PART.87 THE LEGEMD コービー・ブライアント | ブザービーターのブログ

PART.87 THE LEGEMD コービー・ブライアント



マイケル・ジョーダン通算3万2292得点 歴代3位

ジョーダンの後継者と呼ばれ、その名に一歩も退くことなくチャレンジを続けた生ける伝説、コービー・ブライアントが遂にその記録を塗り替えた。

ジョーダンと対戦するために高校卒業後そのままNBA入りし、爆発的なエネルギーでジョーダンに挑みコテンパンにされた若かりしとき。ゲーム中でもかまわずジョーダンに助言を求め、ジョーダンも即座にそれに答えた。出し惜しみすることなく、それでいて全てを教えることはずコービーの成長を促した。コービーはジョーダンから貰った言葉たちを「最高の宝物」と呼んだ。

コービーのルーキー時代にジョーダンが「彼は私に似ている」と言ったのは、熱量と貪欲さについてだろう。闘争心と練習量に関しても圧倒的にベストプレーヤーだったジョーダンは、おいそれと「自分と同じレベルにある」とは口にしない。ジョーダンとコービーそのどちらともタッグを組んだ名将フィル・ジャクソンは「ジョーダンはコービーより格上だ。だが練習量ならコービーの方が上かもしれない」と言った。コービーはその努力を19年続けている。

自分にとって最も印象に残っているジョーダンとコービーの対戦は、1997-98シーズンと2002-03シーズンのオールスターだ。


98年のオールスターはジョーダンの圧勝だった。後にコービーは「あれほどボールが遠いと感じたことはない」と語る。ジョーダン最後のシーズン、史上最も熟成され磨きのかかったフェイダウェイ・ジャンパーを止める術は当時のコービーにはなかった。それでもコービーは果敢にチャレンジし、迸る身体能力で一歩も引かない姿勢を貫いた。


2003年はジョーダン2回目のカムバック。OT残り僅かでショーン・マリオンのブロックを超えた渾身のフェイダウェイは今でもまったく色褪せない。そして試合が決まったかと思われたこのショットの後、コービーがフリースローを2本決め同点で2OTへ。ジョーダンの美しい物語を願ったファンはコービーを「空気が読めないやつ」非難したが、僕は時代が受け継がれた瞬間だと思っている。ベンチに戻りながらフリースローを決めたコービーをニヤリと振り返るジョーダンの表情を一生忘れません。


コービーの歴史とジョーダンは切り離すことは出来ない。しかしあくまでコービーはコービーだけの道を、ジョーダンに並ぶほどの距離を進んできました。彼がバスケットボールの歴史で永遠に語り継がれる選手であることは間違いないでしょう。


1997-98 NBA ALLSTAR GAME


2002-03 NBA ALLSTAR GAME


1試合81得点のゲーム。毎晩ベストな準備をしているとこんなことが起こるんですね。


シグネチャーも現在9代目。ローカットの先駆けと言えばコービーですね。