3/13 ここは日本かと見紛うほど昔のままの日本式建物が残っている板橋村(パンギョマウル) | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

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3月の韓旅、こちら↓の記事のつづきです。

3/12 伝統韓屋にてアツアツの鉄板でジュジュっと焼いたトッカルビを@韓屋家(ハノッチッ)

2日目は、全州から忠清南道(チュンチョンナムド)への日帰り旅へ。

今回の主目的である「旬の海の幸を食べに行く」以外に観光の目玉がほしいと思いネット検索したところ、昨年11月に訪ねた 舒川(ソチョン)郡に板橋村(パンギョマウル)という日本式建物が数多く残っているエリアがあるとの新聞記事 を見つけました!


Korail長項(チャンハン)線の板橋駅は1930年に開業。

長項線の直線化工事に伴い、2008年に元の駅舎から1kmほど西側の現在の場所に移転しました(左上の写真↓が現在の駅舎)。

旧駅舎だった建物は、2012年に改装され、現在は板橋特化飲食村(판교특화음식촌)という飲食街と名産の牛肉販売店になっています(右側の写真)。

線路跡と思われる場所には敷石が。

こちら↓が移転前の旧板橋駅の様子(韓国ブログから拝借しました)。

板橋特化飲食村の建物の向かいには板橋駅前スーパーがあり、その店名からもここが旧駅舎だったことがうかがえます。

ある韓国ブログに「板橋」という地名の由来が記載されていました。

朝鮮時代末期にピイン村の東側にある東面(동면)に属していましたが、1914年行政区域を改革する際に、この場所の旧地名だったノトル(너덜)が「木板で橋を架けた」という意味だったことから、以降「板橋」と呼ばれるようになったそうです。
1930年代には、廣川、論山とともに忠清南道3大市場と言われ、特に牛の市場として有名だったとか。

旧駅舎の北側を東西に走る道。

完璧に昭和30年代の香りがいたします。

左手に誠心不動産(성심부동산)が見えたらその先を左折すると、その道には更に懐かしい光景が見えてきました。

因みに、この不動産屋の看板は、その向かいにこんな感じに放置されていました(笑)

こちらがの入り口。
人が住んでいるのかいないのかの判断が難しい建物が。

これだけの日本式家屋や商店が手つかずのまま残されているとは、かなりの衝撃でした。

こちらは三和(サマ)精米所(삼화정미소)。

味のある手書きの看板がママ残ってました。

何の樹でしょうか?大木には鳥の巣が。

左に米屋、右側には映画「殺人の追憶」の撮影にも使われたという写真館が。

電話番号が45番という東日酒造所(동일주조장)。

農機具販売店。

映画「Always 三丁目の夕日」を思い出してしまった~。

ちょっと短足のワンコがカメラ目線してくれました(笑)

またまた精米所。

日本の統治時代に湖南(ホナム)平野で収穫された米を精米して、港から日本へ運んでいたのでしょう。

当時は活気があったであろう板橋ですが、現在は人通りも少なくひっそりと静まり返っています。

백숙(ペクスッ=鶏の水炊き)や 통닭(トンタッ=鶏の丸焼きor丸揚げ)なんてメニューが窓に書いてあるので、鶏料理専門店だったのかなぁ。

魔除けの意味があるというスケトウダラ。

ここで元の道に戻って、なんとも言えないヘアーデザイン画が気になる美容室。


医院と薬局が同じ建物とは合理的。

こちらの中華料理屋さんは現役でしたよ。

右矢印参考ブログ

こちらの2階は建て増ししたように見えます。プロパンガスのボンベに洗面器が被せてある~(笑)

この路地の突当りには川が。

板橋に日本式建物が数多く残されている理由について、鉄道公社の敷地の場合に建築制限があり、線路に隣接している区域では家の建て直しができなかったからという推測をしているブロガーさんの記事を見つけました。

木工所らしき敷地内で、またもワンコ発見。

玄岩橋(ヒョナムギョ)を渡り、

突き当りにも大きな精米所がありました。

それほど長い道ではありませんが、ノスタルジーに浸るには充分過ぎるほどの日本式建物を見学することができるエリアです。

日韓の歴史を考え、節度を持って静かに見学いたしましょう。


合格板橋村(판교마을・パンギョマウル)

住所  舒川郡板橋面現岩里(충남 서천군 판교면 현암리)

長音記号2板橋駅までの行き方

ソウル龍山駅からムグンファ号で約3時間(13,300ウォン)
(洪城駅からムグンファ号で1時間)
全州駅からムグンファ号またはKTXで益山駅乗換で約1時間(1,700~4,300ウォン。本数少なし)

全州韓屋村(梧木台)から車で約1時間15分(70.22km)。

右矢印Korail日本語予約サイト



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