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日本の政治の中心と言えば、皆さんご存知、

国会議事堂です。この写真は、国会議事堂の

前にある歩道なのですが、社会見学シーズン、

たくさんの小学生が、この道を歩きます。


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10歳から12歳の小学生の男の子・女の子が、

たくさんのイチョウの枯れ葉が落ちている道を

歩くことになるのですが・・・。


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もちろん、この葉っぱをムシャムシャ食べる

子供はいないのですが、枯れ葉を触ったり、

ズボンの裾を触った後、お菓子を食べる

子供がいないとは限りません。


しかし、枯れ葉には、たくさんの放射性物質が

入っているという話を聞いたことがありますよね。


ここが福島だったら、もちろん、触らない方が

良いのですが、東京の国会議事堂の枯れ葉に

触れるのは、安全なのか、それとも危険なのか。


今は、枯れ葉の季節も終わり、ただ砂埃だけが

舞っている状況なのですが、国会議事堂前の

歩道に落ちているイチョウの葉は何ベクレルか。

これを測ってみようと思い、「ベクミル」に行って

きたんですが・・・。


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国会図書館に行くため、何度も歩いた道。

靴やズボンに放射能がつくんじゃないかと思い、

ビクビクしながら歩いていたんですが、結果は!


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「ND(不検出)」。


最大でも20ベクレル未満であることが

わかりました。それほど心配のない道を

勝手にビクビクしながら歩いていただけ。

そういう結果が出ました。安心と分かれば、

今後は堂々と歩ける! かなり良い結果です。


しかし!!


実は、国会議事堂の前の枯れ葉とは別に、

もう一つ測ったものがあり、それは・・・!!


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陸前高田の瓦礫。


現在、被災地の瓦礫を、東京都や大阪府など、

各自治体が燃やしてあげることを検討中ですが、

これに賛成して良いものなのか、悪いものなのか。

これを知るためにも、被災地の瓦礫の放射能を

調べるというのは、重要なことだったのです。


そのために、ボランティアの方々の協力を得て、

瓦礫の山から集めてもらったものを測ることに

したのですが、その数値は・・・!


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41ベクレル。


一見、少ないようにも見える、この数値。

実は、1kgあたりの数値なのですが、もし瓦礫を

受け入れるとなると、1kgなんていう単位でなく、

少なくとも、数百トン、数千トンという単位になり、

仮に1000トンの瓦礫を受け入れたとすると・・・、


4185万ベクレル。


瓦礫を処理した施設から、4185万ベクレルもの

セシウムが放出されたり、埋め立てられることに

なってしまうのです。


つまり、1kgあたりの数値が少なかったとしても、

大量に集めて燃やせば、かなりの量になります。

放射能は何をしても無くならないので、燃やした

自治体が人工的に汚染されることになる。


事故で仕方なく降る放射性物質とは違って、

バカな知事が人工的に降らせるセシウムが

4185万ベクレルになるということですから、

結論から言いますと・・・!


まったく賛成できない!


津波の被災地が大変なのは分かっていますが、

こればっかりは仕方がありません。原発事故が

なかったら、誰も反対する人はいないでしょうが、

アホみたいに事故を起こし、「安全だ」というのが

嘘なんですから、賛成なんてできっこありません。


文句があるんだったら、

東京電力に言うべき!


41ベクレルなら少ないから安心だと言うのは、

あくまで1kgだった時の話。膨大な量の瓦礫を

引き受ければ、膨大な量の放射性物質になる。

2kgなら82ベクレル、5kgなら205ベクレル、

瓦礫の量が多くなれば、放射能の量も大きく

なってしまうからです。


大都会で瓦礫を燃やす行為は、

人工的にセシウムの雨を降らせる

極めて愚かな行為に過ぎません!


おそらく、科学者の人たちは、その膨大な量も

拡散して薄まれば問題ないと言うんでしょうが、

これは、小さな核爆弾を燃やすのと同じ話です。


僕は実際に、自分の目で直接、陸前高田市を

見てきた人間ですから、どうせならば被災地の

瓦礫ではなく、無能でアホな議員しかいない

国会議事堂が汚染されていた方が良かったと

思うぐらいなのですが、現実は本当に理不尽!


どうして、こんなにうまくいかないのでしょうか。

津波の被災地が、放射能のダブルパンチを

受けているのは、現実に起こっていることです。

なのに、そんな悲しい現実には、誰も目を向けず、

むしろ現実を知らないように隠しているほどです。


隠せば隠すほど

不幸になるだけだ!


陸前高田市をはじめ、津波の被災地が本当に

復興を果たすためには、まずは調査をすること。

大丈夫なら大丈夫なりの、ダメならダメなりの

政策が必要であり、国がやらないなら、民間が

やるしかありません。


まずは、瓦礫はダメである!


他の自治体はもちろん、陸前高田市で処理を

するのも良くありません。また悩ましい問題が

一つ増えてしまいましたが、どうにか解決策を

探っていかなければならないのです。