今年受験生の生徒さんが何人かいます。

学業が本業なので、ピアノは趣味での子がほとんどですが、

嬉しいことに休まずに続けていてくれます。

また、受験生ではなくても塾通いが忙しくてなかなか練習が

できない~でもピアノは好きだから辞めたくない~のジレンマを

抱えている生徒さんもいます。

思う様に練習が進まなくて、イライラ。

だからついつい嫌になっちゃったり。


みんな、ここが踏ん張り時だね。

音楽は必須科目ではないし、ピアノを今辞めたからと言って

これからのみんなの人生に大きく影響を及ぼすわけもない。

それでも…!

息抜きでもいい、ストレス発散でもいい。

細くても長く続けてくれたら、先生は嬉しいです。

長くお付き合いして、あきらめないでピアノと向き合うことには

大きな意味があると思うから。


すぐに結果や成果が出ないのが、ピアノ。

いえ、ピアノだけじゃない、どんな楽器でも演奏できるように

なるまでには相当な時間と努力が必要です。

その楽器を通して納得できる音色が出せるようになるまで、

身体をフルに使い、感覚を研ぎ澄ませ、鍛錬、鍛錬。

演奏する技術を学ぶのと同時に、心も成長します。

それは目に見えないし、ほんの少しずつなので、

成長した・上達したという実感は得られにくいのかも知れません。

それでも、粘ってみる価値はあるから。。

部活や勉強に忙しくて、ピアノに触るのはあまりなくても、

通ってくれたら万々歳です。

レッスンに来てくれたら、そりゃあもう、その場でできることを

めいっぱいやっていただきます(笑)。

もしくは、やはり青春時代特有のお悩み相談になることも

あります。そんなに突っ込んで聞きませんが、私でよければ

話を聞かせてもらうし、その生徒さんが話すことで気持ちが

楽になって明るく帰って行ってくれたらそれはそれでいいかなと。

話が終わってスッキリした時点で、カンタンな曲を連弾したり、

初見ですぐできる曲をご提示してみたりもします。


また、受験の年は一年休会する選択をする子もいます。

それはそれ。

保護者様とご本人の間できちんを話し合って、

遺恨なく(?!)お休みと決めてそうしたのならそれでヨシ。


一番もったいないと思うのが、受験をきっかけに、または

部活や塾を始めるのをきっかけに…辞めてしまうこと。

辞めるのは簡単です。

でも続けるからこそ、意味がある。

せっかく何年もず~~~っと頑張って積み上げてきたものが、

消えはしないけれど、だんだん減って行ってしまう。

大人になってからカンを取り戻そうとしても、なかなか難しいものです。

今自分に一番大切なものを優先させるという選択も正しいけれど、

もし、続けられる環境があるならばレッスンに通い続けて欲しい。

それはきっと私だけではなくて、多くの講師の先生方が強く願って

いることではないでしょうか。





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