1階から屋上まで、完全にシャレオツな空気を
漂わせていた「ダイバーシティ東京プラザ」。
どれくらいシャレオツかと言いますと・・・。
吉野家が、このありさまです。
僕の中で、「吉野家」というのは、隣に座った
むさ苦しいオッサンと、うっかりすると肘と肘が
ぶつかっちゃうような感じで、つゆだくにした
牛丼を腹に流し込むように、掻き込む場所!
地方競馬の最終レースを負けちゃった
ダメなオヤジが、ギリギリ残されたポケットの
小銭で食べる、涙のスパイスが効いたヤツが
「吉野家」のはず!
なにをデート中のカップルに
優しい雰囲気にしとんねん!
しゃらくせえ!!
このお店なんて、女子ウケしようと思って、
全力でカワイイ雰囲気出していますけれども、
僕の中で、この看板の発音は・・・、
「とんぷ・きょぷんぷ・じゅぷん・
とまるぷ・腐るッ!」ですから。
マルマルしすぎだろ!!
今日の僕は、何に対してもカラむモードに
なっているようですけれども、この建物に入ると
どのお店も少しオシャレを気取ってしまうようで、
「ダイソー」まで、「DAISO JAPAN」などと
国際派を気取る始末です。この施設の中は、
吉野家や100円ショップまでアウェイなのか!
僕をウェルカムしてくれるような、オシャレを
気取っていない、ホームっぽい店はないのか!
そう思った次の瞬間・・・、
「・・・えっ!?」
「こ・・・、これは!!」
そうです。なんと、東京に観光に来た人向けに、
最大手のメイドカフェ「めいどりーみん」が、
「ダイバーシティ」に出店していたのです。
すると、僕の溢れ出ているオタクフェロモンを
察したのか、すぐさま寄ってきたメイドさん!
「寄って行かないニャン?」
なんて抜け目のない女でしょうか。
僕を見つけるなり、「コイツは金を出す」と、
察したのでしょう。しかし、僕の友人でネコ語に
大興奮する「とおる氏」だったら、今のセリフで
イチコロだったかもしれませんが、僕はそんなに
単純な男ではありません。
女に誘われたからと言って、そう簡単に
ホイホイとメイドカフェに入るような男では
「・・・ん!?」
くっそおおぉぉぉ!
どこまで誘惑に負ければ気が済むのでしょう。
あまりにアウェイな空気に押されていたせいで、
ついうっかり馴染みのあるメイド喫茶に入って
しまいました。
僕の意志は、横浜DeNAベイスターズよりも
弱いようです。おっと、野球のわかる男子しか
分からないことを言ってしまいました。
さて、今日もくだらないエピソードを強制的に
聞いていただいた後は、皆さんお待ちかねの
セシウム検査のコーナーでございます。
今回、検査をしてみるのは・・・、
キョクヨーの「いわし味付」。
千葉県の外房などでは、「いわし」が名産品。
しかし、このあたりの海からは、放射性物質が
検出されているので、「いわし」も要注意の魚。
この缶詰は大丈夫なのか。
パッケージの横を見ると、原産国は「タイ」と
書かれています。もし、タイで獲れた魚ならば、
放射性物質が検出される可能性は、限りなく
ゼロに近いだろうと思うのですが、皆さんは、
こんな噂を聞いたことはないでしょうか?
放射能を危険だと思っている人たちにとって、
半ば常識的な都市伝説となっているのですが、
本当にそんなことは起こっているのでしょうか。
ということで、検査をしてみた結果は・・・!!
「検出限界値以下」。
但し、魚ロンダリングの
可能性は十分疑われる。
メーカーからしてみれば、タイに工場があって、
日本の魚を加工しているだけなんでしょうけど、
これにより、原産国は「タイ王国」という表記に
なってしまうので、意図的ではなくても、結果的に
魚ロンダリングになってしまっている可能性がある。
タイの缶詰は要注意!
悲しいことに、海外のものなら安全かと言えば、
そうではないというのが、今の世の中のようです。
僕たちが検査するべきものは、想像した以上に
たくさんあるようで・・・。
僕の放射性物質を検査しまくる冒険は、
「ロード・オブ・ザ・リング」より長いようです。