中上級のピアノ曲を編曲してある楽譜がありますね。
只今バイエル終盤で奮闘中の生徒さん。
バイエル教本5巻(ドレミ)とともに併用曲集5巻を使って、
レッスンしています。
併用曲集4巻・5巻あたりには、クラシック音楽の有名どころが
あれこれと出てきます。
あこがれのショパンのエチュード(別れの曲)や、ワルツなども。
小学1年生のかれんちゃん。
とっても努力家で、やる!と決めたことを一所懸命に頑張る姿に
毎週ときめいている講師です。
言わずと知れた、我が教室の誇れるストイックちゃん♡
先週、かれんちゃんには「ショパンのワルツ3番」の編曲もの
(冒頭部分16小節のみの編曲もの)を課題として出しました。
オリジナルのワルツを、昔私が小学4年生(?)の発表会で
何か明るい曲の前振りのような感じで弾いたと記憶しています。
…いや、本当は前振りという表現ではショパンに失礼ですね。
ごめんなさい。
相当苦労して練習した記憶があります。
左手にメロディを任せる難しさもありますが、何しろ物憂げな曲想を
この作品の持つ良さを活かさないといけませんから。
1番、2番と非常に華やかな(それこそbrillanteな)作品があっての、
この3番。とても控えめで詩情豊かな作品です。
子供にとっては、”地味な曲だなぁ”という印象を与えることが
多いようです。
昔私が練習に取り組んだ時がそうでした。
「なんて暗くて悲しい曲なんだろう。」
ってね。
今までの生徒さんでこの併用曲集を使ってレッスンした子たちも
そういう風な印象を抱いていました。
…つまりは、クライ~ヒキニクイ~キライ~と(^_^;)。
私も今ならわかります。
3番イ短調ワルツの良さが、ね。大好きなワルツの一つです。
かれんちゃんに出した課題は冒頭16小節のアレンジもの。
しかしこのメロディを美しく演奏する難しさは変わらない。
小学1年生に「物憂げな」感じを理解できるかな?
いや、その言葉通りでは理解できないでしょう。
もう少しお姉さんになると自然とわかるようになるでしょうけれども。
「憂い」とか「切なさ」という曖昧な表現を、どう伝えましょうか。
「かれんちゃん、たとえばさ、
”きょうは ひとりで おやつをたべなきゃいけない~”
ってときは、どうかな?」
「さびしい~。」
「”はやくママかえってこないかな~”とか、かんがえちゃったり。」
(うん、うんと頷く)
「そんなきもちで ひいてみてね。
さいごにむかって ディミヌエンドをして、わおんをとくにそっとね。」
果たしてかれんちゃんは、何とも言えないくらい上手に弾けました。
素晴らしい…と私は大絶賛。
最後のⅠの和音も大切に丁寧に置いてくれました。
その作品に相応しいニュアンスを伝えるってカンタンじゃない。
でも生徒さんが、身体でつまりはピアノを奏でる手と耳と…
いやもう全身で感じて体得してくれた!という瞬間は、
身震いするくらい嬉しいものです。
かれんちゃんの演奏の素敵さの中には、繊細な表現力も含んで
います。
繊細な表現をするための手や指、腕の動きもだんだんと板に
ついてきているのを感じます。
それは本当に素晴らしいことです。
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