PART.151【伝説か復権か】NBA WESTAN | ブザービーターのブログ

PART.151【伝説か復権か】NBA WESTAN



1勝3敗

プレーオフでこの状態になったチームが逆転してシリーズを制する確率は10%前後。最悪の流れ。90%負ける展開。それがよもやGAME7に突入することになろうとは…

GAME6もOKCはスパーズとのシリーズから見せてきたオープンショットとリバウンドで着実に点を重ね、デュラントとウェストブルックの両雄も快調に得点を続けました。王者のような安定感で常に10点前後のリードを保つ展開。

一方GSWは八方塞がり。インサイドは誰を出してもアダムスにリバウンドを取られ、カリーはオープンの3Pも入らず、グリーンは常に文句を撒き散らす。カリーとトンプソンにシュートを打たせるスクリーンプレーは全て先読みされ、ドリブルをついた状態からのオフェンスが大半を占めていました。

感覚的な試合展開は上記でしたが、スタッツを見ると意外な点が多く見つかりました。



OKCが取りまくっているように見えたリバウンドはトータルで45対49と5本差しかありませんでした。サンダーが勝利したゲームは8~16本差。16本のオフェンスリバウンドを取りその多くが得点に繋がっていたので、実際の本数以上の印象が残ったのかもしれません。



インサイドで点を取れていたので気づきませんでしたが、OKCの3P成功率はたったの13%!GSWが3Pを決めるとデュラントが入れ返していたので成功した印象しかありませんでしたが、23本中たった3本と殆ど入っていませんでした。3勝したゲームでは全て30%以上の成功率であり、いまいち点差が伸びなかったのはここが大きな要因だったのかもしれません。



逆にGSWの十八番である3Pの成功率は46.7%と非常に高い確率でしたが、トンプソン筆頭に信じられないショットを見せた4Qの成功率は61.5%!このクオーターだけで8本の3Pを成功させました。



またトータル11スティール中4Qは5スティール。重要な局面で半分近いスティールが発生したことになります。ちなみに5スティール中3スティールがイグダラさん。マッチアップはデュラントかウェストブルック。驚異的な数字です。



これまでのスタッツから考察すると、OKCの肝はやはりリバウンド!そしてオープンショットを決めること(勝ったゲームはアシスト20以上。GAME6は16)。GSWも同じくリバウンド!重要な局面でグリーンがアダムスをしっかり抑えて取ったリバウンドはかなり追い風を生んでいました。

そして両チーム諸刃の剣であるスモール・ラインナップ。OKCが大勝したゲームではスモールラインナップが成功し、またGAME6の4Qはグリーンをセンターに置いたスモールラインナップでGSWは勝利を掴みました。両チームどんなラインナップで勝負するのか注目です!!!!





カリー熊 も デュラント熊 も好評販売中(゚∀゚)!!