昨日は朝からレッスンでした。
黙とうをささげる時間にはできなかったので、
レッスンが終わってから6年前のあの日を
悲しく思い出しながら祈らせていただきました。
受けたダメージは6年経っても癒えたとは
言えないような気がします。
個人的にも一般的に見ても…。
あの日から、その日その日を必死で生きて
来た…起きた事象は到底受け容れがたく、
見えないショックが心と身体を蝕んでいき
ました。
震源地から遠く離れた埼玉の地に住む、
私と娘の生活にもかなり大きな影響を与えた
のですから、東北に住むみなさんの心痛は
いかばかりだったのか…はかり知れません。
日常のバタバタの中で、ほんの少し被災地に
思いを馳せました。
思いを馳せるだけではなんの力にはならない
かも知れないけれど、気持ちを運ばせていた
だくことに意味があるかなと勝手ながら感じて
おります。
その後、私にしては珍しく自分癒しに行って
参りました。
近所にある天然温泉です。
実は一昨日も行きました。
少々…心身ともにパツパツになっているよう
でしたので、たまには自分の身体と心に向き
あってみようと重い腰を上げました。
アタマから足先まで固くなった身体を少しずつ
ほぐしながら、「ピアニストのためのヨガ入門」
にあった瞑想を。
”さまざまな雑念が沸き上がってきても、
その思いを受け流していく”
”マイナスなことばかりが浮かんでも、それも
自分なのだとそのまま受け容れる”
折角のヨガ入門の本ですが、全然実践できて
いないのでせめて瞑想をしようよ思ったのです。
しかしこれがまた、目をつぶって静かにしている
と、マイナスな出来事や結果ばかりに意識が
行ってしまうのですね。
アレができなかった、コレができなかった、
上手くいかなかった、イヤな夢ばかり見た、
私ってどうして要領が悪いんだろう…
そんなことばかりが頭に浮かんで心が沈みます。
でも極力、”そんな自分も自分なんだ”
”良い悪いは置いといて、受け容れよう”
そう意識するようにしました。ちょっとだけね。
そうしたら、心が静まってきました。
受け容れる、ということは自分そのまんまを
認めるということなのですね。
自分の良くない部分は消してしまえれば
いいけれど、そうはいかない。
消したくても消せない思いを引きずるのでは
なく、まんま受け容れる。
受け容れがたいことだけれど、まずは容れて
みるって大事かなと思いました。
自分の心と身体に向き合って、静かに目を
瞑る。…なかなか得られない時間をいただき
嬉しくなりました。
こういう時間を作らなければ、何に対しても
あわあわしながら対応するだけの自分に
なりそうです。
時々、それもできるだけこのような時間を取る
努力をしようと思いました。
自分の心から健全でないと、周りも幸せには
できないですものね。
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