台風接近前の本日、なるべく動かずの一日でした。

少しだけ自分時間が持てたので、最近購入したCDを聴きました。

本当はじっくりゆったり聴きたいのですが、日頃はそうもいかず。

全部通して座って聴けた試しがありません(苦笑)。。

途中で何か用事が入ったり、何かしながら…が多いですね。

しかし、本日は久しぶりにじっくりと。


クララ・シューマン歌曲全集


クララ・シューマンは、子供たちにもおなじみの女流ピアニストです。

レッスン室のあらき文庫に置いてある一冊が大人気だからです。

伝記漫画 クララ・シューマン


女流ピアニストとして、一人の母親として(彼女は8人の子に

恵まれた)、ロベルトの妻として、一人の女性として、立派に

生き抜いた人物です。

非常に聡明であり、感性にあふれていて、愛情深い。

ロベルトの死後、一家の家長としての重責がそのしなやかな肩に

のしかかっても、凛として音楽とともに生きた彼女。

同じ女性としてそして人として、心から尊敬しています。


クララは作曲家としても幼くして才能を発揮していました。

しかし当時は女性が作曲家になることが世間に認められておらず、

女性というだけで曲を正当に評価してもらえなかったのです。

そのために37歳ごろには作曲をやめ、ピアニストおよびピアノ教師

をして生きる決意をします。

その時代の音楽会の風潮だから仕方ないと言えば仕方ないのか

も知れないけれど、あまりにもそれはもったいないと思うのは、

きっと私だけではないはず…!

彼女の残した作品は多くないけれど、そのどれもが美しくて

素晴らしいものばかり。

私が今日繰り返し聴いたこのCDはクララの歌曲集ですが、

愛情にあふれたその音楽に惹きこまれました。

ロベルトとの愛がたくさん詰まっていると思いました。

現代に生きる私たちにも、クララが目の前でその愛と幸せを、

いっぱい与えてくれている…そんな錯覚に陥りました。

心の中があったかくなった、午後のひとときでした。




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