我が教室の誇れる自由人、Kちゃん。
この春小学3年生になります。
昨日のレッスンにて。
今まで弾いた曲を、復習で弾きました。
右手のメロディだけで5、6曲。
「つ~か~れ~た~ぁ」
と言うので、じゃ、今度は左手だけやって
みようねと言うと、へ音記号を読んで瞬時に
弾くのにちょっと手間取りました。
間違えるのがキライなKちゃん。
間違えるならいっそ弾かないもん~!
と昔はレッスンに来てもピアノの前には
座らずに楽器でリズム練習したり、
アプリをしたりで終わったこともありました。
それでも今は、間違えてもいいんだからさ
と少し割り切れるようになってきました。
気持ちの波もあるので、いつもいつも同じ
ように集中してというのは難しいけれど。
少しずつ成長していますね♪
良きことじゃ。
家での練習はなかなか気が向かないよう
ですが、Kちゃんの場合はそこを厳しく言う
と逆効果だとわかっているので、無理強い
はしません。
Kちゃんの特性、良く理解しているつもり…
ですのでね。
やるなら完璧を目指したい。でも間違える
と気持ちがシュンとしぼんでしまうKちゃん
です。もう疲れたもん、やらないもん~と
おへそが曲がってしまいます。
本当は上手に気持ちよく弾きたい癖に♡
Kちゃんのジレンマ、わかります。
それでも間違えないと上達しないから。
私はKちゃんには少しストレスになるかも
と思いながらも、レッスンの中で
「おお、読めるじゃない。弾けるじゃない?
いいんだよ、間違えても。気にしないで
次の曲行こうね」
と、進めます。
ある曲で、片手ずつが弾けた後
「難しい曲が弾きたい!」
(↑Kちゃんは、プライドも高いのです)
と言うので、その隣の曲を片手ずつ練習
してから両手奏をしてみました。
リピートがあるその曲の、一回目が終わり
さてもう一度最初に戻ろうね~とKちゃんの
音を待っていると…あらっ?
Kちゃんが声をかみ殺して涙を流して
います。真っ赤な顔をして。
(あちゃ~ちょっとKちゃんにはハードル
あげすぎちゃったかな~?)
と少し焦りました。
でもね、レッスンの場で背伸びをしてみる
ってすごく大事なことだから。。
ママが付き添ってくださっていたので、
ママと一緒に
「Kちゃん、辛かった?」
「どうしたの?」
とソファーに移動して落ち着かせました。
ややあって、
「…くやしかったの。」
とKちゃん自身の口から言葉が出てきました。
…おお。
なんという成長。
「Kちゃん、そうだったんだ。
それってすごいよ。弾くのがただイヤだった
わけじゃなくて、弾けない自分が悔しかった
んだね。」
今までだったら、ただ疲れたもうイヤ~で
終わっていたのが今回は自分で自分の
本当の気持ちを言えた。
それがどんなに素晴らしいことか。
しかも自分に悔しさを覚えたとは。
「できないところがあったら、また練習して
できるまでやればいいんだよ。」
いつも言う言葉ではありますが、繰り返し
伝えて終わりました。
Kちゃん、レッスンに来ること。
通い続けること。
Kちゃんにとってそれが今は一番大事。
そして、チャレンジを重ねて失敗もして
経験を積んでいってくれたら先生はいい
と思うんだ。
Kちゃんがピアノに向き合う時間。
自分に向き合う時間。
大切にして欲しいからさっ。
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