偶然の出来事って良くありますが、後々思い返してみると
それは偶然ではなく必然だったのでは？と感じること…
ありませんか？
私は時々あるんです。
これは誰かが何かを知らせるために、そう仕組んだこと
ではないかな、と。
今日は「黄色の日」でした。
娘のパンツも黄色、ポロシャツも黄色の星がいっぱいに
散りばめられたものでした。
朝早くに家を出まして、娘のお医者さん通い3日目を
無事に済ませるべく車を飛ばすこと2時間半。
娘のようなタイプの自閉症児・者を診てくださる、精神科の
お医者様のもとへ。
ワタシ運転するヒト、ワタシの母は娘の要望に応えるヒト。
一日目・耳鼻科、二日目・歯科、そして三日目・精神科。
こう言っては不遜かも知れませんが…なるべく娘に寄り添い、
献身的に尽くしているつもりの母です。
重い障害を負う娘には、確かに手がかかります。
通常の子育てではありえないことが次々と起こりますので、
親も周りの支援者も、心安まる時はあまりありません。
だから、私もつい「私って、献身的～えらい。」と自己満足に
陥ることがあります。
しかしそれは真逆な捉え方だと、今日気が付きました。
連日の受診で心身ともに疲れているのは、娘自身だと。
娘のためとはいえ、待たせたり大人の都合で移動をさせたり
しているのは私です。
疲れたと言えない彼女（でも最近は気持ちを言えるようには
なってきましたが）です。休みたいのにすぐにその気持ちを
アピールできません。
それでもこちらの都合に合わせようと、必死に自分の気持ちを
コントロールしているのです。
きっとこちらが思うより、気を遣っていると思います。
こちらが献身的に尽くし、心配し、気遣っているつもりで…
本当に献身的なのは、J自身なのでしょう。
献身の意味は、
「他人やある物事のために、わが身を犠牲にして尽くすこと。」
Jの場合は自分自身のために、今このように行動しているわけ
ですが、いつもあとさき考えずに素直に私たちについて来ようと
しているんですね。
疲れがどうにも心で昇華できなくて、時間が経ってから
パニックになるかも知れない。
本日はかなりの暑さで、体力も気力も奪われているはずですが、
私と手をつなぎ、一緒に行動しようとしています。
将来を予測して先回りして考えることをあまりしない彼女たちです。
精神科の〇先生との、真剣な時間。
テキパキとした物腰で、的確にはっきりとお話くださる先生。
とてもわかりやすく、重度の障碍児を持つ親にとって大変
心強い存在です。問題は深刻ですが、その豊富な経験と
実行力、先を明るく見るそのご性格に励まされます。
Jは、終始ご機嫌です。ニヤニヤしながら先生のお話を聞いて
います。きっと先生が好きなのでしょう。
診察が終わりました。
昼食を食堂で食べ（ラーメン定食）、隣接されているガーデンで
写真を撮りました。
これもどちらかというと母の都合です(^^ゞ。
娘はもう帰りたいのです。
これからお薬をもらい、再び長時間のドライブです。
昔ほどではなくても、聴覚過敏のあるJ。
車が通る音にも耳をふさぎます。
途中のPAにて。
江戸時代の町並みを再現したお店で、ニヤニヤするJ。
やっぱり、和風が好きらしいです。
美味しいアイスを食べました。
アイスだけでは涼しくならないほどのアツい日！
先ほどの黄色いバラ…。
ガーデンに咲いていた大輪です。
家に帰って花言葉を調べました。
「献身」…という言葉が含まれていました。
個性豊かな先生方に出逢えます
