「先生、わたし、家でれんしゅうしていてわからないところが
あったんです~。」
昨日のレッスンにて、小学2年生のSちゃんのご質問。
…おお、やっぱり来たね。
生徒さんたちが小学校に上がったら、私は音楽用語辞典を
持ってもらうようにしており、自分で楽語や奏法に関する疑問を
探ってほしいと思っています。
Sちゃんは、辞典や辞書が大好き♡
これを使ってもらっているのですが(もちろんお家で)、
Sちゃんは、重いだろうに毎週レッスンにもこの辞典を持って来ます。
そして、わからない楽語や記号が出てきたらその場で調べるのです。
調べて理解できたページには付箋を。
どれだけ自分が勉強したか、一目瞭然ですものね。
今回は、この「メッゾ スタッカート」がわからなくて~とレッスンが
始まってすぐに私に言いました。
いつもは調べてわかるのだけれど、載っているのかわからなくって、
すっきりしなくて気持ち悪かったようです。
私は先週敢えてメッゾ スタッカートのことに触れませんでした。
Sちゃんがどう出るかな?と思って。
そうしたら、案の定見つけて質問したというわけです。
素晴らしい。
意味あいとしては、スラーとスタッカートの間くらいの弾き方(つまり
はよく言われるように、その音価の4分の3くらいの長さで演奏する)
…となります。
厳密には、その曲ごとに正確が違いますしその場面がどういう
情景を表現しているのかでも、与える音価が変わってくるので
絶対4分の3!というわけではないと思うのですが。
それでも一応一緒に辞書を引き、説明をしました。
さらにはもっとわかりやすく~と思って一言添えました。
「Sちゃん、パリッとしたおせんべいと ぬれせんべいみたいな
しっとりねっとりしたおせんべいが あるでしょ?
そのさ、ぬれせんべいのしっとりねっとりしたかんじで ひくんだよ。」
…Sちゃんのお目目がキラーン
Sちゃん、レッスン内で疑問が解決できたのが嬉しくて!
そしてぬれせんべい的なもっちり感を十分に持たせ、
メッゾ スタッカート部分、とても美しく素敵に弾けました。
手首も腕も自然にそのもっちり感について行き、素晴らしい
表現力を持ってできました。
たった一小節間、たった2音のこと。
そこへの思い入れが普段の何倍も違いましたね~!
もちろん、そこ箇所だけでなく曲全体をきれいにまとめて
弾けたんです。
Sちゃん、わからないって良いことなんだよ。
わからないからこそ、人間は知りたがるからね。
知りたがりになれたら、調べたがりにもなれる。
時間はかかっても、自分で調べたこと突き詰めたことは
よく覚えているものだよ。
わからないから始まって、わかった!に繋がったら、
もっとピアノは面白くなる。
これからも疑問質問をたくさん持ってください。
期待しています。
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