本日のレッスンにて。
年長さん4人組のお一人、Kちゃんの今日のお気に入りは
買ってもらったばかりの「はらぺこあおむし」。
なんでも、幼稚園のお泊り保育の時に先生方が
ペープサートで読み聞かせしてくださったので、
すっかりあおむしのファンになったそうです。
エリック・カールの絵本は、いつも新しくて懐かしいですね。
いくつも出版されている絵本の中で一番人気が、
この「はらぺこあおむし」ではないでしょうか。
Kちゃん、レッスン室に入ってくなり
「あらきせんせい！いいものみせてあげるね。」
と本にかぶさっているビニールをぱりぱりはがすところから
スタート。
「あら～Kちゃん。すてきね。みせて♪」
「いいよ。ほら、いいでしょ？」
「かわいいね～。この絵にぴったりの音楽知ってるよ」
と言って、私はKちゃんと絵本を見ながら歌いました。
メロディがうろ覚えの部分もあったので、ちょっと歌が怪しくなり。
「え～、ここにかいてあるの（文章）、うたえばいいんじゃん。」
とKちゃんからご指導が入りました(^-^;。
一通り終わると、
「じゃ、ここでよもうね（スツールに座る）。せんせい、うたって！」
「うん、わかった～」
…そして、怪しげな個所はそのままに歌うこともう一通り。
「わかった。先生ね、楽譜持ってくるからKちゃん待ってて」
もう一度でも二度でも聴きたそうにしていたKちゃんに言いました。
そうして、今度は楽譜あり～の弾き歌いで「あおむし」を。
私が演奏している間、Kちゃんは絵本を使って何やら想像したり
絵本を動かしたり。
まるで演出家のように、毎回違う動きと配置（ご本人の位置と私の位置）
をし、先生もう一回ね♡と最後にご指示を出されました。
「いいよ～。じゃ、もう一回ね～」
そうして全4公演、Kちゃんと私の「はらぺこあおむし」が
幕を閉じました。付き添いのおばあちゃまも嬉しそう。
Kちゃんの心には「あおむし」のいろんなストーリーが
広がったのでしょう。
ピアノも弾きましたが、彼女のレッスンは今日はそれでおしまい。
大好きな絵本を見ながら、その絵にぴったりの音楽を聴きながら、
想像力の翼を広げるレッスンでした。
同じことを4回繰り返しただけじゃない何かが、
私の心にも残りました。
きっと、良い夢を見ていることでしょう。Kちゃん。
楽しかったね。
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