ハイタッチなマーケティング論に出会った!
以前から本棚にあってずっと読まなかった本を読んでみた。
花を売らない花売り娘の物語
High-Touch Contact with Customers
- 花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers (ペーパーバックス)/権八 成樹
- ¥1,000
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副題にある、ハイタッチ・マーケティング論っていうのがみそ。
非常に奥が深いマーケティングの本。
この本の特徴は、基本が非常にベーシックなマーケティング理論。
それを踏まえて、今(古い本なので2005年当時)の風潮はどうなの?、
と問い掛けている。
One to One マーケティングをはじめとするCRMの必要性や、
リッツ・カールトンに代表されるホスピタリティ・マネージメントを、
独自のイラストを使ったチャートで明快に論じている感じ。
難を言えば、それでも文字が多いので、
マーケティング担当者や興味のある人はともかく、
読み物としてとか、ちょっと読んでみようって人には、
結構面倒な本かもしれない。
でも、問題提起していることは、
少なくともマーケターとしての視点で見ると、
非常に有意義なことだと思う。
今あるマーケティング・マネージメントの理論って、
(乱暴に言えば)
ドラッカーが、“重要だ"って言って、
コトラーがまとめたもの。
ブラウンの、ポストモダン・マーケティングとか、
いろんな反論はあるけど、
やっぱり、今あるものが全て正しいっていう考えは、
マーケターとして、
そこでストップしてしまうことと同じだと気付かされた。
こんなことが日本人の著者から提起されてたなんて、
ちょっと喜ばしい感じがする。
それにしても4年くらい本棚で眠っていたなんて、、、
マーケティング好きの方にお薦めです。
理央 周(めぐる)
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