本日(10/12)放送 TV朝日  「 偽ブランド実態追跡 」 | あなたのソレ本物? ネットオークションの偽物を見破れ!!

本日(10/12)放送 TV朝日  「 偽ブランド実態追跡 」

本日TV放送された偽ブランドの追跡番組 を紹介しよう。

TV朝日が放送

TV朝日とTBSはこの手の内容に関して非常に前向きに放送される。

また、こういった内容がテレビや雑誌で幾たびも掲載されても被害が減らないのが現状。


放送を見た方も大勢いると思うが、見ていない人のために簡単に紹介する。

今年は例年になく偽ブランドの流通が圧倒的に増えており65%も増えている。

番組では以下の3点について放送された。

    1.昨年より圧倒的に伸びているCOACH偽物製品の流通量

    2.質屋から流出している偽ブランドが増加中

    3.今ダントツに海外で増えている国内時計の偽物 「SEIKO」


1.

私のブログでも数日前に掲載したが、今年はCOACHの偽物が昨年より数倍流通している。

番組ではネット販売業者を選び任意に購入し鑑定をお願いしたが、ビンゴ!

偽物らしき物を選んで購入した訳ではないが、購入した商品は偽物と鑑定された。

ここから業社の追跡がはじまる。

ネット販売業者は、比較的好意的に取材に応じ偽物であることを真摯に受け止めていた。

業社は、大阪の業社(A)より購入していたが一切真偽に関しては調査せずネットで販売していた。

当然ながらネット上でのキャッチフレーズは、「直接買い付けているので本物です。」  どこがだ!

呆れてしまう。

納品した業社(A)は、さらに他の仲介業社(B)から商品を購入していた。

業社(B)は、さらに業者(C)から大量に購入していた。

最終的には、日本国内で4社に及ぶ業社が介入されていた。

販売業社と末端の業社の間には5社が絡んでいた。

それぞれが、中間マージンを取って販売しているために最初の仕入れ原価を創造しただけでも怖い。

ネット販売業社は、定価の半額で販売していた、このことから逆算していくと最初の仕入れ原価は定価の1割程度と判明する。

現在のCOACH商品は、こんな状況だ。

ICタグもついていない紛いものばかり、それなのにネットで一番売れているブランドがCOACH


2.

1番で紹介してような商品が、質屋に持ち込まれ質屋で販売されて偽物被害が増大している。

質屋と聞けば安心して購入してしまう消費者の心理を狙った究極の商品のさばき方だ。

質屋にも様々な店舗があるので信じてはいけない。

私の過去ブログでも「悪徳質屋」のことを記載しているので読んで欲しい。

本当にムカツク質屋も世の中には沢山いるので注意してほしい。

質屋はブランド品の鑑定を職業としているのではないということを覚えていて欲しい。

また、質屋連盟が主催している流通フェアーが都内のあちこちでよく開催されているが、こういったフェアーでの購入も注意が必要だ、質屋自身がすべてのデータを持っているわけではないし判定時に気が抜けて偽物が混ざっている場合が沢山ある。

現に私もこういったフェアーで偽物商品混入の目撃者でもある、このことも過去ブログに掲載している。

本放送ではメーカー側が最近製造中止され流通量が減った商品いわゆるプレミアがつきはじめた商品の偽物が、質屋に持ち込まれ質屋が自ら買い取ってしまっているということだ。

こうやって買い取られた偽物が質屋で堂々と本物として店頭で販売されているケースである。

質屋にAランクの偽物を本物の箱に入れて質屋に質草として持ち込まれる。

放送では、ヴィトンの生産中止のレアモノや限定品の偽物が、本物の箱に入れられて売られていることを紹介していた。


3.

ここ数年前から、海外で日本製時計(SEIKO)の偽物が出回っておりロレックスの偽物数に匹敵するくらいの量が出回っているそうだ。

外観はほぼ本物と変わらない為に、メーカー側は3年前よりスケルトンに切り替え中身のム-ブメントが見えるようにし、ムーブメントで判定ができるように改良された。

しかしながら、SEIKOの安い時計に使っているムーブメントと入れ替えてしまえば見分けは難しい。

また、ランクは低いもののSEIKOのムーブメントのために、純粋な偽物とは言えなくなってしまうのも考えもの滑稽だ。



上記3点は、偽物愛好家の方が偽物欲しさに購入しようとしても絶対(簡単)に手に入らない品物ばかりだ。



また、本日はマイクロソフトのWebページMSNでも偽ブランドのニュースが掲載された。


http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051012k0000e030043000c.html


EUへの偽造品密輸は過去6年で10倍に増加

EU諸国では、偽物を摘発するために各ブランドが中国に乗り込み摘発に協力するようだ。

この記事でも偽物洋服が2番目に取り上げられていた。

先日私のブログでも紹介したが偽洋服15万着摘発をみても洋服の偽物は圧倒的に多いし被害届けはまったくでない、消費者も偽物と知らずに着用している、海外でも特に暖かい国では平然と売られている。

また日本国内でもファミリーセールという21世紀の販売マーケットで後発の商社がこのファミリーセールのマーケットを利用して偽物を裁いている現状でもある。

またそんな悪状況を知らずしてこういった場で商品を買いつけネットで転売している一般主婦やニートの転売人が根こそぎ増えているのも現在の社会現象である。

こんな最悪な状況であることを知って欲しい。