絵本講師のくがやよいです
今日ご紹介するのは、
エネルギッシュで、いつもハフハフしてて、
よくわからんけど、すんごい熱量を感じる
小中学生男子みたいな絵本。
後先考えずに 勢いだけで
いろいろ やらかしてしまって、
「ほれみぃ、あんだけ言うたのに!!」
って オカンに言われて、
チーン、、、ってなる。
そんな、小中学生男子みたいな この絵本。
・・・まず、出版社名が
「架空社」。
か、かっけーーーー
あるんかい、ないんかい、
ないんかと思ったら あるんかーーい!!
(すいません吉本ネタです)
っていう 架空社。
ううむ・・・・と唸らされる絵本を
出版されています。
(架空社の絵本については また今度書きますね。)
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サルビルサ
Amazon |
「スズキコージさんの絵にはすべてがある。」
絵本講師 養成講座の講演会で
アーサー・ビナードさんが言っていました。
「でも、ひとつだけ ないものがある。
それは、余白。」
それぐらい密度の濃い絵が
みっちりと 絵本の中に詰まっています。
とにかく、
熱量が
どくどく
伝わってくる絵本。
そして、この絵本、
子どもたちは大好き!!!
(私も大好き!笑)
特に男子に人気があります。
もちろん、
好きじゃない子も いると思います。
人それぞれに
好みがあるのは当然のことで
私はよく高学年にも読むし
もちろん女の子も楽しめます
土曜日、yori cafeさんの
おはなし会に持って行ったら
3歳児くんが見つけて、
「これよんで!
いちばんさいしょに
よんでーー!!」
と 熱烈リクエストがあって
急きょプログラムを組み替えて 読みました。
(並んだ かわいい靴たち)
絵本の中で 絵と言葉が盛り上がっていって
うねりながら大爆発します。
それに呼応するように 子どもたちも大爆笑
熱量が伝わるんやなぁ、、、きっと。
読み終わったら、その3歳児くん、
「もっかいよんでー!」
・・・・もー、読み手冥利に尽きる
最高に嬉しい言葉やなー
この絵本、たぶん
お母さんは選ばないかもしれんけど
きっと お父さんは好きやろなー。
(おはなし会の後、カフェの店主さんが手に取って
「これ、今でも買えますかね?」って
すごく嬉しそうに眺めていらしたので^^)
男子のハートをわしづかむ 一冊です!!
(画像は次男のTシャツ。)
※わしづかむ →
正確には、わしづかみにする、だろうと思うけど、そんな悠長なこと言ってられへんぐらいに、ガッシリとつかまれるの意味。
<その②へつづく!>
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