14年前の今日、2000年6月27日に良い子が生まれました。

生まれてきた子はとっても変わった子で、

その場の空気は読めないけど、人の心を見透かすような鋭い感性を

持った子でした。

親とも誰ともほとんど目を合わさず、模倣もしない。

お友達に関心はなく、一人遊びばかり。

ごっこ遊びもまねっこもなし。

当然発語もないし、コミュニケーションらしきものもとれない。

夜はなかなか寝ない、できることが増えない・・・。

まさに、ナイナイ尽くしの赤ちゃんでした。

当然母親の私は、「これはおかしい」とず~~っと不安を抱えながら

検診に行くわけです。そのたびに、要観察ですねと。

保育園の先生から「もしかして耳が聞こえていないかも」と言われ、

(先生はもしかしたらうすうす気が付いていたのかの知れませんね)

大学病院で眠剤を飲ませての聴力検査をしまして、結果、

「聴力には問題ない」と出ました。

じゃあ、一体なにが彼女の奇怪な行動の原因なのかを調べてもらい、

3歳前に診断が付きました。

「広汎性発達障害」、いわゆる自閉症ですね。

数年ごとに児童相談所にて判定を受けまして、

重度の知的障害を伴う自閉症である、と。

先日5年ぶりに再度判定に行った結果は、

”最重度”。もっとも重い、自閉症児であると。

「でも、Jさんが後退しているわけではありませんから。」

そう言ってくださった方の言葉に勇気づけられました。

そうです。彼女は定型発達児のように難しいことはできないけれど、

彼女なりに成長をしています。

私はいつだって、彼女の応援団長。

キミに教えてもらったこともいっぱいあるゾ。

キミはそのままでいいじゃないか。

困ったことも事件も山ほど起こしてくれるけれど(笑)、

疑いのない真っ直ぐな瞳のままで、生きてください。

キミがキミらしくいられるように…。

お母さんはこれからもできる限りのことをするからね。

それに、キミの応援団はいっぱいいるよ。

見守ってくれる人も。近くにも遠くにも。

人と関わるっていいな、生きているっていいなと感じてもらえるように、

きっとたくさんの人が味方になってくれる。

お母さんはそう信じています。




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