宮城・閖上へ | バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

自家用バスを使ってのボランティア活動を中心に紹介しています。
所有バス:リエッセ(路線系)平成12年式
ボランティア活動は地元での福祉団体の送迎のほか、被災地復興支援で主に東北方面へ出向いています。

今回、被災地支援で宮城県名取市にある閖上というところへ行ってきました。

金曜夜東京発、日曜夜東京着の車中1泊、現地1泊のツアーです。

マイクロバスで東京駅丸の内口を出発、首都高から東北道で北を目指します。

 
渋滞もなく順調に進み、佐野SAで初回の休憩。

ツアー代金の集金など行い、ここから安達太良までは私が運転。

 
室内は消灯。エンジン音と時折いびきが聞こえるなか、なるべく動揺が生じないよう、一定速度&車線変更を極力控えた走行に徹します。
安達太良SAまで運転し、ここで運転交代、自分は運転席後ろの補助席へ。
 

正座席でもいいのですが、補助席のほうが足が伸ばせます。ただ、背もたれが低いため、身体が安定しないのがちょっと辛いですが。
予定より早く着きそう、ということでバスは二本松ICで降りて国道4号線を北上。それでも早朝名取・閖上に到着しました。

 

ここでの活動は側溝の遺品捜索。
閖上地区は地盤の嵩上げが予定されており、嵩上げが行われると遺品捜索も難しくなります。
そこで、嵩上げ前にボランティアで側溝捜索を行っています。


『STEP閖上側溝捜索』
http://54renzock53.wix.com/step
 

こちらのグループに我々も参加させていただきました。

 
午前中は集合した中学校周りの捜索。

週末ということで参加者も多く、かなりの進捗をみたようです。

 

ちなみに我々ドライバー部隊は捜索には原則参加しませんでした。
捜索活動中は仮眠したり、活動の様子の写真を撮影したり、昼食の買い出し(弁当の引き取り)など
雑用を担当します。場所によっては送迎も行います。

 

昼食はこちらの牛タン弁当。

冷めても牛タンは柔らかく、大変おいしく頂きました。

 

午後も捜索活動が続きますが、捜索場所が変わりました。そのためバスで送迎。
バスはそのまま活動場所で待機。

 
この側溝捜索活動ですが、内容はかなりハードです。

側溝には『蓋』があります。まずこれを外さなければ捜索はできません。
蓋を外すツールがこちら。てこの原理を上手く使った道具です、しかし場所によって重い箇所もあり、一筋縄ではいきません。

それでも、時には女性が蓋開けにチャレンジ、皆さん一生懸命活動していました。

 

午後3時過ぎまで活動し、終了後閖上の市場が一部移転している「さいかい市場」へ。
ここで夕飯として海鮮丼を皆さんでいただきました。

皆さん体力使って汗をかいて・・・おいしく頂けたようです。

 

宿泊はちょっと離れていますが松島海岸へ。
エコホテルという名のホテルに1泊しました。
日没後到着したので、わからなかったのですが、翌日起きてみると目の前には松島が。

でも、手前の電車のほうに目にいってしまう私だったりします(笑)

 

日曜日も閖上での捜索に参加しました。
その前に、閖上の朝市を見学。

ここで朝食も摂ることに。

この朝市は、日曜朝のみの開催ですが、非常に活気があります。

空き地だったところは車でいっぱいになりました。

市場の魅力は、海産物をその場で網焼きで食べられること。

磯と醤油の香りが食欲をそそります。

 
私もほたてとカキをいただきました。
 

午後まで捜索活動に参加しましたが、帰路渋滞も考慮し、1時間ほど活動し、終了としました。
 

バスは一路飯坂温泉へ向かいます。
飯坂温泉で皆さん汗を流します。が、飯坂温泉の湯は熱い!
汗を流すつもりが、汗がこもってしまいました(笑)
でも皆さん、汚れを落とし、着替えも出来てスッキリした様子。

 

道中最後の食事はなみえやきそばを。
二本松ICで一旦出て二本松市内へ。
ここに、浪江町から避難して、浪江やきそばを提供している食堂があります。
こちらのやきそばをお持ち帰りしました。

帰りの時間を節約するため、車中食です。
せっかくの新車がやきそば臭で充満(笑)
 

こちらのバス、換気扇があるので大丈夫だとは思いますが。
麺が太く、豚肉も大きめサイズがごろごろ入っているのでかなりボリュームがあります。
満足の一品でした、ごちそうさまでした。
(すいません、食べるのに夢中で写真撮るのを忘れてました)

 

帰りの東北道、10km近い渋滞があるとのことで、磐越・常磐道へ迂回。
このあたりの判断も、ドライバーに任されています。
結果、渋滞なく都心まで戻ることができました。

 

今回も事故・トラブルなく無事帰着することができました。

 
安全運行で、次回に備えたいと思います。

今回のボランティアツアーは主催はこちらです。
『田代ジャパン』

http://tashiro-japan.jimdo.com/

 

 

ちなみにバスは、ニッポンレンタカーのマイクロバスを使いました。

http://www.nipponrentacar.co.jp/
これが何と今月登録の新車!傷一つありませんでした。
まだ慣らし運転の運転の域を出ていません。
ボランティアでバスをレンタルした場合、車体が凸凹、装備品が少なからず故障・欠品(マイクがない、ビデオが映らない、冷蔵庫が冷えない、など)が多いのですが、こういう新車が当たることも(確率は低いですが)あるんですね。

 
バスはこちら、コースター

エアサス・6速オートマチックですので、最高級グレードのEXかと思われます。

でもなぜかビデオ・モニタ装備は省略されていました。(利用率低いのでしょうか?)

 
さすがに新車!静粛性も高く(窓を開けておくのと閉めておくのでは全然違います)、エンジンの振動も低いレベルで抑えられています。
パワーも十分あり、東北道の登坂車線を走ることはほとんどありませんでした。
ただ、排気ブレーキの利きはイマイチで、必要に応じて変速を変えたほうが効果があるようでした。
 

宣伝するつもりはありませんが、借りるならまたこの新車のコースターがいいなぁ、そう思うのでした。

ニッポンレンタカー様、次回もよろしくお願いいたします。