講師として日々生徒さんと向き合う中で、どこか
”先生たるもの、こうあらねばならぬ”とがっちり自分の中身を
固めようとする自分がいます。
楽器を演奏するうえで、余分な力がジャマであるように、
余分な力の入った”先生”でいることはあまり意味がないの
かも知れないと…ふとそう思いました。
今はそれほど”理想の先生”を目指そうと思わなくなりましたが
(←高慢な思いからではなく、ムリに背伸びをする必要がないと
感じる気持ちからです)、それでも力が入ってしまう時もあります。
もちろん「先生」と呼ばれるにふさわしい自分でいようと努力を
してきました。
出せる技術や知恵を出し切って指導にあたること、生徒さんや
保護者様の思いをしっかりと酌むことを忘れないように。
学べるチャンスは極力逃さず、役立つ情報を得られる限り得て、
私の中で咀嚼してから生徒さんにシェアすること。
生徒さんとの心の距離を、最適に保つ努力をすること。
友達感覚になってしまってもいけないし、かといって遠すぎる存在
でいたら生徒さんも(特に今の生徒さんは)ついて来ないでしょう。
私が私でいることを許せるのは、ほかならぬ自分だと思います。
”こうあらねば先生失格”だと烙印を押してしまうのも自分かと。
私は自己評価があまり高いほうではないので、すぐに自分に
イエローカードを出してしまいます(;´・ω・)。
そうすることで、自然体であろうとする自分に不必要なブレーキを
かけていたのだと…なんとなく感じます。
結局は、精一杯努力している自分を心から認めていくことが
自分を自由にし、より自然体でレッスンできるようになるのでは
…と。
そう思えるまでに相当な時間を要しました。
昨年友人に言われて驚いた言葉があります。
「安子さんはさ、ブレーキとアクセルと両方踏んでいるから
疲れちゃうんだよ。そりゃあね~疲れるわな~。」
…あまりにも図星でした。
そう、私は前に進みたくてずっとアクセルを踏んでます。
誰だってそうですよね。
でも私は同時にブレーキも踏み続けている。
ここ数年、本当の自分を出すことでようやくそのブレーキを
踏まずに行こうと思えるようになってきました。
自分がかなりブレーキをかけていることをまず知り、そこから
なるべく自分で自分を否定しないようにしています。
人の本心や、心の奥底にある思いは、いずれ何らかの形で
表に出ますよね。
隠しても、メッキを塗っても(ここでは”こうあれねば”という気持ち
がメッキですね)、結局は人の本性は見えるもの。
だから隠す必要も、本当の自分を恥ずかしいと思う必要もないと
…そう言い聞かせることにしたんです。
自然体って、そう言うことですよね。
あるがままの自分でいること。
どこか息苦しさを感じさせるものは…自然じゃない。
長所も短所も全部ひっくるめて、そのままの私を受け入れて
くださる方に周りにいて欲しい。
そう感じるのは…変でしょうか。
周りにいて欲しい方というのは、生徒さん。保護者様。
信頼できる友人たち。
あっ、もちろん娘もです。
このヒトは昔から”あるがままの母”を知っているからいいかな。
快い、心地よいお付き合い。
それは人と人との間のこと。
そして自分と向き合う自分と間のこと。
そういう環境を、これからはさらに広げていきたいと思うのです。
自然体でいることが、より良い音を生み出すでしょう。
その人の内面が演奏には即出ますから、より良い演奏にしていく
ためにも、もっと自由な心でいたいと思います。
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