昨日最後にレッスンに来てくれた、年中さんのAちゃん。
ピアノを弾きたくて習いたくって、5か月前から念願のレッスンに
通い始めました。
昨日はしばらくぶりのご対面。新年のごあいさつもママと一緒に
上手にできて、レッスンスタート!そして開口一番、
「せんせい~!きょうはたくさんピアノがひきたい!」
にっこり笑顔とともに、Aちゃんのウキウキ感が伝わってきます。
「それは、せんせいうれしいな♪Aちゃん、たくさんひこうね。」
ピアノをたくさん弾きたいなと言われて喜ばない先生がいるでしょうか。
Aちゃんは主に左利き。
小さなお子様のレッスンは、ピアノばかりではないのですが、
弾きたい気持ちで心がいっぱいのAちゃんですから、ピアノに
たくさん触れてもらいます。
でも教材はほとんど右手でメロディを弾くものばかり。
だから、左利きのAちゃんにとっては難しい作業です。
それでもやっぱり、大好きだからその苦労は乗り越えて
しまうんですね。利き手ではないけれど、音を読むことや
リズムの勉強も踏まえたうえで、ピアノを弾きこむ時間の
長いこと…!
家ではもっともっとたくさん弾きこんでいるだろうことが
容易に想像できます。
Aちゃんは、気が付くと鍵盤に触っているという感じです。
それがまたいい。
ピアノがうまくなるかどうかは、ピアノに触れる時間も大いに
関係していますから、お母さまがさりげなく傍でサポートを挟んで
くださることも前提にありつつですが、間違えようが遊び弾きだろうが、
ドンドンピアノに触れて欲しいのです。
間違えながら、自分で覚える時間も必要だと私は思います。
演奏するためにはルールも知っておかないと、後々困ることが
いっぱいあるけど、弾く楽しみや表現の自由さも忘れないで欲しい。
基本もしっかり吸収しつつも、その自由さも満喫してくれたら。
だから、ピアノをたくさん弾きたい!と言う生徒さんには、
やいやい口を挟まずに諸手を挙げて大歓迎♡
口を挟むべき時にはしっかり挟みますが(笑)、失敗をすぐに
注意せずに見守ることも大事ですね。
小さなお子さんは、自分の間違いに気が付くまでに時間が
かかります。…または気が付かずにそのまま行ってしまうことも。
だから、ついつい教えるほうも口を出したくなるけれども、
敢えて何も言わずに待つのも指導かと考えます。
何も言わずに進める場合もあり、時間を置いて言う場合もあり。
そしてそれは、絶妙のタイミングでさりげなく指導します。
あくまでその生徒さんの心にすっと入るタイミングで、です。
どこでどう講師が絡むか、どのタイミングで指導を効果的に
入れるかは、重要な問題です。
講師の裁量。
講師自身の演奏技術を保持することとは、また別のものですね。
もちろん、演奏技術を習得していなければ良い指導はできません
ので、良い演奏法を知ったうえでの講師の指導です。
個性を認識したうえでの指導は、難しいものです。
でも楽しいものでもあります。
そのお子さんが一番伸びていく方向に導くのが、
私たちの役目。
だから、Aちゃんの「ひきたいの~!」には、
私は目じりが下がりっぱなしになりつつも…心では
本気でどのように導いていこうかと真剣に考えています。
Aちゃん、それにしても昨日はたくさんたくさん弾いて歌って
リズムもたくさん学んでくれました。
花丸もいっぱい。
はなまるカードにた~くさんハンコをもらって、上機嫌。
いいねえ。
その調子でまた来週もたくさんピアノを弾きましょう。
先生はとっても楽しみです。
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