連弾の練習を生徒さんとしています。

三枝隆先生の「一音のファンタジー」は、セコンドがおしゃれで美しい。

主役は生徒さん。プリモの”一音”です。

その一音(ユニゾンで演奏)をどう奏でるか…。

柔らかい音、固い音、深みのある音、爽やかな音、華やかな音。。

どんな音で私と合わせるか、最終的にはお互いの音色を聴きあって

プリモとセコンドが一つにまとまってきれいな演奏に仕上げたいです。


この曲たちはセコンドの方が音が多いので、下手すると

小さな生徒さんの出すプリモの音よりも勝ってしまいがちです。

要は気持ちとタッチコントロールの問題だと思うのですが、

表情豊かにこちらが弾いても、まだ生徒さんたちはそれどころじゃ

なくって…(^-^;。

昨日初めて「ドからはじまるものがたり」を合わせた生徒さんは、

私の演奏に見入ってしまって、私の弾く手と音に聴き入っていました。

…目をキラキラさせて♡ ついでに(?!)お母様も。

「素敵~きれい~♪先生すごい~」と感動してくださって…。

もうね、三枝先生の音作りが素晴らしいのです。私じゃなくって。


私はセコンドを弾きながらプリモを歌い、プリモの出を合図しました。

ですので、そのほかの指示が出せなかったんです。

だから、私の演奏をMちゃんがにっこりしながらガン見しているなぁと

感じつつもそこは指摘せず~でした。

まま、初めてだしね、いいよいいよ。

音って、まず感じることが大切だからさ。


年長さん4人組のお一人、Mちゃん。

チャーミングな笑顔がステキなMちゃんはとても感動し屋さん。

おしゃべり大好き、でも以外とシャイな一面もあります。

今年は初の発表会(しかもトップバッター)で私と連弾をし、上手に

演奏してくれました。

この時演奏したのは、後藤ミカ先生編曲の「山の作曲家」

(ムジカノーヴァ掲載曲より)。

ピアノのふたをリズムに合わせて叩く部分もお気に入りでした。

花束係りを同じく年長さんのHちゃんと務めてくれ、花束贈呈の時

「あらきせんせい~だいすき~~♪」

の二人の笑顔に講師はノックアウト。思わず泣きそうになりました。


…そんなことを真夜中に振り返りながら、昨日の演奏を脳内リピート。

そうだよね、最初は難しいよね。まずは縦の線を合わせよう。

私とMちゃんの息が合うまで、何度でも合わせましょう。

一音だけど、覚えることや考えること、感じて演奏することが大切。

これからのレッスンで徐々に慣れていってくれたらいいなと思います。

いずれ、私も本当の意味でセコンドの役目を果たせるようになるまで。

セコンドはでしゃばり過ぎもいけないし、引っ込みすぎでもバランスが

悪い。

「一音のファンタジー」におけるセコンドの役割は、存在感を出し過ぎ

ないことかなと…思います。

いずれ安心して生徒さんも私も「一音」の世界に浸れるまで。

まだまだやることはいっぱいあります。

講師も勉強です。



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