大人の生徒さんも何人かレッスンに通われています。
ブログではあまり登場しませんが、みなさん熱心にピアノを
学ばれています。
大人の方は仕事を持っていたり、家事や育児に時間を取られるので
限られた時間を上手にやりくりしないと…！という意識がありますね。
講師が言わなくてもそれは自発的に。
「ピアノを楽しみたい。だから少しでもピアノに触れたい。」
習いに行きたいという自発的な意思、子供ほど記憶力も柔軟性も
ないけれど、そこは努力でカバーするんだという前向きな気もち。
それはみなさん強くお持ちなのです。
偉いです。できそうでできないことですから。
さて、昨日レッスンに来られたSさん。
バッハが大好きで、”アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア
小品集”や、”フランス組曲”と”イギリス組曲”、”インベンション”、
”平均律”からの抜粋でこれまでいろんな小品を弾いて来ました。
上手くできなくっても、ピアノが大好き。
毎日仕事前に、ピアノの練習をされます。
ピアノでバッハを演奏できる幸せを味わっていらっしゃいます。
時々は他の作曲家の作品も楽しんだり、ポピュラーもかじって
みたり。大抵は私から楽譜をお渡ししています。
今回はお手持ちの楽譜から（ピアノ曲全集の楽譜）、この曲を。
チェルニー30番の1番です。
「先生、難しいかも知れませんが、やってみたいです。」
とのお声を頂戴し、やってみましょうとなりました。
保持音も難しいですが、地味に左手の和音のスラーに苦戦。
どうやったら和音のスラーができるかをお伝えしました。
「そうなんですか！そうか～。」
驚きとともに、私のお手本と一緒にチャレンジ。
課題が増えましたが、それもまた嬉しそうなSさんです。
楽譜を持ち歩くのは重いので、コピーして裏打ちしてお使いです。
毎回、ご自分でカスタマイズ。
台紙に曲名をつけて、楽譜を大事にされているのがすぐわかります。
「今回も素敵ですね～♪一枚撮らせてください。」
とお願いしてパチリ。
真ん中の♪は、Sさんがごほうびボックスからゲットした箸置きです。陶芸品です。娘の通う特別支援学校の秋祭りで
私が購入してきたもの。Sさんが気に入ってくださっています。
Sさん、これからもピアノと音楽をご一緒に楽しみましょう。
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