合唱祭や音楽祭に向けて、伴奏オーデションに合格した

生徒さんたちが頑張っています。

毎年この「学校での伴奏者として」の弾き方について、

私は教える立場からいろいろ考えてしまいます。

実直に申しますと、「伴奏者向きの荒い弾き方」を容認

しなければいけないのが…本当はとてもイヤです。

とにかくテンポは乱れずキープ。

打鍵はまさに「叩く」と言った感じで。

何人かが毎年伴奏者に選ばれますが、今年は特に学年

全体の伴奏(40人×6クラス)を受け持つ、中2のSちゃん

がずばりそんな弾き方です。

やむを得ないといえばその通り。

しかし、伴奏者としてやってみて学ぶこともありますから。

全て無駄な経験はないと…思いはするのですが。。

毎年、講師としては複雑な気持ちにかられます。

伴奏者に選ばれるのは、光栄なことで張り合いも出ますし

人前で演奏することや相手に合わせること、周りを良く見る

ことなど、普段できないことを経験できる良いチャンス。

でもやはり弊害もある。

音が汚くなってしまうんですね。

 

体育館で240人の声に負けじとピアノを弾かねばならない

Sちゃん。

幸い(と言っていいのかどうか)大変強い指と精神力を

持っているSちゃんですので、先日1時間ぶっ通しでの

学年全体練習でも指を痛めることもなく、放課後の部活

(彼女はボート部)も普通にこなしたと。

Sちゃんは理解力も柔軟性もあるので、私が危惧している

こともわかっています。

「その弾き方は、伴奏が終わったらもうしないようにね」、と。

来週始めに本番があるそうなので、それまでの辛抱かな。

 

普段の課題も昨日のレッスン内で弾いてもらいました。

やはり…音が荒くなっています。

まるで一音一音、激しく自己主張しているようで…。

毎日の練習と毎回のレッスンで築き上げてきた”音”が

どこかへ行ってしまったようで…悲しくなりました。

悲しいけれど、それをストレートに感情表現しません。

悲しい虚しい気持ちで一杯になってしまうと、その先が

続かないですから。

毎年繰り返し思いだす、虚しさですけれども。

 

いえ、でも決してSちゃんが悪いわけではありません。

Sちゃんは、伴奏者になってみたくて頑張っていました。

やってみたかったんだよね。その気持ち、わかるよ。

彼女は割り切って弾いています。

素直な音を…また思いだして弾いていこうね。

美しい音を、のびやかな音を、目指していこうね。

明るく語り掛けながら、私はSちゃんの前で課題の演奏を

しました。

指の運び方、音の響かせ方、耳の澄まし方。

私の演奏で、ちゃんと”この音だ””そうそうこの弾き方!”

というのを確認していました。

 

アップウチの子宝草ちゃんたちです。

だいぶ上にのび~てきました。

水をたっぷり吸い上げて、光のあるところへ向かって

一心に伸びています。

素直に、まっすぐに。

音楽もこうでありたいですね。

自然に。伸びていきたい方へ、素直な音で。

 

 

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