子供が苦手な野菜をなんとかお口に入れようと、あの手この手で
世のお母さんは頑張って毎日料理していますよね。
大人にだって苦手はあるけれど、子供の好き嫌いは早めになんとか
したいのが親心。
いつも元気でいられるようにとの、切なる親の願いです。
特に野菜はね、みんなそんなに大好きな子っていませんよね。
でもビタミンやミネラルはたっぷり。
どうにかお口に入れる方法はないかと、親は奮闘するわけです。
でも、お子ちゃまにとっては嫌いなものはキライなんです。
見た目でキライ、味がキライ、その理由もさまざまでしょう。

私の娘は、ご存じの方も多いですが最重度の自閉症児です。
幼いころから偏食オンパレードで、主食は食べない、緑の野菜は
受け付けない、外食はムリ、環境が変わるとor不安定だと全く
食べない飲まない。
夏の炎天下でも環境の変化や不安感を感じると、とにかく飲まない。
食べれば美味しいのに、見たことないメニューや味付けのほんの
ちょっとの違いで受け付けない~。

まま、そんな彼女も今14歳。中学3年です。
超偏食は小学校5年生あたりから、ウソのように無くなりました。
大嫌いだった、パン、白いごはん、緑の野菜等々、ウソのように
食べます(笑)。しかも私以上に。
ブロッコリーもレタスも、生野菜も、ふきの煮ものも、基本的には
どんなメニューでも、外食でも大丈夫になりました。
親としてはまず一安心です。
バランス良く、食事が摂れるって素晴らしい。
彼女も、世の中のことがだんだんわかってきた安心感もあるので
しょうか。意思の疎通が昔よりできるようになったからでしょうか。
彼女の場合は、ただの食わず嫌いではなかったと思います。
定型発達の子供よりも、理解力も情報処理能力もなにもかもが
うまくできない子ですから、この世の中への不信感や不安感は
私たちの想像以上に過酷なものだったのかもしれません。

だから「食べる&飲む」という欲が起きる以前に、心の中に嵐が
吹き荒れまくっていていたから、とても食べる気にもならなかった
のでしょう。心が混乱しているままで毎日過ごしていたのでしょう。

あらら…
なんだか前置きが長すぎました(^^;)。
すみません。

娘の場合は特殊ですが、まあだいたい子供は野菜の本当の
おいしさを知らないというか、食わず嫌いな部分もあるかと
思うんです。

それと同じように「弾かず嫌い」も存在します。
弾けば上手なのに~ィ、間違えたって繰り返し練習すれば
いいのに~ィ、とこちらが思っても、イヤなものはイヤ!
と突っぱねる生徒さんもいます。
そんなとき、この食わず嫌いな状態と重ね合わせて考えます。

(ふふふ…この「弾かず嫌い」をいかにして、乗り越えさせようか♪)

素材の良さを活かしつつ、上手に調理して生徒さんにほいっと
渡します。しれっと、さりげなくご提示。

楽譜を見るともう弾かない~と言う子には、楽譜なし。
(いずれは段階を踏んで楽譜嫌いもなくさせます)
大譜表に拒否反応を示す子には、一段譜で。
何段もあると弾く気を無くす子には、カタカナでドレミを。
私の作戦に騙されて(♡)、
「なんだぁ、せんせい~コレかんたんすぎ!」
と言わせたらつかみはオッケーです。

間違えるとやる気を無くす子にも、それに応じた作戦を。
一つでもノッてくれたらしめしめデス。
あくまでキッカケを与えるだけですが、とっかかりが良ければ
子供はその後ぐんぐん伸びていきますから。
そうなれば、見えてくる風景も変わってきて、自分でアクションを
起こしてみようという気になるから。

…そう信じて、「弾かず嫌い」ちゃんにも先生はワクワクしながら
レッスンをしているのです。





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