まっすぐな線を書こうとしても、完璧にまっすぐにはなりませんね。

フリーハンドで書いても、定規で引いても。

人の手によるものって、どこかで曲がる。

でもそれが手書きの味ってものではないでしょうか。

完璧にまっすぐな線を書くのが難しいように、

完璧にまっすぐな生き方ってありえないのかも・・。

どこかで寄り道に逸れたり横道に入ってみたり。

私はどちらかというと完璧主義だったのかも知れません。

だから、うまくいかないなら最初から手を付けないとか、

やるならトコトンどこまでも~とか、極端なんです。

まっすぐな線を書けないならできるまでやらなきゃ!みたいな。

できなきゃいけないと焦り、なぜかはよくわかりませんが、

そうして自分をさらに追い込んできたと思うのです。

だから、苦しかったのでしょう。

きっと周りの方たちにも迷惑をかけてきたのでしょう。

それでも、トシとともに(?!)随分ゆるくなってきた気もします。

多少融通が利くオトナになれてきたかな、と。

ウチには「寄り道名人」が約一名いますので、

私もつられて寄り道&未開拓地開墾が結構好きになりました。

演奏も同じで、完璧な演奏を目指してもそれは難しい。

だけどより良い演奏、理想の音を目指して努力はできる。

できるときに、ほんの少しずつ頑張ってみることの大切さ。

それは時間に余裕のない日々の中で、身に染みて感じたこと。

講師の役割は演奏だけじゃない、縁の下の力持ち的な仕事の

方が圧倒的に多いのではないだろうかと思います。

自分の練習が一番後回しになって、ピアノに触れないときは

本当に焦りますが、完璧を目指して体調を崩すことが

かつてありましたので、無理はなるべくせずに体力温存する

ことにしました。

とはいえ、私の根本にある性格は変わっていないようなので、

頑張れるときに頑張っちゃうのですが(^-^;。

そうして私のことを良く知る人たちから…ちゃんと寝てる?と

怒られてしまうのです。

さて、まだもう一頑張り。

今日も完璧な一日ではなかったけれど、

明日に希望をつないで前を向いて行こうと思います。



あざやかな みどりよ

 明るい みどりよ

 とりいとつつみ わらやをかくし

 かおるかおる 若葉がかおる


 さわやかな みどりよ

 ゆたかな みどりよ

 田畑をうずめ 野山をおおい

 そよぐそよぐ 若葉がそよぐ

  「若葉」 昭和17年 初等科音楽(二)




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