昨日のレッスンより。
中学校1年生のSちゃんのお話です。
Sちゃんは私の教室に年中さんからピアノを習いに来ています。
ピアノプラス歌のレッスンもしていた時期もありました。
かれこれ…9年経ちます。
小さかったSちゃん、私が小学校のPTAの合唱曲の指導に
行っていたときに私のピアノと歌をとても気に入ってくれて、
習い始めたんです。
お母様の合唱の練習に毎回くっついて来て、私が指導する
横にぺとっとはりついていたことを懐かしく思いだします。
レッスンでは読譜がちょっと苦手で、練習も少しゆっくりめ。
でも音楽大好きな気持ちは変わらないようです。
中学生になって超ハードな運動部に入っても、
ピアノをやめませんでした。
今は、大好きなブルグミュラー25の練習曲を弾いています。
基礎練習の後にこの曲集を。
教本の数を制限して、普段の練習への時間的&体力的負担を
少なくさせています。
この秋、学校の合唱祭の伴奏オーデションを希望していて、
そのためにレパートリーの中から一曲、取り出して再度練習
しなおしています。
昨年の発表会で演奏した「雨の日のふんすい」（ギロック）を
反芻して…反芻しつつさらに上達するべく熱心に弾いています。
過去に弾いた曲を、今また弾いてみる。
以前は見えなかった問題点や、中途半端だったパッセージを
洗いだして徹底的にきれいに演奏できるように。
一年経って弾き直してみると、グレードアップしている自分にも
気が付きますね。
実際私が聴いていて、前よりも本当に美しい音を余裕を持って
出せるようになったと感心しています。
Sちゃん、とっても上手になったね。
もう褒めまくりです♪Sちゃんも嬉しそう♡
同じ曲でも何度でも弾いてみると、新しい発見がある。
とても大切なことだと思います。
それは私たち講師にも言えること…。
学生の時に四苦八苦した曲を、はたまた昔はダイキライだった
曲を（苦笑）、今この歳でもう一度練習しなおしてみる。
私も時間の許す限り、時々試みています。
若かりし頃にはその楽曲の良さが見えなかった未熟な自分を
再確認してみたり、以前苦労した箇所がもっと楽に弾けたんじゃん！
と今頃(^_^;)気が付いてみたりします。
まだまだ、本当にまだまだピアノは奥深いと感じます。
…そう、そして…
今夜も夜更かし小僧をしながら、ますますピアノの奥深さを
痛感しているところです。
昨日のブログでご紹介（「一次予選」）しました、
ショパンコンクールのライブ演奏を聴いているのです。
もう、アタマの中はショパンの音でいっぱい。
奏者によってこんなにも違うショパンがいる。
私の好みの奏者に対しては、食い入るように観ています。
1次予選が終わり、少しだけ間をおいて2次予選に入ります。
…しばらく寝不足が続きます…。
お叱りをいただきそうですが(;^ω^)。
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