2月の韓旅 こちら↓の記事の続きです。
2/12 2月の渡韓 2日目は美味しい韓牛と高麗人参の街 栄州(ヨンジュ)へ@慶尚北道
栄州駅から事前リサーチしておいたモーテルに向かいチェックイン。
とても親切なキサニム(運転手さん。笑顔がステキだったのに、写真では寝ちゃってる!)だったので、そのまま第一の目的地であるムソム村(무섬마을)まで向かってもらうことにしました。
ちなみに栄州駅→市外バスターミナル近所のモーテル→ムソム村の移動で、料金は20,700ウォンでした。
太白(テベク)山脈から大邱・釜山などを通って朝鮮海峡まで流れる洛東江(ナクトンガン)の支流で、安東河回村
(アンドンハフェマウル)に続く乃城川(ネソンチョン・내성천)と小白山(ソベクサン・소백산)から湧き出る西川(ソチョン・서천)が合流した場所に位置するムソム村。
銀白色の砂場と低い山との美しい自然の中に取り囲まれ、まるで水(물)の上に浮かぶ島(섬)のようなので水島里(무섬리)村とも呼ばれているそうです。
水島橋(수도교=スドギョ)と呼ばれる橋を渡り、12:20にムソム村に到着。
市内バスターミナルとムソム村を行き来するバスは、1日5往復のみ。
市内へ戻るバスの発車時間である13:40まで、この村を散策しました。
まずは、なんとも風情のあるこちらの丸木橋へ。
韓国国土海洋部が選定した「韓国の美しい道100選」の1つだそうです。
長さが150mあるそうですが、高さはないものの幅が狭く、運動神経のない私はこういう場所で必ず落ちる運命にあるので、なかなか水の上を歩く勇気が出ず(苦笑)
ドラマ「ラブレイン」にも登場したそうですね。流し見しただけなので、記憶がありましぇーん(苦笑)。
それでも、この日は暖かな小春日和の天候だったので、足元を流れる川の水音を聞きながらしばし狭い橋の上にぼーっと立ち、自然を楽しみました。
ムソム村の成り立ちですが、潘南(パンナム)朴(パク)氏である諱隧(フィス)が1666年にこの地に定住したのが始まりだそうです。
1757年に彼の曾孫壻である宣城(ソンソン)金(キム)氏の金臺(キム・デ)が妻の里であるこの地にやって来て以来、朴氏一族と金氏一族両家の集成村として、現在約40世帯余りの伝統家屋が現存し後孫たちが暮らしています。
注:潘南や宣城は本貫(ホンガン)=その家計の始祖の出身地、朴や金は姓です。
↑参考記事 より拝借↓
2013年国家文化財第278号に指定された全国7大民族マウルのひとつ。
9つの家屋が慶北文化財資料および慶北民族史料に指定されていす。
16棟が朝鮮王朝時代後期の官吏の家屋、そしてかやぶき屋根の伝統家屋が38棟。
ウキウキ気分で写真を撮りまくりつつ散策していると、立ち話をしていた3人組のアジョッシに出逢いました。
ご挨拶したところ、そのうちの一人の方が「コーヒーでも飲んで行きなさい」と仰ってくださり、お宅にお邪魔させていただきました。
ムソム村の中心にあるソムゲ古宅。
昔の面影を残したままの趣のある建物。
現在は民泊として宿泊体験ができるそうでして、「今度友達や家族と一緒に来て、泊まりなさい」と仰ってました。
この村の住人は、現在農業で生計を立てているそうです。
「この村の資料館があるけど、行きましたか?」と仰り、まだだと話すと案内してくださいました。
右上の展示は、ムソム村の伝統的な漁獲法(겨메기)。
葬儀の時には棺を乗せたお興を担ぎ、例の丸木橋の上を渡り川の対岸に埋葬したようです。
毎年10月に行われるお祭りでは、当時の再現行事があるようですよ。
そろそろ帰りのバスの時間なので、停留所へ戻ります。
ひょうたんで作った郵便受けと干し柿。
村には食堂やカフェがありましたが、冬の平日だったからかいずれも営業してませんでした。
観光案内書(左の建物↓)で地図をもらってから散策するとよいでしょう。
ここまで連れて来てくれたタクシーキサニムと古宅のご主人の説明によれば、この川は以前はもっと幅が広かったそうですが、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が打ち出した四大河川事業(詳細については、Wikipedia ご参照)の工事の影響を受け大量の砂が押し寄せ、景観がかなり変わってしまったそうです(泣)
予定の時刻より10分ほど遅れて到着した市内バスターミナル⇔ムソム村間を運行する20番バス。
ムソム村(무섬마을)
住所 栄州市文殊面水島里222(경북 영주시 문수면 수도리222)
電話番号 054-634-0040
ホームページ http://www.무섬마을.com/
栄州市内バスターミナル(栄州旅客ターミナル)から20番バス乗車、約40分(1,500ウォン)
T-moneyカード使えます。
タクシーで約30分(15,000ウォン)
20番バス時刻表
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