先週からレッスンスタートされた生徒さんがいらっしゃいます。
社会人としてバリバリ働きながらのピアノ。
お勤めの方はお仕事だけではなく、資格を取得するための
勉強も試験もあったりして、それは膨大なエネルギーを使って
いらっしゃると思うのです。
以前も習われていたそうで、忙しい毎日だけれども、本物の
ピアノに触りたい、音色を楽しみたい、憧れの曲が弾きたい、
と私の教室の門をたたいてくださいました。
素晴らしいですね。そのお気持ち。勇気。決断。
私もその熱意にお応えすべく、精一杯レッスンしています。
ショパンがお好きで、いつか「革命のエチュード」を弾きたいと。
まずは先週、体験レッスンで弾く様子を拝見させていただき、
課題を決めました。
4、5指の第三関節の支えが甘いこと、そして手首を固めてしまう
クセがおありでしたので、激しい曲は避け、基本の練習曲と
ベートーヴェンの小品を宿題にしました。
上手く力を抜くところが抜けない、4、5指の独立がまだ完成して
いないこと…すぐにはクリアにできない問題ですが、少しでも
変化を感じられるように指導致しました。
ピアノの練習だけではなく、ピアノから離れているときにもできる
手指の動かし方のコツをお伝え。
一週間経ち、こちらの生徒さんの認識に変化が見られました。
「練習曲も、ベートーヴェンの小品も、弾いたことがあるからと
侮っていました。でも!侮れません~。きれいに弾くのが、
とても難しいです。先生の音は美しいです。」
…弾いたことがあるからカンターンと思っていたら、
実は奥が深かった、と。具体的にどこがどう弾きにくいか、
自分の音と私の音の出し方、指や手首、腕の使い方の違い
を感じられて大きく頷かれていました。
大曲ではないけれど、でもだからこそ見えてきたものがある。
どんな曲にも学ぶところは多いです。
どれだけ弾き手が気づけるか、気付きを得た後どれだけそれを
練習に活かせるか。そこが大事。
早くも一週間でその気付きを得始めた…生徒さんです。
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