鼻セレブに見る売れるネーミング:カッコよさより顧客価値
花粉症がひどい季節になってきて、ボク自身も通院して薬をもらっている。
この時期手放せないのが、「ポケットティッシュ」
何度も鼻をかむときがあるので、柔らかいものでないと、
鼻のところがすりむけるくらい何度もかむので擦り切れてしまう。
ボクも愛用している、この「鼻セレブ」
とても柔らかく、鼻のあたりの皮膚にも優しい、しっとりした感じのティッシュなのだ。
この鼻セレブのネーミングの由来について3月22日の日経MJに掲載されていた。
まず、鼻セレブはエリエールやクリネックスを押さえて、金額シェアではトップの5.1%。
発売当初は伸び悩んだそうだけど、その当時のネーミングは「ネピアモイスチャーティッシュ」。
なんともそのまんま、といった感じのネーミングだったらしい。
課題は横文字で、消費者に分かりにくいということだった。
そこでターゲット層の「花粉症の人は、何度も鼻をかむ」ことだと認識し、
- 分かりやすく
- 何度鼻をかんでも痛くないし赤くもなりにくい
という利点=ベネフィットに、
- 贅沢な
というイメージを当時(1990年代後半)の流行からとったとのこと。
今では「鼻セレブの購入経験がる2,30代女性は全体の約4割」に達しているらしい。
このネーミング、特に課題を解決し、顧客価値の一つである「何度かんでも大丈夫」を、
見事にネーミングにおいて表現している。
まさに、コトラーがマーケティング3.0で言うところの、
「顧客価値主導」の考え方を体現していると思う。
われわれ中小企業も見習うところは大きくって、
ボクなんかの場合も、「ブランド構築セミナー」とやるよりも、
「自然に売れるブランドを創り出す講座」とするほうが、
参加者(候補)の方々にもわかりやすく伝わる。
もう一点重要なことは、「わかりやすい」ネーミングだということ。
デザインやイメージもそうだけど、
大半の場合は、「カッコいい、よりもわかりやすい」ほうが、
ビジネスでの収益にはつながる。
この2点において、鼻セレブは激しい競争下でのポケットティッシュにおいて、
〝勝ち″をおさめているんだと思う。
マーケティング エヴァンジェリスト
理央 周(めぐる)
この時期手放せないのが、「ポケットティッシュ」
何度も鼻をかむときがあるので、柔らかいものでないと、
鼻のところがすりむけるくらい何度もかむので擦り切れてしまう。
ボクも愛用している、この「鼻セレブ」
とても柔らかく、鼻のあたりの皮膚にも優しい、しっとりした感じのティッシュなのだ。
この鼻セレブのネーミングの由来について3月22日の日経MJに掲載されていた。
まず、鼻セレブはエリエールやクリネックスを押さえて、金額シェアではトップの5.1%。
発売当初は伸び悩んだそうだけど、その当時のネーミングは「ネピアモイスチャーティッシュ」。
なんともそのまんま、といった感じのネーミングだったらしい。
課題は横文字で、消費者に分かりにくいということだった。
そこでターゲット層の「花粉症の人は、何度も鼻をかむ」ことだと認識し、
- 分かりやすく
- 何度鼻をかんでも痛くないし赤くもなりにくい
という利点=ベネフィットに、
- 贅沢な
というイメージを当時(1990年代後半)の流行からとったとのこと。
今では「鼻セレブの購入経験がる2,30代女性は全体の約4割」に達しているらしい。
このネーミング、特に課題を解決し、顧客価値の一つである「何度かんでも大丈夫」を、
見事にネーミングにおいて表現している。
まさに、コトラーがマーケティング3.0で言うところの、
「顧客価値主導」の考え方を体現していると思う。
われわれ中小企業も見習うところは大きくって、
ボクなんかの場合も、「ブランド構築セミナー」とやるよりも、
「自然に売れるブランドを創り出す講座」とするほうが、
参加者(候補)の方々にもわかりやすく伝わる。
もう一点重要なことは、「わかりやすい」ネーミングだということ。
デザインやイメージもそうだけど、
大半の場合は、「カッコいい、よりもわかりやすい」ほうが、
ビジネスでの収益にはつながる。
この2点において、鼻セレブは激しい競争下でのポケットティッシュにおいて、
〝勝ち″をおさめているんだと思う。
マーケティング エヴァンジェリスト
理央 周(めぐる)
「お客様視点」と「イノベーション」のビジネス・ストーリー!