わせることになった僕。
都内の出版社で働く女性というだけで、僕の中に
広がるイメージは、資料が入った大きなバッグを
肩にかけ、時計を見ながらタクシーに乗るような
上戸彩ちゃんみたいな女性だったのですが・・・。
肝心の本番前に眠くなり、ソファーに寄りかかり、
「イナバウアー！」とやり出した瞬間、入口には、
その編集担当の女性らしき姿が！
「イナバウ・・・アー！？」
そこに立っていたのは、上戸彩ちゃん・・・とは
太陽と冥王星ぐらい離れている、「地味」を
絵に描いたような、真面目そうな女性の姿が！
地元のスーパーの２階で、食料品のついでに
買ったような服、まったく化粧をしていない顔、
事務的にまとめられた髪、ジョニー・デップ以外
似合わない大きな黒縁のメガネ。
「私、出版社で働いてますけど？」的な
プライドの高そうな感じは全然ない代わりに、
キラキラ感もないという、どちらかと言ったら、
田舎の信用金庫にいそうな雰囲気！
僕：「お・・・、は、はじめまして。」
女：「ちだいさんですか？」
僕：「あ、はい、ちだいです。」
女：「ちだいさん、はじめまして。」
挨拶も超普通！
僕のイメージでは、名刺交換をする時にも、
フワーッとブランドモノの香水の香りがして、
「や、やめろ、バカタレ！好きになっちゃう
だろうが！」とドキドキした頃には、完全に
好きになっているパターンだったんですけど、
まったくの無臭。
そんな女性編集者さんと、挨拶もそこそこに
さっそく出版についての交渉が始まりました。
すると、他の出版社さんとの打ち合わせでは、
極端に言うと、「テメエのショボい本を出すか
考えてやるから、話を聞かせてみろや」的な
感じがするんですが、その女性編集者さんは！
「私としては、ちだいさんの本を出したいと
思っているんですが、いかんせん私どもは
小さな出版社ですので、ご納得いただけるか
わからないのですが、ダメなら諦めますんで、
私の話を聞いていただけませんか？」
まさかの低姿勢！
僕のような実績のない人間には、「うるせぇ！
素人は引っ込んでろ！」的な感じで接する
出版社さんは多いし、ある出版社に至っては、
「放射能の話は、胡散臭いんだよねぇ・・・。
武田邦彦教授ぐらいの知名度がなかったら、
うちでは扱わないから！」と言われる始末。
そんな中で、出版社側から「本を出したい」と
言ってくれて、自費出版ではなかったばかりか、
まさかの低姿勢！
編集担当の女性は、「うちの会社は小さくて、
払える印税も少なくて申し訳ないんです」と、
何度も何度も言っていたのですが、そんなのは
関係ありません。
即決しました！
具体的には、赤字にならないギリギリの線は、
１２００部ということで、せっかく出してくれるのに、
出版社さんに迷惑をかけるわけにいかないので、
１年で１２００冊以上は売りたい！
欲を言えば、もっと売れた方がいいですけど、
「最近、一番売れた本は何部ですか？」と
聞いてみたら、
「うーん、３０００部かな・・・。」
「うち、すごく小さな出版社なんですよ。
ちだいさんも、今まで名前すら聞いたこと
なかったでしょ？ すごく小さな会社だから
歴史はあるんですけど、いつも１５００部とか
２０００部とかで勝負をしているんですよね。
５０００部なんか売れたら、大変ですよ！」
そうです。本と言うと、１０万部、１００万部という
単位を思い浮かべる人が多いと思うのですが、
今のご時世、５０００部売れれば大ヒットです。
ベストセラーなんていうのは、夢のまた夢！
もちろん、僕が榮倉奈々ちゃんと結婚するのと
同じぐらいの確率で、本が１００万部売れちゃう
可能性も、まったくの０％ではありませんけど、
「本を出す＝売名！（ｷﾘｯ」と言う人たちは、
いつから時代が止まっているんでしょうか？
今度、どんな出版社から発売されるのかを
皆さんに写真付きでお届けしようと思いますが、
皆さんの想像を覆すことは間違いないでしょう。
さて、今日も元気にセシウムの検査です。
こうしている間にも、「歴史ナビゲーター」の
井上先生が、またまたディスってるようですが、
これからは、完全にシカトで行こうと思います。
「永遠にさようなら！」
今日の検査食材は、「千葉県柏市産の卵」。
千葉県柏市は、放射能のホットスポットなので、
ちょっと特殊な環境下で生まれた卵です。
あらゆるものに使われている「卵」は大丈夫か。
ちょっと調べてみることにしましたが、気になる
検査の結果は・・・！！
検出限界値以下。
けっこう微妙な数値になってしまいました。
誤差の範囲と言えなくはないと思いますけど、
やはり、食卓のセンターポジション的な存在の
食材ですから、微妙に汚染されていても困る！
ゲルマニウム半導体検出器での
再検査を実施することは確定！
「卵」に関しては、さらなる研究が必要だと
思いますので、他の産地の卵も検査します。
千葉県柏市の卵も、複数回チェックをします。
とにかく、包み隠さずに公開することが大切！
皆さんと一緒に判断していただきましょう。