良い音で演奏したいと思ったとき、ただなんとなくではなく、

よ~く頭を働かせて考えて弾くことが大事ですね。

自分の奏でる音によ~く耳を澄ませることも。

作曲家がこの曲にどんな思いを込めたのか想像することも。

一方で音を読む、理屈を知った上で楽譜を読むことも必要です。

アーティキュレーション(スタッカート、レガートに奏する、など)、

フレージング(フレーズの切り方)、デュナーミク(強弱法)、

アゴーギク(速度法)・・・。

音で感情表現をして欲しいから、基本の理屈を学んだうえで

感性も豊かに働かせて、練習に励んでいただきたいです。

理屈と感性。相反するもののようで、でもお互いを必要とする。

堅苦しく考えすぎちゃうと音の流れが止まっちゃうけれど、

ただ指を動かすだけじゃ、きれいな音は生まれない。

だから自分の音を良く聴いて、本当にそれが良い音かどうか

考えながら弾いて欲しいと先生は思います。

かくいう先生だって、初めての曲を最初から完璧に弾けるわけでは

ありません。まずはざっと楽譜通りに弾いてみて、片手でさらったり

目指す音を探りながら繰り返し弾いて・・・。

今日はできあがらなくても、明日、そのまた明日、ってね。

根気強く少しずつその曲からの「声」を聴いて、求める演奏に

近づけていくのです。

最初からお手本のように弾ける人なんかいないから。

地道な作業を繰り返し、最終的に良い演奏になるように持っていく。

それが練習です。

勉強で忙しくてできない日もあるでしょう。

病気で寝てなきゃというときも。。

旅行に行ったらピアノは触れないし。

それはそれ。

できるときにできることをコツコツと・・・!

そうして一歩一歩進んでいくところに、ちょっとずつゴールが

見えてくる。

理想を求めれば求めるほど、それはどんどん遠くに行ってしまう

けれど、それは目標が高くなった証拠だから。

高い目標に届かなくても、近づく努力はできるよね。

それは生徒さんにとっても私にとっても同じです。

それぞれの目指すところに向かって、努力し続けましょう。

お互いに、ね。




発表会のポスターができました。)



赤い鳥 小鳥

 なぜなぜ 赤い

 赤い実を 食べた


 白い鳥 小鳥

 なぜなぜ 白い

 白い実を 食べた


 青い鳥 小鳥

 なぜなぜ 青い

 青い実を 食べた

  「赤い鳥小鳥」 大正10年12月 『金の船』




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