11/23 11月の韓国ヨギチョギ旅 江華島(カンファド)編① 紡績工場跡と江華島支石墓 | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

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右矢印11/22 11月の韓国ヨギチョギ旅 ソウル編 稀少なマッコリの店で女子会~チャヒヒャン

11月の韓国ヨギチョギ旅 こちら↑の記事のつづきです。

 

4日目。

旅友右矢印あっちゃん と一緒に、ソウルから日帰りで仁川広域市江華島(カンファド)へ出かけました。



江華島の歴史について少し説明いたしますと、13世紀前半にモンゴルの高麗侵攻により、首都だった開城を放棄し、遷都したのが江華島でした。
その後、1860年代にはフランスにより、1870年代にはアメリカにより一時占拠され、1875年には日本海軍により草芝鎮から砲撃される江華島事件が勃発するなど、江華島は度重なり外敵からの攻撃を受け、その度に内城や城郭が造成されたのだそうです。

 

ソウルからは、新村、弘大入口、合井などから乗車できる3000番バスを利用すると便利です。

今回は、弘大入口駅前から乗車し(2,100ウォン。交通カードなら2,000ウォン)、


約70分で江華旅客自動車ターミナルに到着しました。

こちらのターミナルからは、江華島内の主な観光地へ行く路線バスが出ています。

路線が多く、かつ「平日・土曜日」と「日曜日・公休日」に分かれており、とても全てを掲載することは不可能です(汗)

こちら↓の観光案内所で、「A→B→昼食の食堂→Cと周るのだが、B→食堂→Cはバスがないので、コールタクシーの電話番号を教えてほしい」とお尋ねしました。

が、案内所のアジュンマは頑なに、「Bまで行ったら、一旦ここに戻って来て、食堂へ行くバスに乗ればいい」「どこへ行っても、一旦ここまで戻ってくれば、次の場所へ行くバスは頻発している」と、コールタクシーの番号を教えてもらえず(苦笑)

なかなか手ごわかったです(汗)

取りあえず、1番バスで第一の目的地へ。

10分ほどで、江華スーパー(강화슈퍼)停留所下車。

乗車時に運転手さんに、その停留所で停めてもらうよう事前にお願いしておいたのに、うっかり通過され、少し歩いて戻りました(爆)
←あっちゃん提供
なんとものどかな街。

自転車屋の前には、アクロバット的なチャリが(笑)

徒歩10分足らずで到着したのは、旅友右矢印あっちゃん が来たいと仰っていた1
旧 朝陽紡績(구 조양방직)。

こちらは裏口。

「うわぁ~、いいなぁ~」と、古い建物を見ると萌えてしまうあっちゃんと私。

参考にさせていただいた韓国の方のブログによれば、こちらの朝陽紡績は、日本統治時代である1936年設立。

当時江華島は織物工業の中心地だったそうでして、1978年当時、大小24か所もの織物工場があったのだそうです。

そして、木造の日本式建物も。

こちらは、かつて朝陽紡績の事務所として使われていた建物。

「옛날국수(イェンナルクッス=昔のままの麺)」という文字が書かれていますが

ユジン・イ・ジョンジンらが出演した2013年の「百年の遺産」というドラマのロケに使用された際に、書き足されたもの。

はぁ~、折角の建物が台無しだわ(泣)
←ネットから拝借
現在は、江華鉄材(겅화철재)という古物商の事務所となっているようで、写真を撮っていたら「何してるっ!」と怖い声が。

いつものように「古い建物が好きで、写真を撮っているんです」とお答えしたところ、声は収まりました(苦笑)

そんな様子を見ていたワンコ。

三角の突起が3つ並んだこちらの建物は、元工場と思われます。



このラインに繭を浮かべて、糸を紡いでいたのでしょうか。

こちらが正面入り口。

周辺には他にも、日本統治時代に建てられたと思われる建物が残っていました。



合格旧 朝陽紡績(구 조양방직。現 江華製鉄(겅화철재))

住所 仁川広域市江華郡江華邑新門里587(인천광역시 강화군 강화읍 신문리 587)

バス江華ターミナルから 1、14、21、22、24、27、30、96バスなど乗車、

江華スーパー(강화슈퍼)停留所下車(約10分。1,100ウォン)


先程下車したバス停から再びバスに乗り、2江華支石墓(강화고인돌)へ。

この日の江華島は、霧が出て視界悪し。

観光案内所へ行くと隣のブースに、ちょうど11時から解説時間の案内があるとの表示が。

韓国語オンリーではありますが、折角なのでお願いすることに。

私の江華島訪問の一番の目的が支石墓(コインドル)を見ることだったので、期待が高まります。

支石墓(コインドル)とは、紀元前1000年から紀元前100年にかけて、大きな石で造られた墓のこと。
海外には約4万基の支石墓があると言われていますが、朝鮮半島は世界で最も支石墓の数が多いと言われていまして、ここ江華島は、全羅北道 高敞(コチャン)、全羅南道 和順(ファスン)と並び、韓国三大支石墓遺跡の内のひとつ。

 

解説士の話によれば、江華島にある120基の支石墓のうち70基が、2000年に世界世界文化および自然遺産に指定されました。

 

その中でも一番有名なのが、ここ富近里にあるこちらのテーブル式の支石墓。

天板の石は53トンもあり、 台座は20度傾いているのだそうです。

元々は標高436mの高麗山にあったものを、530人で力を合わせ、現在の場所に移動させたんだそうです。

高敞や和順と違って、江華島の支石墓は、あちこちに点在しているそうです。

こちらの敷地内には、もう一つの支石墓が。

なんだか他の支石墓とは趣が違い、単なる石碑だと思っちゃいました(苦笑)

寒い中、熱心に説明してくださった解説士の方とお別れし、歴史博物館へ。



支石墓(コインドル)の説明。

朝鮮軍がアメリカ艦隊の測量船を奇襲し沈没させたジェネラル・シャーマン号事件(1866年)に端を発した辛未洋擾(しんみようじょう。1871年)の交戦の様子を表す模型。


合格江華支石墓(강화고인돌)
住所 仁川広域市江華郡河岾面富近里317(인천광역시 강화군 하점면 부근리 317)

合格江華歴史博物館(강화역사박물관)
観覧時間 9~18時
1月1日、旧正月および秋夕、毎週月曜休館
観覧料 大人1,500ウォン

バス江華ターミナルから、1番または23番バスに乗車

18停留所目の、トガンマウル(도강마을)下車(約30分。1,100ウォン)

有名な観光地にも拘らず、待機するタクシーの姿はなし(汗)

博物館のスタッフの方にタクシーを呼んでいただき、昼食のお店へ移動しました。

 

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