ソクラテスはネットの無料に抗議する:ビジネスモデル | 売れる仕組み=マーケティング研究所所長 関西学院 准教授 理央 周(めぐる)

ソクラテスはネットの無料に抗議する:ビジネスモデル

ソクラテスはネットの無料に抗議する を読んでみた。
尊敬する日本のダイレクト・マーケティングの第1人者 ルディー和子さんの著作になる。

名古屋・東京売れる仕組み研究所所長 「ひつスマ」 著者 理央 周ブログ-ルディー和子 ソクラテスはネットの



この本では、ソクラテスの考え方や生きざまに現代のネット全盛の社会での、
リテラシーや倫理にまで言及している、
少なくともボクにはそう解釈できた。

その意味でとても興味深い。

面白いのは、「ソクラテスはメディアが嫌いだった」
「マルチタスクを信用しなかったアインシュタイン」などということから、
フリーミアムのビジネス・モデルや、ネットでの文字文化に対する考えを展開している点。

フリーミアムのビジネスや、Google・フェイスブックなどで、
消費者は少なくとも最初は無料でサービスを利用できる。

だが、モバゲーなどでは有料アイテムで課金されるし、
Googleなどでは、間接的にCM料金を払っているとしている。
民法のテレビ局と同じなのだ。

それをとらえて、ビジネスモデルは昔から変わっていない、と説き、
さらに昔よりもどうなのか?と問題提起している。

ダイレクト・マーケティングの第一人者の、
この洞察力と発想力はとても素晴らしく、
ボク自身、見習いたいなと感じる。


ソクラテスはネットの「無料」に抗議する (日経プレミアシリーズ)/ルディー 和子



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