私のブログではよく、お子様のレッスンについて書くことが多いです。
しかし、地道に地味にコツコツとピアノを学ぶ大人の生徒さんも
いらっしゃいます。
お仕事をしながら、また家事や子育ての合間に…
隙間時間を上手に使って、毎日の練習を欠かさない方が
ほとんどです。本当に熱心に続けていらっしゃるお姿を、
毎週拝見させていただくたびに、
「なんて素晴らしいご努力でしょう
」私は心底感動するのです。
そして同時にハンコを大奮発します。
大人になってからのピアノは、相当の努力が必要です。
ある大人の生徒さんがおっしゃっていましたが、
「先生！身体もアタマもカタいんです～。
右手と左手、脳からの指令をものすごく出さなければ
…いえ、出してもうまくできたりできなかったり。
ピアノは本当に難しいです。
でも、ピアノの音が好きなんです。新曲をもらうとワクワクします。」
…嬉しいですね。
アタマも身体も固くなっちゃって～というのはわかります。
私もこの歳で何か新しい習い事を始めたいと思っても、
そうとうの覚悟と勇気と努力が無ければ、それはできないと思うから。
運動系は特に無理でしょうね～（笑）。
大人の生徒さんたちは、
発表会にお出にはならなかったり、親睦会にもご出席なさらなかったり
する方もいらっしゃいますので、ほかの生徒さんは大人の生徒さんの
頑張りを目の当たりにすることはほとんどありません。
私の教室HPの「ひみつのお部屋」には、ごほうびゲットの記念ショット
を載せていますので、大人の生徒さんの存在はみな知っています。
目立たないかも知れないけれど、その方たちの熱意は素晴らしい。
小さなピアニストさんたちだけじゃなくって、大人の素敵なピアノ弾き
さんたちの頑張りも…私は常に応援したいんです。
練習しながら思ったこと感じたことを打ち明けてくださったり、
新曲をもらったら即座に指番号をどうするかの質問をしたり。
私のお手本にじっと耳を傾けて聴いてくださる真剣な姿。
その録音をおうちでじっくり聴きながら階名読みから始め、
間違えても間違えても、片手奏を繰り返しピアノに向かい、
「先生の速さにやっと合わせることができました～
」と嬉しそうにご報告くださったり。
朝お仕事にお出かけになる前に、一時間練習される方もあり。
いつか電子ではなく、本物が欲しいですときらきらした目で
お話してくださったり。
ピアノが大好きで、音楽も大好きで、という笑顔を見るたびに
私もできる限りの指導をさせていただきたいと、
思いをあらたにするのです。
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